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円安が物語るもの
[政治]
2024年5月12日 13時33分の記事

4/29一時1ドル160円台を付けるという約34年ぶりの円安水準を更新したというが。この異常事態は何を指し示しているのか。これはもう日本の国力低下=円弱だという指摘があるが。確かに米FRBの利下げが遠のきウクライナ戦争に端を発するインフレが収まらないこともあるが、長すぎた沈黙の30年というぬぐい難い現実から目をそらしてはならないだろう。

戦後奇跡の高度成長を成し遂げたという成功体験がある一方グローバル化先端技術水準を希求せんとする経営者の意欲に欠け官僚における経済認識の甘さ(消費増税)が重なってという。招いたデフレ脱却にアベノミクスという金融に過度に依存した円安政策は企業意欲に水を差し経済回復を一層遠のかせた。

欠けるものは進取の精神か、経済界に多い出身大学からしてあるようには思えないし。経済に疎い官僚に責任があるかもしれない。つまり経世済民ということだ。

アリストテレスは「ひとは建築することによって大工となり、琴を弾ずることによって琴弾となる。」と言う(二コマコス倫理学)。考えさせる言葉である。人の有り様はそのひとの行為によって規定されるというか、行為そのものによってその行為のままの人になるという意か。これはそのまま経済に反映したか。

危機意識を持つ人は一流、成功体験に胡坐をかく人は二流。とうとう二流に甘んじてしまったというか。

詳しい分析は又行うにしても、西欧にある社会生活水準を上げることが国力たる経済のアップにつながるという実証済みの事実を等閑視しひたすら古いものを売って円安で稼ぐようならば(ということは競争力低下を認識していたという)、方や国民の賃金は派遣労働にみられる細切れ労働賃金に堕し、輸出も減り、30年も続ければいずれ西欧のGDPに抜かれるのは必至の状況と言えるのではないか。

日本経済の復活を願うものとして遅くはない取り組みの技を探求したいものである。




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