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政治についての世論調査にみる新しい潮流と考えられること その3
[日本の政治]
2023年11月20日 10時31分の記事

本ブログ『政治についての世論調査にみる新しい潮流と考えられること 』(2023年11月6日)『政治についての世論調査にみる新しい潮流と考えられること その2 』(2023年11月14日)では、世論調査でれいわと共産が伸びていて、この二党を軸として、今後、新しい流れができてくる可能性が大きくなってきたと書きました。

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そして、以下の11月19日に報じられた毎日新聞の世論調査では、その、れいわと共産のいきおいはさらに高まっています。


政党支持率は、自民党24%(前回23%)▽日本維新の会14%(同13%)▽立憲民主党9%(同11%)▽れいわ新選組7%(同5%)▽共産党6%(同4%)▽国民民主党5%(同5%)▽公明党3%(同4%)▽参政党2%(同3%)――などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は26%(同27%)だった。

・ 『岸田内閣支持率21% 旧民主・菅政権以来の水準 毎日新聞世論調査 』(2023年11月19日 毎日新聞)




れいわ・共産ともそれぞれ2ポイントずつ支持率を伸ばしていて、あわせれば4%の伸張です。これは大きい。この2党の支持率を合計すると15%で、立民の9%をはるかに超えてしまっています。むしろ、れいわの支持率単独で立民に肉薄しています。それはそうでしょう。あの無能を絵に描いたような立民・イズミの顔がテレビなどに出てくれば、それだけで支持率は下がります。人間、やはり顔は大事。政治家は特に。やはり内面が顔にあらわれる。顔のつくりがきれいだとか、汚いとかではないのです。
もう一つのポイントは、れいわ・共産で維新を超えていることです。この傾向が今後、顕著になれば日本の政治はまったく新しい方向に変わっていきます。
さらに政党支持率においてのポイントは、公明党の支持率が4%から3%に下がっていることです。思っていた以上に低い。この調査が11月18・19日に行なわれた毎日新聞の世論調査だけあって、この数字は結構大きな意味を持つと考えています。この数字が今後、選挙にどう影響するか、そこがポイントです。だいぶ先になったかもしれませんし、早まったかもしれません。そういう数字なのですが、今後の動向は注視の対象でしょう。


○ タカイチは次の総裁選には出馬しないと言うことか?
この毎日新聞の世論調査では、内閣支持率が最低を記録したとあります。その数字、21%。内閣支持率が下落し続けている傾向は今に始まったことでありません。
そして、そのような状況においてタカイチが勉強会を立ち上げ、以下の読売新聞の記事では『高市氏は総裁選について、「また戦わせていただく」と出馬に意欲を示している』とあり、タカイチがこの会をポスト岸田か、次期総裁選出馬を前提として立ち上げたと受け取れる報道がされました。状況としては内閣支持率が最低という時にです。

・ 『高市早苗氏の勉強会に13人出席…「現職閣僚として不適切だ」と見送った議員も 』(2023年11月15日 読売新聞)


テレビ報道でうつされるキシダ政権の閣議の模様では、キシダの隣りにタカイチは座っています。明らかに上席です。このような位置にいるのに、内閣支持率が最低の状況で、次期総裁選出馬を前提としての動きととられることをするのは、普通なら嫌われることです。不信感を持たれるのは当たり前。
であるのに、このような動きをするのは、この読売新聞の記事にあるように、タカイチに相当の焦りがあるとという見方は当然出てくる。それでさらに不信感が募る。普通ならやるべきことではないのです。
そして、この会に集まった人の中には当然、会をつぶす方向性をもった人もいると考えるのは、インテリジェンスとしては定石の思考でしょう。ただ、この会に参加した人のほとんどが終わってしまうように思います。誰が、出ているかはわかりませんが。
とは言え、タカイチは以下のTBSの記事が報じているように、『保守系議員が参加する勉強会を立ち上げたことに自民党内の一部から批判が出ていることについて、「意味がわからない」などと反論しました』とあり、さらにタカイチは『岸田総理支えると強調』したとあります。
『意味がわからない』のはタカイチの方なのですが、このような発言をしていますから、普通に考えて、次期総裁選にタカイチが出馬することはなくなったと、『論理的』には言えます。これで総裁選に出れば、『やはりあの勉強会は、その動きか。ということはタカイチは平気でウソをつくのだな』と思われるだけです。そして、国民にそう思われるから、国民からの不信感は募るばかりになって、何をやっても上手くはいかないでしょう。

・ 『「意味がわからない」 高市早苗経済安全保障担当大臣が“勉強会”批判に反論 岸田総理支えると強調 世耕氏念頭の反論も 』(2023年11月19日 TBS)


ただ、タカイチの場合、普通のまっとうな論理は通用しない。それがこのタカイチの『限界』なのです。限界。今年前半、タカイチは以下の朝日新聞が報じていたように『放送法の文書「捏造」と反論 本物なら議員辞職で「結構だ」』ということがあったわけです。普通ならタカイチはもう国会議員ではないはずだと思っている国民はかなりの数いると考えます。無論、私もその一人です。

・ 『高市氏、放送法の文書「捏造」と反論 本物なら議員辞職で「結構だ」 』(2023年3月3日 朝日新聞)


こういう普通の論理が通じない人を今の世の中は嫌がるのです。特に昨今は。これは旧ジャニーズ問題も同じですし、ビッグモーター問題もしかり、現在の宝塚問題も同じなのです。このような傾向はアベ政権から生まれたものと考えます。アベ政権は普通の論理が通じないと本当に多くの人が思った。
そういう存在であるタカイチが、キシダ政権の大きな看板としてテレビ報道などで出ていることは、当然、政権の支持率を下げる要因になります。そういうことをタカイチはまるっきり忘れている。おめでたい。こういう普通の論理が通じないというのは思想以前の問題。要するに人間性の問題なのです。
そして、タカイチはちょっと顔が悪すぎます。美人とか不美人とかではなく、顔が悪い。人間として。そういう感想を本当に色々な人からよく聞きます。普通の論理が通じず、顔が悪い。これがタカイチの限界かなと考えます。これは立民・イズミとまったく同じ。

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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