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昨年9月から歴史の状況は変わっている
[日本の政治]
2022年12月27日 23時41分の記事

北朝鮮のドローンが韓国領空を侵犯とあります。本ブログ『示し合わせたように軍拡に走る』(2022年12月20日)などでは第二次朝鮮戦争(第二次日清戦争)の可能性について書きました。第2次世界大戦後、朝鮮戦争が勃発、1953年の休戦以降、朝鮮半島では冷戦状態が続いています。この朝鮮戦争は東西冷戦の代表的なものですが、休戦成立以降は冷静構造が続いていきました。私はこの南北冷戦構造において、北朝鮮の軍事挑発構造は、休戦でも朝鮮戦争の構造を維持するためのものと申し上げてきました。要するに南北は朝鮮戦争で成立っているのですが、それは日本の55年体制も同じで、また米国の軍産複合体も同じです。ただし、昨年の9月から歴史的な状況は変わり、いつでも冷戦から熱い戦争、すなわち本当の戦争になることを申し上げてきました。以下の記事はその徴候があるものと考えます。これからは、陰謀論、トンデモ論と言われようが、事実と思うことは書いていこうと考えています。これからの時代は事実だけが力を持ち、命を救います。

・ 『北朝鮮の無人機、韓国領空を侵犯 韓国軍が警告射撃』(2022年12月26日 AFP)

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2022年12月20日のブログには以下のように書きました。


これまで日本の今後には、第二次日清戦争、第二次日露戦争、また中台問題などがあると申し上げてきましたが、このように観ていくと、最も初めは朝鮮半島での日朝間の戦争ということの可能性が大きいと考えます。それは第二次日清戦争とも言えますし、第二次朝鮮戦争とも言えます。
そのようになるのは、日米同盟時代が終わった現在、日朝間の関係がもっとも近い関係だからです。日朝間がもっとも敵対的で疎遠な関係だからはなく、最も近い関係だからです。だからこそ、まず、思い通りの戦争ができて、その後の対中露についての戦略的な動きができると考えるべきでしょう。そういう関係を日朝間の関係を上記のNHKの記事ははっきりと表していると考えます。戦争の可能性は高まっています。




日朝間と書きましたが、第2次朝鮮戦争と述べたごとく、北朝鮮と日韓米との戦争と言うことです。その主軸が日朝ということです。このように書くとわからない人が大半だと思います。
韓国が今年の大統領選挙で文在寅の後継の共に民主党の候補者を選ばなかったこと、そしてトランプが再選されなかったことが、韓国国民にとっては残念ながら戦争の可能性をものすごくあげてしまいました。本ブログ『韓国のリベラルはとてもレベルが高い』(2021年2月3日)で書いたように、韓国の人々は『戦争の構造』をよく理解していると考えてきましたが、とても残念です。ただただ、彼らが平和で安寧な日々を継続する奇跡を心から願わずにはいられません。
ただ、日本は同じように大変です。上記2022年12月20日のブログには以下のように書きました。


こうやってジャーナリズムが死滅して、軍拡が行なわれていくのです。このような状態が、まさに北朝鮮と示し合わせたようにそれがなされていく。これが戦争の構造です。
その戦争のスパイラルはまだ始まったばかりで、日本国民が地獄を見るのは、これからです。その地獄は今のほとんどの日本人では想像できないでしょう。戦争を知っている世代はそれがわかっている。そして、その地獄は社会の下層ほどひどくなります。そして若い人は容赦なく戦争に動員されていく。




地獄の時代が始まります。すでに始まっている。
以下の12月26日の日刊ゲンダイの記事ではすでに徴兵制のことが言われています。今後国政選挙がないから、この徴兵制を今のうちに打ち出すことは当然ありうるでしょう。何せ、専守防衛から敵地攻撃と大転換をしたのですから、徴兵制くらいは当たり前のようにやるでしょう。そういう変化が起きていることを日本のほとんど人が気がついていないという危険性です。このキシダ政権がどれほど危険かをまったく気がついていません。もう終わっています。

・ 『今の日本に「徴兵制」が絶対にないと言い切れないこれだけの理由…世界60カ国以上が採用』(2022年12月26日 日刊ゲンダイ)


これからの日本政府は日本国民を守りません。これから増大させる日本の軍事力は国民を守るためではなく、隣国を攻撃するためのものであり、それは日本国民を守るためではないのです。それと同じことを本ブログでは何度もロシア・ウクライナ情勢についての構図で説明して参りました。同じことが起きるにすぎないのです。『国防』と言いながら、国防ではないのです。それは軍事力行使のための口実にすぎません。
戦争、徴兵制となったとき、主に若い人たちがかり出されていきます。何もわかっていないのに自民党や右翼を支持したツケがこれから確実に回ってくるでしょう。そして、今のコロナ禍、高齢者の命を省みずにいる若い世代の姿勢が、めぐりめぐって自分たちの命を軽くしていることに若い世代が気がついていません。彼らの行動は、日本政府が日本国民を守らなくてい良いという口実を与えているのです。どうして、私が憲法25条を持ち出して新型コロナウィルスに対する日本政府の姿勢を批判してきたのか、いずれわかると思います。
残念ですが、現状のY世代やZ世代の前半の世代、40歳から25歳の世代が社会の中核になったときに、一度日本は滅びると考えています。彼らには思考力がありません。残念ですが大変なつらい思いをするでしょう。彼らには老後はないかもしれません。
思考力のなさでは、私のX世代も同じですが、この世代の上には幸いにも戦争を知る世代が健在なので、何とかバランスを保っているのです。X世代そのものは、戦争について歯止めになる思考を養っていないので、社会の力にはならないのです。しかし、このX世代の思考力のなさが今後、大きく社会に影響していくことでしょう。Y世代以下の世代は大変な苦境に置かれます。ただ、このY世代以下の世代はあきれるばかりにその苦境を認識していません。なぜなら、思考力がないから。そして時代を、戦争を甘く見ている。見過ぎている。これはX世代も同じ。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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