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《日本の政治》 東京の異常事態 その2 岸田カルト政権の実体
[日本の政治]
2022年2月2日 23時0分の記事

昨日の本ブログ「《日本の政治》 東京の異常事態」(2022年2月1日)で、都内を自動車で走っていて頻繁に救急車と遭遇する『東京の異常事態』を目の当たりにして、東京の新型コロナウイルス感染状況などがかなり悪いのではないかと書きました。そうしたら、本日発表の感染者数は軽く2万人を超え、さらに以下の東京新聞の記事にあるように東京都の重症者は、国基準だと都の発表の約18倍とあります。やはり東京の異常事態は明らかです。そして、このような異常事態が、現実には異常な数の救急車に遭遇するという昨日の出来事になるわけです。

「東京都内の重症者数 都は『29人』国の基準では『546人』…数が違うのはなぜ?」(2022年2月1日 東京新聞)

「【速報】東京都で過去最多2万1576人感染 うち“みなし陽性”は589人 2万人超は初 病床使用率は51.4% 新型コロナ」(2022年2月2日 TBS)

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明らかに東京都の重症者の基準は実体を見えなくする、隠ぺいに近いものです。昨年夏の感染爆発・医療崩壊で、自宅で何の医療的ケアも受けられず孤独死した方が東京では多数いらっしゃいます。東京オリンピックを強行して、国民を大切にしないことを平気でやったのが小池都政、スガ自民党政権ですが、現状も新型コロナウイルスの状況を過小に評価する数字を出し続けるわけです。小池都政は防疫をやり、都民の命を守る気が本当にあるのでしょうか? あまりにも他力本願というか、自立性にかける政治です。やっているフリだけはいつも上手い。でも、能力は低い。
上記の東京新聞の記事では、2月1日の重症者数は都の基準で29人、国基準では546人とあります。昨年夏に感染爆発・医療崩壊したとき、全国の重症者数が最高になったのは9月4日で2223人です。現在、東京は546人ですので、すでに明らかにかなり悪い状況になっているのです。そして、感染者数が2万人を超えているわけです。昨年の9月4日は当然、緊急事態宣言発令中です。
東京都の感染者数には、上記のTBS記事にあるように『みなし陽性』が589人(2月2日の東京都発表の)とあります。このみなし陽性とは、PCR検査キットが欠乏していて検査をすることができないので、医師が症状を診て陽性と判定した人のことです。当然、そのような感染者は、かなりはっきりと症状が出ている方でしょう。
しかし、だからこそ、検査が不可能な現在は、新型コロナウイルスに感染していても、症状が軽ければ、医師は診断しても『カゼ』などと判定することになるわけです。
ですので、当然、このみなし陽性者は、実際の感染者より確実にかなり少なくなるわけです。そして、さらに言えば、感染者が、感染しているという自覚なしに市中にリリースされ、スプレッダーとなっていくわけです。これは大変な問題であって、岸田自民党政権は、国民の命を危機にさらす大変な問題をすでに引き起こしているわけです。
まったくアベ・スガ政権時代と変らない検査体制の脆弱性を露わにしているわけです。岸田自民党政権というのは本当に無策と無能と考えますし、まったくこの2年間、自民党政権は一体何をやってきたのでしょうか? いつまでたっても同じことの繰り返し。小池都政はただそのことに併走しているだけです。所詮、その程度の政治家です。
この現在の岸田政権下の状況は、コロナ感染者が『カゼ』などと診断され、感染していることが判定されずに市中にリリースされているのです。それもかなり大量に。これでは、『コロナはカゼ』というカルト連中が言っていることを、政府がやっていることと同じになっているわけです。まったく、大変な問題です。まさにこれが『岸田カルト政権』の実体なのです。

