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戦争屋バイデン(ハリス)の時代 アフガニスタンでの爆発は予想通り
[日本の政治]
2021年8月27日 5時39分の記事

アフガニスタンのカブール空港でテロが起きたと以下のように報じられていますが、本ブログ「アフガニスタン情勢、テレビに流されている映像は一体何か」(2021年8月24日)で書いたように予想通りの展開です。そして、予想通りだからこそ、それが生じた背景も書いたとおりと考えます。

「カブール空港周辺で爆発、60人死亡か 自爆攻撃の可能性」(2021年8月26日 日本経済新聞)

「カブールの空港近くで爆発、多数の死傷者…イスラム過激派の自爆テロか」(2021年8月27日 読売新聞)

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上記ブログでは以下のように書きました。


今回の自衛隊機の派遣でも、謎の銃撃が行われて、そのことによって米・NATOや日本がアフガニスタンに介入をするという方向がつくられる可能性は当然あるわけです。それが常識的な見方でしょう。


銃撃ではなく、今回は爆弾テロでしたが、それは大した違いではありません。その行為によって何がもたらされるか、もしくは何をもたらそうとしているかが問題なのです。それが満洲事変の発端となった日本軍(関東軍)の自作自演の柳条湖事件や、米国がベトナム戦争に介入する契機をつくった米軍の自作自演であるトンキン湾事件との共通項なのです。
アフガニスタンからは、米軍は撤退するのです。であるのにテロを仕掛ける理由はそもそもありません。タリバンとしては、米軍にさっさと出ていってもらった方がよいわけです。実は、今回のアフガンでのテロと同じことが、シリアで2019年1月16日に起きています。トランプがシリア撤退を進めているときに、同じようにテロが生じました。このことについて報じた以下のBBCの記事の見出し「米副大統領、『ISを壊滅させた』 演説前にシリアで自爆テロ発生も、米軍撤退の方針強調」をみても、シリアからの米軍撤退時のテロであることがよくわかります。

「◆シリアで自爆テロ16人死亡」(2019年1月17日 沖縄タイムス)

「米副大統領、『ISを壊滅させた』 演説前にシリアで自爆テロ発生も、米軍撤退の方針強調」(2019年1月18日 BBC)

このシリアでのテロについては、ザ・フナイ2019年4月号などで書きましたが、その時、分析したことと今回のアフガニスタンでのテロは、その意味も背景もまったく同じ、寸分たがわぬことと考えます。まあ、まったく同じです。
これは米軍などの引き留め工作であり、介入のための口実に過ぎません。だから8月24日のブログで、確定的にテロが起きることを書けるわけです。誰がそうしたのか? 今後、テロ首謀者がどのように報じられ、いかにあろうとも、それは戦争を続けたい人々の策謀です。そういう人々を私は『戦争とお金の構造』と名付けました。もちろん、その人たちは日本にもちゃんといます。もちろん、その人たちはテロをする人々ではなく、テロリストを操る人々です。余談ですが、このような米軍撤退が、朝鮮半島や日本での問題(朝鮮戦争)にも関わるのです。これが私が5年以上前からザ・フナイなどで書いてきたことの真相です。
今回のテロも、2019年のシリアでのテロも、首謀者が誰であるかよりも、そのテロという事実だけがクローズアップされ、戦争を肯定し行くことがポイントなのです。
2019年のシリアでのテロは、トランプが断固として米軍の世界展開の終焉を進めていたので、そのまま米軍撤退は進みました。しかし、そのトランプのアンチテーゼである戦争屋バイデン(ハリス)では、どうなるかはわかりません。そういうところにハリスのハバナ症候群の話しがある可能性は十分にあります。
トランプは冷戦を終わらせ、米軍の世界展開を終わらせようとした。だからシリアからの米軍撤退も、アフガニスタンからの米軍撤退も進めたわけです。そして、何よりも、トランプが米軍の世界展開を終わらせようとしたことが、トランプが嫌われ、攻撃された最大の理由です。
現状も、トランプが先鞭をつけたアフガニスタンからの米軍撤退時に、またもや2019年のシリアと同じテロが起きた、それも予想通りに起きたということなのです。
自衛隊がアフガニスタン・カブール空港に行ったのは非常に問題と考えます。実際、このようなテロは予想できたのですから。ちょっと情報分析に問題があります。でも、そうではなく、『戦争とお金の構造』の動きに連動していたかもしれません。そう考えるのは重要なポイントになります。なぜなら、それが現在の時代状況だからです。その一端は本ブログ「アフガニスタン情勢の本質」(2021年8月24日)にちゃんと書いてあります。このような米軍撤退が、朝鮮半島や日本での問題(朝鮮戦争)にも関わるのです。そして、もう一つの時代状況もあるのです。そういうことがわからないと、日本の政治の実相も見えてきません。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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