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単に勝共連合が鈴木エイト氏をつぶそうとしているだけとしか見えない
[日本の政治]
2023年10月17日 23時56分の記事

以下のデイリースポーツの記事では、10月15日の読売テレビ『そこまで言って委員会NP』で、統一教会を批判・追及してきた鈴木エイト氏と竹田恒泰氏が対立して、言い争ったということが報じられています。二人の言い争いには色々と論点があるのかもしれませんが、今回の番組について読売テレビの紹介には『旧統一教会巡り竹田恒泰vs鈴木エイト大激論! 』とありますから、要するにポイントは、鈴木エイト氏を竹田恒泰氏がつぶしたいだけなのだろうと考えます。その理由は、端的に鈴木エイト氏が統一教会を批判・追及してきたからと考えるのが自然でしょう。

・ 『鈴木エイト氏&竹田恒泰氏TVでののしり合い「黙れよ」「いい加減なこと言うな!」「お前が言うな」女子アナ困惑「正しい言葉遣いで」 』(2023年10月15日 デイリースポーツ)

・ 『「工作員では!?」鈴木エイト氏に相次ぐ心無い声 統一教会問題巡る竹田恒泰氏とのバトルきっかけに 』(2023年10月16日 女性自身)

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統一教会と言えば『勝共連合』です。そして、勝共連合とは右翼、そして竹田恒泰氏は右翼ですから、鈴木エイト氏と対立するというだけでしょう。別に鈴木エイト氏が左翼かどうかはわかりませんが、結局、統一教会を批判・追及し、追い詰めてきたから、勝共連合・右翼としては彼を目の敵にすると言うだけと考えます。上記の女性自身の記事に、鈴木エイト氏は『工作員では!?』という声があると書かれていますが、今のご時世、普通にそう書いている人が統一教会と関係していると世間は思うだけでしょう。バカな人たちです。そもそも統一教会は韓国のカルト団体ではないですか。どっちが『工作員』なんだよと言いたくなります。
この番組の顛末は、要するにいまだ『右翼』は統一教会と深い関係があるのではないか、ということを十分に考えさせるというものでしょう。実際、この番組は故安倍晋三氏やアベ応援団全盛時の代表的右翼番組です。
いまだに、このような右翼番組をやっているのかと思いましたが、正直、関西はどうかしているとは思います。こういうことが、維新のハチャメチャ行政、大阪万博の滅茶苦茶に繋がるのでしょう。そして、この右翼番組も統一教会と関係するのだろうかと、やはり思ってしまいます。
このように考えると、この番組で起きた顛末の本質は、結局は勝共連合であり、関西右翼ということと考えます。今回の番組について読売テレビの紹介には 『旧統一教会巡り竹田恒泰vs鈴木エイト大激論! 』とありますが、普通、いまさら、統一教会をめぐって二人の大激論と言うことをメインにする番組構成にはしないでしょう。
政府からですら、すでに解散命令請求が出ているのですから、このような激論をポイントにするのはおかしいでしょう。世間的にもおかしい。以下の中日スポーツの記事では竹田氏が統一教会系の団体で講演していたということが指摘されていると載っていますから、今さらこのような激論をセッティングするのは、普通ならあり得ないことと考えます。この番組は何を言いたいのか? 政府の解散命令請求を覆したいのではないでしょうか? 番組自体に過去へのノスタルジーがあるように思えてしまいます。
そして、このような関西の状況に森友問題も関わるのではないかと考えます。あれも明らかに関西右翼の問題です。以下のリテラが報じたように竹田氏は森友学園でも講演をしています。やはり勝共連合・関西右翼と繋がっていると考えます。

・ 『テレビ番組でバトルの竹田恒泰さんと鈴木エイトさん、Xでも場外乱闘?竹田さんが挑発続ける 』(2023年10月17日 中日スポーツ)

・ 『櫻井よしこ、竹田恒泰が森友学園からもらった金は? 籠池前理事長が極右文化人の「高額講演料」を暴露! 』(2017年6月10日 リテラ)


また、安倍晋三さん射殺事件が『奈良』で起きたことが、何よりもこの関西の状況を物語ると考えます。この関西が、悪い意味でこれから最大のポイントになると考えます。

そして、どうして私は彼らを『右翼』と呼ぶかと言えば、それは彼らが『日本が素晴らしい』と言っているだけで、あとは単なる『反左翼』だからです。左翼の反対というだけの存在。それはそうです。勝共連合なのですから。そして、単なる反左翼なら、それは『右翼』というに過ぎないのです。また、彼らの中には新自由主義者もいます。どうして『日本は素晴らしい』と言いながら、日本を壊す国外からの新自由主義を信奉するのか? バカではないかと思いますが、その本質は彼らが『保守』ではないからです。日本を守るという意味がわかっていないのです。私から言わせれば、新自由主義に対して闘って弱者に寄り添ている左翼の方が明らかな保守です。それもまったく健全な。無論、そうではないクズのような左翼もいますけど。だから私はそういうのは批判する。

竹田恒泰氏は以前、TBS『ゴゴスマ』にも出ていましたが、この『ゴゴスマ』もひどいとしか言いようがない番組です。そして、よく観ると出演者がかなりの確率で『そこまで言って委員会』とかぶっています。これも偶然ではないでしょう。まあ言ってみれば同じ穴のムジナとしか考えられません。今後、このことも大きなポイントになると考えますが、そうなると誰がかぶっているかと言うことがポイントになります。地方による番組は、どこかへんに偏っていて、やはりダメだなと思ってしまいます。

今を生きる私たち日本人がすることは『日本が素晴らしい』とうぬぼれる快楽をむさぼることではありません。私たちがしなくてはならないことは、日本をより素晴らしくしていくことです。それだけです。平和と人々の安寧をより強固にしていくことなのです。そこを勘違いしてはいけません。

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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