2015年6月6日 15時0分 |
米ドル124円台後半を境に一時126円目前に迫る動きか―6月8日〜同12日の為替市場予測 |
6月第1週の為替市場は、ドイツの10年債利回りの急上昇を背景に、ユーロ高で目立つ週となりました。また、ドル高基調は継続し、一時、125.05円を付けましたが、対ユーロのドル安傾向で上値が抑えられた格好で、124円台前半の横ばい基調で推移しました。 6月第2週(6月8日〜同12日)の市場はどう動くのか――126円台を視野に、125円台で安定推移するんではないかという上振れ期待の予想も出ています。ただ、小売売上高の出遅れが響いているようで、125円台で安定推移できるかどうかは、やや微妙でしょう。 一方、ユーロは材料に乏しく、ドイツの10年債利回り急上昇で、ユーロ高になった状況ですが、ECB定例理事会での利回り上昇を放置する姿勢が濃厚で、利回り上昇とユーロ高がの材料が多いでしょう。 豪ドルを巡る情勢は、11日に公表の失業率が焦点。失業率が上昇すれば、利下げ期待が市場に再び漂い、対米ドルで安値基調になる可能性は高いでしょう。 |
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2015年6月5日 9時0分 |
ジュニア版NISAを創設、15年度税制改定で、子どもに「マイナンバー登録必須」をどう考えますか? |
金融・証券関連の15年度税制改定で、未成年向けの投資商品のNISAを創設しました。非課税枠は、成人NISAに比べ少ない、年間80万円。親や祖父母の世代が子供や孫への金融資産の贈与対策に活用できます。 ジュニア版NISAには、様々な縛りはありますが、せっかくできた制度なのですから利用しない手はありません。親から子へ、祖父ちゃん・祖母ちゃんから孫へ、せっせと金融資産を移転し、贈与税対策につなげておくのがいいでしょう。 なかでも、成人NISAの非課税枠が年間100万円から同120万円に増額されたのですから、5年間で600万円まで非課税枠が広がりました。 ここにジュニア版NISAを上乗せすると、「父・子1」「母・子2」で別々にNISAを活用すれば、それぞれ5年間で1,000万円、父母・子2人で計2,000万円を限度に非課税枠を使えることになります。 ジュニア版NISAの内容はどうなっているのか――概要を見てみましょう。 |
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2015年6月1日 8時30分 |
「円安になると株高になる」のはなぜですか? |
新聞やTVの経済番組で、「円安が進むと日本株が上がる傾向にあります」という解説を聞きます。円安が進行しているいま頻繁に耳にしますが、なぜそうなるのか分かりません――。この手の質問が多くなりました。簡単に説明しましょう。 |
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2015年5月30日 16時30分 |
来週(6月1日〜同5日)の為替市場予測、123.5円/米ドルを境に小幅上振れ |
5月25日〜同29日の為替市場は、米耐久財の受注上振れ結果に基づき、米ドル/円が年初来の高値を更新、125円をうかがう展開となり、市場関係者を慌てさせました。 6月第1週(6月1日〜同5日)はどう動くのか――125円を超え、一気に126円に突入するとの見方が根強いようです。126円をうかがうほどの上振れが続くかどうかは、冬場の悪化から回復していないISM製造業景況指数や、港湾ストで大幅に悪化した貿易収支の改善状況に掛かっています。 一方、ユーロ/米ドルは強弱が交錯してもみ合いとなる可能性が高そうです。対ドルは大幅に下振れし、対円は予想の範囲内で推移しました。 ユーロ圏では、相変わらずギリシャの支援問題に足を引っ張られているものの、同政府の国際通貨基金(IMF)に対する返済が確実視されており、ユーロ下支え要因になるのではないかという見方も出ています。 豪ドルは、米ドル高と豪経済統計の下振れの影響を受け、5月最終週の5月28日には、豪CAPEXサーベイの内容が弱く、一時94.58円/豪ドルにまで急落する結果となり、年初来の安値を付けています。豪ドルを押し上げる材料にやや乏しく、下落基調が継続する可能性は高いでしょう。 |
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2015年5月23日 16時0分 |
来週(5月25日〜5月29日)の為替市場予測、121円/米ドルを境に小幅上振れか |
1週間に1回ですが、次週の為替市場を大胆不敵に予測する企画を始めます。駆け出し記者の時は、為替市場を予測するのに必要な経済指標を軽く扱っていました。記者クラブのホワイトボードに書き出された時間に資料配布があったからです。せいぜい書いても、ベタ記事から2段記事。それならスクープネタを追った方が面白いから、自然と右から左的なおざなりな内容の記事になるわけです。 そんななかでシンクタンク系主任研究員に「建設省発表のあの統計情報は、うちらにとっては一番大事なんです!」と指摘されたのが、新規住宅着工戸数や、建設会社の工事受注統計でした。「(記者からすれば)つまんねぇ統計資料を大事にしている読者もいるのか」と分かったのが20代後半でした。 その後は、暇ネタの発表統計記事も、書き方によっては大きく扱えるのではないかと考え、複数の統計情報を組み合わせて書くようにすると、妙に説得力のある記事になるわけです。しかも、スクープネタは月に1回あるかないか程度だし、「暇ネタも掘り下げて書けば化けるかも」なんて考えて書いたら、意外に金融機関系の読者が見ていたんです。ビビットな反応にかなり驚いたのを覚えています。 あれから20年以上、記者を辞めてからも10年以上、しばらく遠ざかっていたので、勘を取り戻すのに少しばかり時間がかかりました。あまり真剣に受け止めず、参考的な意見として扱っていただければと思います。 |
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2015年4月28日 10時0分 |
コンテナルームの「コンテナ」を金融資産としてとらえたら… |
空きの多い駐車場や貸地、荒れた土地を対象に、コンテナ用地として一括借り上げる宣伝FAXが不動産会社に入ることがある。コンテナ用地を不動産会社を使ってでも探すのはなぜか――。その理由は減価償却制度にある。 |
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