国防目的の国家にしない為の憲法 | |
[政治] | |
2022年5月3日 19時27分の記事 | |
憲法は国家権力を縛るもの。平和は戦争放棄と同価値とし、国防目的として軍隊所有戦争を許さないのが日本国憲法9条の趣旨である。 国家の紛争を解決する手段としての戦争を放棄するのであるから、軍備増強も安全保障目的の敵基地攻撃能力は論外となろう。 憲法が国家権力を縛ることを嫌う、好戦的分子にとっては、憲法九条はもとより、憲法そのものの忌避と繋がり、憲法の停止である緊急事態条項は魅力あるものとなる。 一体、今ある自衛隊は何のものか、国防?,旧日本軍を基にした今ある自衛隊法に基ずく特別の組織と言うことになるのであろうか。もちろん、違憲とする司法判断があることは周知の通りである。構成員も徴兵・職業傭兵でもなく反日が紛れ込んでは忠誠心が危ういというべきもの。 カ-ルシュミットは例外的事態に発現する主権者を想定する。ロシアによるウクライナ侵攻というような例外的事態に主権者は何を発現するであろうか。 徹底抗戦などであろうか。そうならないための、戦争回避のための諸々の外交努力は必要であり、戦争放棄は明確な意思発現なのではなかろうか。戦端が開かれると、収拾は容易ではない。拙速でもよいから戦争終結と言うのが孫子の兵法。 戦争とならない前の戦争放棄の宣言は実は強力な外交なのである。
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