政治においての価値観をしっかりと見直すべき時 | ||
[日本の政治] | ||
2023年12月31日 21時27分の記事 | ||
以下の毎日新聞の記事は面白い。現在の混乱した日本の政治について、その本質を描こうとしています。そのために、この記事では、かつての衆議院中選挙制の時代を引き合いに出して、河野洋平氏と御厨貴氏の言葉を用いています。この記事を読むと、今の政治において何が起ろうとしているのか、もしくは何が起こされようとしているのかが、何となく見えるように思います。 ・ 『「日本政治、本当に収拾がつかなくなる」 河野洋平さんの憂い 』(2023年12月28日 毎日新聞)
この記事の冒頭は以下のように始まります。
どうして、現在の自民党裏金問題が『令和のリクルート事件』と呼ばれるのか、実は私にはピンとこない部分があります。リクルート事件とは、リクルートの江副という特定の個人が、リクルートコスモスの未公開株を政治家などにばら撒いた事件です。ですので、金権政治、政治腐敗ということでは、現在の政治状況に通じますが、現在の自民党裏金問題とは、事件の性質が基本的には違うと考えます。 しかし、なぜか『令和のリクルート事件』と呼ばれる。冷戦の終焉と『バブル』という時代状況と何らかの関係があるのでしょうか。 上記の毎日新聞の記事にあるように、当時の時の変遷は、リクルート事件から、小選挙区比例代表並立制導入、平成の政治改革と繋がりました。ただ、リクルート事件の後、実は『東京佐川急便事件』、『ゼネコン汚職事件』などがあり、そして絶頂であった竹下派経世会が分裂、小選挙区比例代表並立制導入などとなったわけです。 つまり『リクルート事件』は竹下派経世会の分裂から政界再編という道筋があったわけです。そして、この頃から清和会が検察を抑えているという説を耳にするようになるわけです。 しかし、『令和のリクルート事件』では、その清和会がまさに検察のターゲットになっているわけです。清和会が検察を抑えていたのであれば、当然、一時代は終わったということになります。もしくは、そもそも清和会は検察を抑えていなかったのか。 いずれにせよ、かつてのリクルート事件がその後の政界再編に繋がったように、『令和のリクルート事件』が今後の政界再編に繋がっていくという隠れた意味が隠されているのかもしれません。ただ、今年前半から、すでに政界再編の動きは、目を凝らしていれば、わかったと私は思います。 つづきは来年に。良いお年を!! | ||
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