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トランプの致命的な失策?
[日本の政治]
2020年8月26日 23時59分の記事

昨日の本ブログ「トランプの致命的な失策?」(2020年8月25日)の続きです。

「トランプの致命的な失策?」(2020年8月7日)

(※ 本記事は掲載から1週間が経つと有料記事になります)

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トランプのアメリカは、完全に防疫に失敗し、そのことによって経済運営に失敗しています。このことの本質的な原因は生を肯定し、生命を守り、育む方向性から逸脱したからです。これ以外にはありません。だから、トランプのアメリカが混迷から抜け出すのは、生をあくまでも肯定し、生命を守り、育む方向性に戻るしかないのです。そして、この方向性が、トランプ氏が再選を果たすことができる唯一の道です。
内政において死に体で、選挙秒読みになっている現状と今後において、トランプ氏再選のためには、このことを踏まえて、選挙戦では具体的には二つのことがポイントになります。一つは、アメリアの例を観れば、新型コロナウイルスが十分危険なウイルスであることは一目瞭然ですので、徹底した防疫、新型コロナウイルスの収束への取り組みです。
そして、このことが経済回復への最低条件になりますから、防疫に成功すれば、経済回復というまさに一石二鳥ないます。まさに感染拡大防止なくして経済は成り立たないのです。防疫をしっかりと行えば、経済は上向いてきます。大統領選挙投票日までに経済が完全に回復することはないでしょうが、回復の兆しは間違いなく現われるでしょう。結局、米国内政にとって現状の本質的な問題は防疫をやるかやらないかです。そこにつきますが、このことの意味することは、人の生命を守るか守らないかということなのです。
次に外交面。選挙まで秒読みの段階で内政において死に体のトランプ政権が、優勢な展開で切れる外交カードは非常に少ないわけです。なぜなら、現在、トランプ氏にのったとしても、政権交代でいずれ政策が変更される可能性が高いからです。ですので、普通ならここで様子見になります。
特に、トランプ政権が防疫の失敗、経済低迷という内政の失敗から対中、対イランへの強硬政策を振りかざして、選挙戦に役立てようとしていることが見え見えの状況では、各国とも普通は、その方向性に二の足を踏むでしょう。まともに取り合うことはないと考えます。そして、この方向性は生命を守る方向性からも完全に逸脱しているのです。
やはり、ここでトランプ氏が行うべきことは、平和主義、和平の確立、これまで行ってきた世界展開してきた米軍の撤退なのです。これを徹底して残る期間で行わないと、結局は単なるバカな大統領というだけで記憶されて終わることになるのは明らかでしょう。対外的に戦闘的になっても結局は誰もついてきません。とにかく現状、政権交代の可能性が出てきているのですから、普通なら各国は様子見しかしないはずです。
このように新型コロナウイルス防疫対策の徹底化と外交での平和主義が、トランプ氏が選挙のために残る期間、行うべきことです。そして、このことはバイデン氏にとってもポイントになります。したがって、当然、バイデン陣営でもこの方向性を明確に打ち出すことでしょう。

「トランプの致命的な失策?」(2020年8月28日 作成中)へ続く。

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片桐勇治(政治評論家) さん
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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