◎ 市中ではまったく感染対策はされていない
自宅近くに広させいぜい二坪ほどの小さな居酒屋があります。店の入り口は前面ガラス張りで通りから中が丸見えなのですが、二坪ほどの小さな店内には6に人ほどが座れるカウンター席があり、そのカウンターの内側で店主が料理をする、とてもアットホームなお店です。
先週、その居酒屋の前を通ると、店内は満席、皆さん、狭い店内でマスクを外して話しをされながら食事をされている。高さ60センチ、幅40センチほどの仕切りのアクリル板が隣席との間にあるのですが、どう観ても小さすぎて、そして隣席と密接しすぎていて、効果がるようには見えないのです。これが先週の東京の普通の姿です。
そして、今日の感染者が2万人を超えるわけです。この居酒屋の風景を考えれば、この数字は当たり前なのです。
街中などでは、皆さんマスクをされていますが、基本的に感染対策は形骸化しているのが実体なのです。そして、今日もその居酒屋の前を通ると、まったく先週とかわらない風景なのです。『マスク飲食』なんて言うのはまったくやっていないのですよ。
それでいて、政府、都も何も強いメッセージをこれまでだしてきていないのですから、現状の感染爆破は当たり前なのです。明らかに失政です。



◎ 重症者に比して死亡者が非常に多い(数字はNHKより
新型コロナウイルスによる死亡者数はもっとも重要視しなければならない数字です。その全国の死亡者数は、NHKによると、1月30日は31名、31日は48名、そして2月1日にはぐんと増えて70名になり、2日は80名です。
この水準はどの程度のものかというと、昨夏、感染爆発・医療崩壊したときの9月8日に全国で89名の犠牲者を記録していて、実はその水準とすでに同レベルになっているわけです。
では、その当時、全国の重症者のピークはどれほどか? 上述した9月4日の2223人なのです。それでは現在はどのくらいかというと1月19日は281人、1月26日は470人、2月1日で804人、2日は886人なのです。明らかに重症者の数は少ないのですが、犠牲者は昨年夏の感染爆発・医療崩壊した緊急事態宣言中と変らなくなっているのです。
明らかに重症者に対する犠牲者の割合が昨夏と比べて多くなっているのです。約2倍はあるのです。これが現実なのですが、政府や都、マスコミなどではずっと重症者数に焦点をあてて、昨年よりまったく安全であると言いまくっているわけです。これは明らかに危険な認識ですし、実体の過小評価を招きます。むしろ実体の悪さを隠ぺいしているとすら考えられます。
このまま、このような状態を放置すれば、必然、犠牲者は昨夏よりはるかに多くなるでしょう。そうなれば、当然、『人殺しの岸田』、『人殺しの小池』と言うことに必ずなるものと考えます。
どうも右翼というのは、人の命を大切にしないところがあり、これは非常に問題があります。戦前・戦中からずっとそうで、まったく何も変っていません。岸田氏は憲法改正が云々(うんうん)と言っていますが、 日本国民と我が国にとって憲法を改正するより遥かに自民党や右翼政治家を引きずり下ろした方が、幸福と平和と繁栄に繋がるのは間違いありません。

◎ 日本で感染を検出することができないことが如実に現われている
以下の記事では、北京オリンピック出場のために北京を訪れた日本人選手の感染が確認されたと報じています。それはそうでしょう。日本ではPCR検査などの検査キットがなくて感染者が野放しになっているのですから、PCR検査を受けて一端は陰性と出ていても、すぐにどこかで感染するわけです。
それと、この選手はいつPCR検査をしたのでしょうか? それに本当に検査できたのでしょうか? と思ってしまいます。日本国民は基本的に検査を受けられない状態にあるわけです。それで必然の感染爆発となっているわけですが、日本でPCR検査を受けて陰性と判定されたとされる選手が、結局、中国で感染が確認されたということになったわけです。はずかしい。それでは、この選手が本当に検査を国内で受けたのかと疑いたくなります。
国民が検査を受けられないという状態は絶対につくってはならないのです。まったくどこの発展途上国なんだよ。本当に右翼政権というのは国の恥をさらすことを次から次へとしでかしてくれます。段ボールベッドもそうです。まったく本当に話になりません。たまにはすごいということをやってみろよ。このことも実は戦前・戦中からまったく変っていないのです。

「北京オリンピック日本選手団 スキーの選手1人 コロナ陽性確認」(2022年2月2日 NHK)

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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