額面通りではない | |
[日本の政治] | |
2020年1月12日 23時46分の記事 | |
以下の記事では、ソレイマニ氏は山本五十六と同じという米国国務省高官のコメントが載っています。そのココロは両者ともに国民の英雄で戦死したということです。 「殺害されたイランの“国民的英雄”ソレイマニが、トランプに遺した不気味なメッセージ」(2020年1月12日 文春オンライン) (※ 本記事は掲載から1週間が経つと有料記事になります)
その山本の死について、実はソロモン諸島ブーゲンビル島上空で戦死していないという説があります。以下の大野 芳(かおる)氏の著書ですが、単なる陰謀論とかトンデモ論で片付けられるようなものではありません。大野氏は伊藤博文暗殺事件についても書いていますが、内容は大変に緻密なものです。 戦争において、何が本当にあったかは実際のところはわかりません。通常は誰も検証することはできませんし、発表されることを信じるしかないわけです。ただ、それを額面通り受け取っていては、何もわからず、そして大抵の場合、良いように利用されるだけなのです。本当のことはそうそう出てこないと覚悟を決めた方が良いのです。今の日本政府の桜を見る会の名簿にしたって、本当のものが出てこないではありませんか。 そして額面通り受け取らず、内外政治について本当のことを知るためには、緻密に検証することと同時に、やはり時間と空間のマクロで観るということが必要になってきます。そのように観るといろいろなことがわかってきますし、歴史の流れも実はかなり単純・シンプルであることがわかってきます。 伊藤博文暗殺事件も歴史と空間のマクロで観ていくと、その本質も見えてきて、歴史の流れが見えてきます。そして、そのマクロの時の流れは現状を観る上でもまた有効なのです。歴史を忘れる、歴史を歪曲することは、国・社会・自らを滅ぼしますが、それは自分たちの過ちなどが理解できず、同じ失敗を繰り返すからなのです。今の日本はそう言う意味でまた亡びる民族です。 「山本五十六自決セリ」(1996年 新潮社) 「伊藤博文暗殺事件―闇に葬られた真犯人」(2003年 新潮社) この額面通り物事を受け取っていけないのは、時事問題でも同じで、国際ビジネスマン・カルロス・ゴーン氏という額面だけではない側面があると、以下の記事を観て思います。まさに記事を読んでビックリしましたが、当然と言えば当然とも思えます。 「仰天報道 カルロス・ゴーンの父親は神父を銃殺し、死刑判決を受けていた」(2020年1月12日 フォーブス) そのゴーン氏についてBS朝日『日曜スクープ』で解説していました。少しだけみていたのですが、そこではゴーン氏についての事件をおさらいしていました。そして、そこに中東の2ルートとしてオマーン・ルートとサウジアラビア・ルートというものが出てきました。まったくこのことは忘れていたのですが、改めて言われると、この二つの国は安倍首相が今、訪問しているところではないかと思いました。 「【図解・経済】中東2ルートの特別背任事件の構図(2019年4月)」(2019年4月10日 時事通信) そうなるともう一つの訪問国のUAE(アラブ首長国連邦)はどうだろうと、『ゴーン ドバイ』で検索をかけてみると以下の記事が出てきました。明らかにゴーン氏とドバイとの関係はあります。そして、この朝日新聞の記事は「英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)は6日、英国の元軍人と、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある企業が逃亡に関与している疑いがあると報じた」と書いています。 なぜ、ゴーン氏と関係が深いオマーン、サウジアラビア、UAEへ安倍首相は訪問をするのか? 単なる偶然なのか? 安倍首相の述べていることを額面通りに受け止めては物事の本質はわからないように考えます。 アメリカの人気ドラマ『NCISネイビー犯罪捜査官』にギブス・ルールというものが出てきます。そのルール39に「偶然なんてものは存在しない」というものがあります。国際政治において同時進行で動いていることで偶然というものはないと考えます。安倍首相の中東訪問は額面通りでなく、かなり怪しいものがあると考えてしっかりと観ていく必要が明らかにあります。 「ゴーン被告逃亡、英国元軍人も関与か ドバイ企業CEO」(2020年1月8日 朝日新聞) 「ゴーン被告の楽器ケース、パイロット『ドバイから運んだ』」(2020年1月10日 TBS) | |
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