自公政権の防疫政策の破綻 | |
[日本の政治] | |
2021年8月13日 23時48分の記事 | |
本日の夜10時頃、近くのスーパーに行ったら20代中盤くらいの若い男性が、マスク無しで大量の買い物をして平然で店内を歩いていました。これが感染爆発・オーバーシュートしている東京の真の姿です。以下の記事では、東京都のモニタリング会議で東京での感染拡大が制御不能の状態と危機感が示されたとあります。しかし、そもそも制御のために有効な施策がこれまで何か行われてきたのでしょうか? ただ、『宣言』を出しただけ。お願いしただけ。まったく何もしていません。それなら私でもできます。だから、感染爆発・オーバーシュートとなっているのに、マスク無しの若者がスーパー店内を複数人で大声で話しながら平気な顔で歩くのです。 「『東京の感染拡大 制御不能な状況』東京都のモニタリング会議」(2021年8月12日 NHK)
なぜ、ロックダウンをこれまでしなかったのでしょうか? GOTOトラベル・イートはやったのに。そして、何よりもオリンピックを強行開催したのに。 また、なぜ、これまで罰金を科さなかったのでしょうか? GOTOトラベル・イートで補助金をばら撒いてきたのに。これまで感染収束のための具体的な施策をまったく行わずに、逆に感染拡大を招く全く反対のことをやり続けてきただけではないですか。 であるのに、外国では効果がでていないから、やっても無題と決めつけるのは、明らかにおかしいでしょう。感染収束における最大の障害は、アベ・スガ自公政権・日本政府と小池都政ということに過ぎないのです。 このスガ氏のコメントの正当性は何もないのです。このスガ氏の論理で言うのなら、中国・台湾で成功しているPCR検査の社会的検査及び厳格な水際対策と隔離政策を日本で行わなくてはならないのです。もちろん、日本政府がそんな有効な施策をやってきているはずはないのです。感染収束の反対ばかりをしてきたのですから。ただ、やってきたことは、『宣言』を出すことと、そしてワクチンのみなのです。 ちょっと考えてみてください。仮にロックダウンや罰金が効かなかった外国で、日本の様に『宣言』しか出さなかったら、被害はもっと深刻であったのではないでしょうか? 日本は『宣言』だけという杜撰さでも、他国と比較すれば被害はここまでは小さかったのですから、ロックダウンや、罰金を科していたら、感染収束に十分な効果を上げていたことでしょう。中国・台湾並に終息傾向をつくり出すこともできたはずです。 そうなれば、立派なオリンピックも開けたでしょうし、経済も中国・台湾と同じように経済成長をしていたことでしょう。 しかし、アベ・スガ自公政権が『宣言』しか出さず、ワクチンに頼り、その頼みの綱のワクチンの供給が遅れているので、現状の感染爆発・オーバーシュートになっているわけです。明らかに自公政権の防疫政策は失敗しているのです。 ◎ 防疫政策の破綻を示す二つのポイント このスガ氏の会見のコメントには、二つの重要ポイントがあります。一つは、このスガ氏のコメントで、アベ・スガ自公政権におけるこれまでの実質的な防疫政策は『ワクチン』一択であったことです。『宣言』は『宣言』でしかないですから、実質的には『ワクチン』だけということになるのです。 そのワクチンは、日本は開発・製造の自立性がありませんから、海外メーカーのワクチンができるまで待つということになったわけです。その待っている間にGOTOトラベル・イートなどを行っていたわけです。 そして、海外メーカーのワクチン一択の防疫政策なので、ワクチン供給が遅れて、現状は感染爆発・オーバーシュートになっているわけです。アホらしいというより、日本は極めて脆弱で危険な国になっていますが、そのような国に右翼のアベ・スガ自公政権でなったとうことなのです。ワクチンの開発・製造の自立性の失わせたのは、アベ・スガ自公政権なのです。右翼というのはいつの時代も売国ですからね。忘れないでください。愛国はそれを糊塗するためでしかないのです。彼らが国民のために体を張っていることをみたことがありますか? ただ、偉そうにして愛国を叫んでいるだけではないですか? 話しを戻して、もう一つの重要ポイントは、スガ氏の言葉には、今後、ワクチン以外は基本的に感染拡大防止と感染終息への方策がないことです。酸素ステーションにしても、中和抗体薬にしても、抗体カクテル療法にしても、感染してからの措置であって、実はそこに感染収束という強い意志と施策がまったくないのです。このことは一貫して昨年からアベ・スガ自公政権の中心にあったもので、そういうなかでのGOTOトラベル・イートなのです。またそれが『コロナと共存』という言葉に表れて、結局、現状の感染爆発・オーバーシュートになっているわけです。 新型コロナウイルスは感染症・伝染病ですから、感染・伝染を抑えることがイロハの『イ』なのです。イロハの『イ』ですよ。そんなことは当たり前でしょう。中国・台湾で成功しているPCR検査の社会的検査及び厳格な水際対策と隔離政策も、感染・伝染を抑えることに主眼があって、それで成功し、経済・社会活動が正常化し、経済が伸びているのです。 このように中国・台湾と同様な施策をした上で、有効で安全なワクチンを自立的に開発・製造、接種するのが最良なのです。そしてそこに行動制限をしっかりと織り交ぜていくべきなのです。 しかし、自公政権の日本は、ワクチンは作れず、海外のワクチンメーカーからは中々供給してもらえないで、『宣言』だけだして政府はやっているつもりになっている。その当然の結果として、感染爆発・オーバーシュート。見事に無能な国になっているわけです。本当に見事に無能。 ◎ 自公政権は海外のワクチンメーカーのためにずっと行動してるとしか見えない アベ・スガ自公政権のやっていることは、結局は海外(米英)のワクチンメーカーを潤しているだけなのです。中国・台湾のようにしていれば、海外のワクチンメーカーにいいようにはされません。 このことは本ブログ「ワクチンのお話し その2」(2021年2月23日)でお話しをした子宮頸がんワクチンのお話しとまったく同じなのです。日本のワクチンの開発・製造の自立性を消滅させて、海外のワクチンメーカーを潤す。そのために日本政府が動く。私にはそうとしか見えませんが、これがTPP時代、新自由主義に犯された国の本当の姿なのです。だから、いざとなったときにどうにもならないとなるわけです。 とにかく、感染収束・終息を最大の目的にして、施策を行い、その上でワクチンの接種をしていく。それがすべてですが、感染収束という目的がアベ・スガ自公政権はまったくなく、だからこそ、まったくの無策なのです。むしろ、これまでまったく逆のことをし続けて、感染爆発・オーバーシュートになった。そのことが、上記のスガ氏の記者会見の言葉にはっきりと表れているのです。 これでは、日本の経済も社会も正常化はしません。これまでの中国・台湾と違って、これではまったく経済は沈滞したままになるのです。 (次号に続く) | |
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