単にバカなだけ? | |
[日本の政治] | |
2017年6月30日 23時59分の記事 | |
昨日の本ブログ「単にバカなだけ?」(2017年6月29日)の続きです。
以下の記事には、豊田真由子氏の事務所においてほぼ5年で100人近く秘書が辞めたと書かれています。バイトも含めてということですが、バイトの場合、秘書になる前に辞めるケースが多かったと思います。 「議員バッジへの執着心 豊田真由子氏の裏の顔を“政界の親”語る」(2017年6月24日 日刊ゲンダイ) ただ、いずれにせよ、100人という数は尋常ではありません。議員によって秘書の数は違います。大物になれば、地元も含めて20人、30人という秘書を抱えているところもあります。ただ、豊田氏のような当選回数が少ない場合、そのような大人数と言うことはまずありません。そういう中で5年間で100人というのは、さすがに今まで聞いたことがありません。単純に平均して1年間で20人と言うことですが、普通、永田町なら5年間で20人の秘書が変わったら、それだけで悪評が立ちます。そして、秘書や議員などは、心の隅でその議員を要注意人物としてリストに載せることでしょう。 それが、豊田氏の場合は5倍ですから、正気の沙汰ではない、モンスター級です。モンスターペアレントというのが一時期言われましたが、それ以上のモンスターとして考えられていたことでしょう。正直、私が秘書の頃だったら、この一件は格好の笑いの種にしていたと思います。例え豊田氏が永田町で風を切って歩いていても、実際には嘲笑の的だったと思います。 月に1人以上、コンスタントに秘書が辞めていて、野に敵を放っているわけですから、自分で自分の周りに地雷原をつくっているに等しい状況です。身動きとれない危険な状況を自らつくっているわけで、上記記事に出ている豊田氏の“政界の親”は一体、何を教えていたのかと心から思います。結局は豊田氏と同じレベルの人物と考えます。 豊田氏は、国会議員のバッジを付けるために、有権者の前で笑顔を振りまいたり、報道されているように金になる支援者とならない支援者を選別してみたり、いかにも政治家らしいことをしてはいます。それに燦然たる学歴があるわけです。しかし、実際には、自分で自分の周りに地雷原をつくっていることに気がつかないで、威張り続けていたわけですから、本質は間が抜けた人物、単に頭が悪い、バカなだけということ意外には思えません。豊田氏にとって一番足を引っ張る存在が、実は自分自身であると言うことに気がつかなかったということです。そういう意味で、そこには底知れないナルシシズムが見え隠れします。上記記事には豊田氏の権力欲が書かれていますが、病的なナルシシズムと権力欲が豊田としての本性と考えますし、同時にそれらが、自らを危地に至らしめたと考えます。 だから、今回も、その自らつくった地雷を踏んでしまい、ほぼ息の根を止められたわけです。どんなに学歴があっても、有権者の前で笑顔で振る舞っても、人を選別してみても、その根本が権力欲に基づき、人として、政治家として最も根本的なことで欠けているから、死地に陥ると言うことが生じるものと考えます。これは当然、人を人と思わない人間性を表し、見識の欠陥、そして政治家としての資質と適性がそもそもないと言うことと考えます。このような人間を公認した自民党の欠陥もまた同じなのでしょう。 ○○政治塾とか、選挙前になると政治家志望と言って政党に駆け込む人をこれまで沢山見てきましたが、程度の差はあれ、この豊田氏と同様、権力欲とナルシシズムの塊の人が大半のように思います。政治とは世のため、人のために働くことですから、本当に政治を志していれば、そのようなところに行かず、人々に寄り添い、心を一つにすることを選択するのが、本当と考えます。だから、○○政治塾というところにいた人間を私は信じませんし、実際、そういう所にいた人間は例え議員になっても大成しないでほとんどが消えていると思います。今の日本の政治に必要なことは、人々に寄り添い、心を一つにする野にいる人間を探し出し、育てる人間の登場だろうと考えます。その評価能力に日本の政治、社会の未来は間違いなくかかっているでしょう。 | |
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