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とても良い記事?
[日本の政治]
2016年7月19日 22時16分の記事

昨日の本ブログ「とても良い記事」(2016年7月18日)の続きです。

「激戦の新潟で当選 森ゆうこ氏が語る『野党共闘』の成果」(2016年7月18日 日刊ゲンダイ)

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4つの原理
あと10日ほどで、連載をしているザ・フナイの9月号が発売されます。今回は日本の政治について書きました。法王フランシスコは『福音の喜び』の中で、平和と正義と兄弟愛をもって国民形成を進めていくための4つの原理を示しています。たった4つの原理ですが、やはりその内容の意味はとても深く、西洋社会科学の粋と呼べる大変に優れたものです。そして、それは日本に当然、非常に意味ある原理と考えます。その4つの原理とは以下のものです。

時は空間に勝る
一致は対立に勝る
現実は理念に勝る
全体は部分に勝る

「時は空間に勝る」。為政者がよく陥ることは、空間を支配しようとすることです。それは容易に独裁に繋がりますし、同時に社会の至る所に矛盾と軋轢を発生させます。そして、それは一時、空間を支配したと思っていても、その結末ははかなく、崩れ去っていきます。
空間ではなく、時に対して働きかける、行動や思考において時を軸に考えて行くことによって、このような為政者が陥りがちな政治の陥穽をさけ、政治を正常化させます。野党において、「時」に思考の軸点がないと容易に人々との対話がなくなり、空間を支配しようという思考に陥ります。このことを避け、しっかりと次代への基礎を築くには思考の軸点に「時」にしなくてはならないのです。
「一致は対立に勝る」。これは妥協のことではありません。しっかりと自分の考えを持ち、同時に人々としっかりと対話をすると言うことです。その中から新しいものが生まれ、そしてよりよい社会を形づくっていくと言うことです。
「現実は理念に勝る」。政治は現実がすべてです。経済対策をしていますと言って国民の生活が困窮し、富の偏在が生じているのなら、それはその施策が間違っていると言うことです。理念どおりにすれば良いというのは、それは思考の怠慢であり、現実を捉えて方向性を修正する動機と機会を失わせます。良い理念は人々に良いインスピレーションを与え、物事を人に見えるようにします。しかし、同時に現実が何よりその思考の基点であって、そして、現実がよりよくならなければ政治の意味はありません。両方のバランスを考え、しかし、最後は現実をしっかりと見なくてはいけないと言うことなのです。
「全体は部分に勝る」。これは全体主義のことではありません。部分の問題に拘泥しすぎて全体を忘れれば、全体を歪め、大きな問題を引き起こすと言うことです。全体を利益だけを強調して部分を犠牲にすれば、確実に全体を歪めていきます。先の大戦がまさにこのことです。
部分の問題も大事ですが、全体の問題も大事なのです。部分がしっかりとして、全体もしっかりとするということで、部分を犠牲にして全体が成り立つと言うことでは全くありません。この原理では個々のアイデンティティーと全体の調和と言うことを法王は述べています。このことは「一致は対立に勝る」に繋がることですし、「現実は理念に勝る」に繋がることです。そして、このことは相乗効果を意味します。これは生命論なのです。異質のものがアイデンティティーをしっかりと持ち、同時に調和をもってしっかりと交わることによって全体における生命が生まれると言うことです。大変に重要な視点です。
これらのことはザ・フナイ9月号に詳しく書きましたが、今の日本において非常に重要なことと考えます。

野党の目的は何か?
野党にとって、安倍政治打倒は目的ではなく、それは良い政治を実現するための単なる手段であり通過点であるはずです。ここに思考における、手段の目的化を避けねばならないでしょう。手段の目的化は、現実への視点を失わせます。そして、それは同時に国民への眼差しを失わせることを意味します。
手段と目的をはき違えないことが何より政策や思想においてまともを維持する一つの重要なキーですし、それが人々との一体感を確実にもたらします。
人々と対話をし、人々の中に入っていくことは妥協すると言うことではありません。人々に語りかけ、人々の話を聞く。自分の気持ちを率直に話せば良いし、反対の人の気持ちを聞くのも良いことです。そうすれば喜怒哀楽を共有し、立場や目線、考えも共有することになります。こうする意外にこれから社会の色が変わっていくことはないでしょう。「一致は対立に勝る」ですし、「現実は理念に勝る」なのです。そして、今、野党を支持している人々も、そもそもそのような政治を求めているのではないかと思います。
エンターテイメントだか、選挙活動だかわからないような政治は、いずれメッキがはがれれます。時間がかかるかもしれませんが、政治の基本に立ち返り、それを行うことが、何よりの近道なのです。この日刊ゲンダイの森さんのインタビュー記事は、その近道を極めて鮮明に私たちに見せています。そして、さらに上記の法王フランシスコの4つの原理は、思考において非常に役立つものと考えます。

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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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