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天皇陛下のお誕生日に際して心からのお慶びを申し上げます。
[日本の政治]
2023年2月23日 23時57分の記事

天皇陛下のお誕生日に際して心からのお慶びを申し上げます。

・ 『天皇陛下 きょう63歳の誕生日』(2023年2がち23日 NHK)

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上記のNHKの記事には、天皇陛下がお誕生日に際して記者会見でお話しになられたことが掲載されています。どれも大変に素晴らしいお言葉でございますが、以下の点がとても私としてはとても印象に残りました。これらはもちろん、陛下のお言葉を拝見してのあくまでも私の印象・感想でございます。
陛下は以下のように沖縄についてお話しになり、さらに『平和』ということについてお話しになられています。


昨年は、沖縄の本土復帰から50周年という年に当たり、5月の沖縄復帰50周年記念式典にオンラインで出席するとともに、東京国立博物館や国立公文書館での特別展を訪れるなど、雅子と共に改めて沖縄の歴史や文化についての理解を深める機会を持つことができました。
そして、10月には、国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭に際して、雅子と一緒に沖縄県を実際に訪れることができたことを嬉しく思いました。
沖縄県では、沖縄戦における御遺族の方々のお話を直接伺い、お一人お一人の御苦労や悲しみに思いを致しました。
激しい地上戦となった沖縄戦の悲惨さや、沖縄の人々がたどった苦難の歴史に思いを巡らせ、犠牲となられた方々の御冥福をお祈りし、それとともに、現在、私たちが享受している平和の有り難さを思い、改めて平和の大切さを深く心に刻みました。
そして、今回の訪問では、沖縄の歴史や文化に直接触れることができました。
また、平成28年に東宮御所に来てくれた若い豆記者の皆さんとも再会することができ、皆さんが立派に成長されていることをとても嬉しく思いました。
これからも、沖縄がこれまでたどってきた道のりを見つめ直し、沖縄の地と沖縄の皆さんに心を寄せていきたいと思います。
日本、そして世界の平和を祈る気持ちを大切にしていきたいと思います。



この沖縄のことについては、日本と世界の平和についてお話になって、まとめていらっしゃいます。
実は、もう一箇所、この沖縄について言及され、世界の平和について、お話しになられていらっしゃいます。


先ほどお話ししたとおり、昨年、本土復帰から50年の年に訪れた沖縄県では、先の大戦での沖縄戦で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史に思いを致しました。
そして、再び戦争の惨禍が起こることのないよう、平和の大切さを改めて心に刻みました。
しかしながら、世界に目を向けると、現在も各地で戦争や紛争などが発生し、多くの人々が亡くなり、傷つき、あるいは住む家を失い、恐怖や悲しみの中にいます。
また、世界中で飢餓や貧困、抑圧や偏見などに苦しみ、人としての尊厳や生命が脅かされている人々もいます。
世界が直面するこうした困難な現実に、深い悲しみを覚えます。
全ての人々が悲しみや苦しみから解放され、平和に暮らすことができる世界を作っていくためには、国際社会において、いずれの国も自国のことのみを考えるのではなく、ほかの国々とも互いの違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力しながら問題を解決していくことの大切さを強く感じます。
また、私たち一人一人が平和な世界を実現するために何ができるのか、改めて問われているのではないかと感じます。
1990年代に国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子氏は、日本社会が前進するためにとして、「世界の多様な文化や価値観、政治や社会に目を開いて、そこから何かを学びとること、それとともに、国内でも多様性を涵養(かんよう)していくことが不可欠です。」と述べておられます。
このことは、今後の平和な世界を築いていく上でも大切な示唆ではないかと思います。



沖縄の平和と世界の平和に二度言及されている陛下のお言葉を拝見して、私のあくまでも印象ですが、陛下は沖縄の平和を非常にご心配され、その平和を願われ、さらに世界の平和を願われていると私は受け止めました。それが大御心であると私は受け止めました。陛下のお言葉『そして、再び戦争の惨禍が起こることのないよう、平和の大切さを改めて心に刻みました。』に非常に心をうたれた次第でございます。


話は変わりまして、陛下は愛子様についてお話しになられていらっしゃいますが、以下の箇所が非常に印象に残りました。


愛子が記者会見でも述べたように、自身のこれまでの経験は周りの多くの方の支えや協力があったからであり、これまで様々な形で支えていただいた皆さんに感謝する気持ちを持ってくれていることを、私たちとしても嬉しく思いました。



陛下のこのお言葉を拝見して、実にホッとした幸せな気分になりました。このようなお心をお持ちの陛下と皇后陛下は、本当に素晴らしいなと心から存じた次第でございます。わが国の未来を本当に感じさせていただけるお言葉と心から存じました。


陛下のお言葉には、社会的に弱い立場にある方々、様々な困難を抱えながら生活をされている方々、生活に困窮されている方々を包摂するお心が一貫していらっしゃいます。本当に素晴らしいことと存じておりますが、さらにそのお心とともに、新型コロナウイルスについても以下のようにおっしゃっていらっしゃいます。このお言葉も大変に素晴らしいと心から存じました。


この1年も、新型コロナウイルス感染症が引き続き社会に大きな影響を与えました。
亡くなられた方々とその御遺族に心からお悔やみをお伝えするとともに、闘病中の方や後遺症に苦しまれている方々にお見舞いをお伝えします。
その中にあって、患者さんの命を救うための尽力を続けている医療従事者、救急隊や保健所などの関係機関の皆さん、人々の日々の暮らしを支えていただいているエッセンシャルワーカーなどの皆さんに、改めて心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。
コロナ禍においては、多くの人々、特に社会的に弱い立場にある人々が、様々な困難を抱えながら生活をしていることに胸が痛みます。
社会的な孤独・孤立の問題についても心配しています。
今後とも、生活に困窮している人々やその子どもたちなど、社会的に弱い立場にある人々に、心を寄せ続けていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の感染状況は、現在少しずつ落ち着きを見せつつあるようにも見受けられますが、今後の活動に当たっては、その時々の感染状況に十分注意を払いながら、必要な感染対策を取りつつ、オンラインも活用しながら、様々な形で広く国民の皆さんと接することができればと思っています。




そして、以下のお言葉も大変に素晴らしいと存じました。


皇室の活動についての情報発信を考えるに当たっては、その前提として、皇室の在り方や活動の基本に立ち返って考える必要があると思います。
皇室の在り方や活動の基本は、これまでもお伝えしているとおり、国民の幸せを常に願い、国民と苦楽を共にすることであると思います。
そして、時代の移り変わりや社会の変化も踏まえながら、状況に応じた務めを果たしていくことが大切であると思います。
皇室を構成する一人一人が、このような役割と真摯に向き合い、国民の幸せを願いながら一つ一つの務めを果たし、国民と心の交流を重ねていく中で、国民と皇室との信頼関係が築かれていくものと考えております。



お言葉の『皇室の在り方や活動の基本は、これまでもお伝えしているとおり、国民の幸せを常に願い、国民と苦楽を共にすることであると思います。』には本当に感動を致しました。このような大御心は、自然に国民に伝わっていくことと心から存じます。大御心と国民というわが国においては、言葉よりも『お心』が何より大事と存じます。

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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