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これからの時代の価値観――『人の命を守る・大切にする』
[日本の政治]
2024年1月3日 23時57分の記事

能登半島地震で被災されたみな様に心からお見舞いを申し上げます。また、羽田空港での航空機同士の衝突事故に遭遇されたみな様にも心からお見舞いを申し上げます。

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しかし、一方で、私はひとつのことをとても強く想っています。それは、この一般参賀とりやめは、新型コロナウィルス禍ということから社会の動きを正常化させたことが1年早かったからではないかということです。人の命を最優先に、せめて2類のままにしておくべきだったろうと、やはり思ってしまします。
どういうことなのか? 何が問題なのか? それは新型コロナウィルス禍ということから社会の動きを拙速に正常化させたこと『人の命を守る・大切にする』ということが疎かにしていると考えます。そして、『人の命を守る・大切にする』が疎かになっていることが、昨年でさえ行なわれた慶事である一般参賀が取りやめになったということになっているように、直感的に思えて仕方がないのです。

年初から大震災が発生し、首都東京の空港で航空機同士が衝突するという、何とも不安な、不吉な、異様とも言える時を私たちは過ごしています。
そういう時の流れは、私たちに『人の命を守る・大切にする』ということを突きつけているのではないかととても考えます。だからこそ、能登半島地震で被災された方々に想いをはせ、一般参賀をとりやめにされたことは、やはり良いご決断と思うのです。
2024年になって、今の時代状況においてもっとも中心となる核心は『人の命を守る・大切にする』ということがより鮮明になっていると考えます。このことがこれからの時代の核心であることは、再三、申し上げてきました。このことはパレスチナ・イスラエル情勢にもはっきりと現われています。
高齢者の命も、病人の命も、若者の命も、健康な人の命も守る、大切にするという価値観、スピリットが今本当に必要なのだと考えます。そしてこれからの時代においてこのことが中心にならなくてはならないとやはり考えます。そう、時代に要請されている。その反対に行けば、災厄となっていく。

昨年の年末年始、新型コロナウィルスで毎月1万人以上の方々が亡くなりました。ほとんどは高齢者でした。まだ2類の時でしたが、事実上、なし崩しとなって5類と同じ状況、感染対策が極めて疎かになっていました。毎月1万人以上の犠牲者。こう考えると、今回の能登半島地震よりははるかに多くの方がなくなっているのです。無論、地震では多くの人びとが家を失うなどの大変な損失がありますので、単純に比較はできません。しかし、一度失われた命はもとにはもどせません。そして、この命がもっとも大切なことです。
新型コロナウィルスは感染対策をすれば、被害を減らすことができるものですが、それをせずに犠牲者が甚大なレベルに達したわけです。反面は人災です。
2類を5類にすることが目的となり、2類で人々の命を守ることが悪いということになって、結果として5類となりました。無論、その結果、人の命を守る・大切にするという価値観が壊れてしまったというのが、2023年の日本で起きたことと考えます。これは本当に由々しき事態です。
事実、5類に移行した後も『9波』となっていますが、5類だから実態は把握されず、感染対策は疎かになりました。当然、5類なので正確な犠牲者も把握されず、まさに『人の命を守る・大切にする』ことがまったくない状態になっているわけです。それが当たり前になってしまった。こういう社会は滅んでいきます。

このことを推し進めたのがキシダ政権なのです。そして、キシダ政権はこのときから凋落しているのです。この凋落の本質は息子の愚行ではないのです。キシダ自身には、国民の命を大事する姿勢、日本国民に寄り添う姿勢・心がないということを国民は感じ取っているのです。
キシダ政権についての実相は、国民に愛情がなく、国民に寄り添わないキシダが、自分の息子を秘書官にするという私心を優先し、その息子が好き勝手やって国民に批判されたということと考えます。こういうキシダへの国民の気持が『増税メガネ』ということばの背後にあるものと考えます。

そして、そのキシダの後ろにいて、キシダの政策・言動に影響を与えている麻生太郎についても国民は同じものを感じているのです。それに、そもそも日本政府の財相ポストをアベ政権時代からすでに12年近く、この麻生太郎とその親族の鈴木俊一が独占しているのは極めて問題と考えます。日本の公的ポストとして首相に次ぐ重要性がある財相ポストを、麻生一族が独占していることは民主主義政治においては歪んだものであり極めて問題があると考えます。どうしてこのことが、問題にならないのか不思議でなりません。
権力は腐敗する、絶対的権力は腐敗するということからすれば、このように麻生一族が財相ポストを長期間独占してきているということは、権力が腐敗する温床でしかありません。このことをリベラルなどが批判しないことは非常に問題と考えます。アベ政権時代からの財相について徹底した検証が必要と考えます。
自民党派閥の裏金問題、特に清和会と二階派の問題は徹底して問題視する必要がありますが、この麻生一族による財相ポスト独占もまた徹底的に問題視され、検証される必要があると考えます。この2つとも明らかに主権者である国民を無視する暴挙と考えます。


話しを戻しますと、昨年からの1年間の時の流れを観るに、その本質は『人の命を守る・大切にする』にあるのだろうと考えます。
そう考えると、これから将来、日本において『人の命を守る・大切にする』ということ心・核心を持っている者が、その中心に必ずなっていくでしょう。そして、このことは世界においても同じことでしょう。だから、世界の若者がパレスチナを守ろうとし、イスラエルに冷たい視線を向けているということが起きるのでしょう。新しい時代が見えつつある状況ですが、今の若者はそういうものを体でわかっているのかもしれません。

年始最初の文は、自分の考えていることを正直に言うという、これまでとは違い、自分自身の殻をやぶり挑戦的に書こうと思って書き始めたので、上記の内容はとてもわかりにくいかもしれません。
ただ、そういうわくりにくいことをさらにもう一つ書けば、それは、やはり令和という元号についてです。令和という元号の改元についてはこれまで何度も申し上げてきました。この元号をつくったのは、ご存じの通り故安倍晋三氏です。その故安倍氏は凶運の最期となりました。そのような故安倍氏がつくった元号は、とにかく一刻も早く改元すべきでしょう。そういう凶運が世相に明らかに現われていると考えます。元号を故安倍氏がつくった経緯もとても強引でしたし、元号を私物化したと私は考えています。
さらに、本ブログ『改元の必要性 大和言葉に『ラ行』から始まる言葉はない 』(2021年8月12日)で指摘したように、そもそも大和言葉に『ら行』から始まる言葉はないのです。日本語の言霊を故安倍氏は知らない。
そして、そのような者がつくった元号だからこそ、その元号となってからは、まず新型コロナウィルスからはじまり、今年は年初から大地震と毎年凶事ばかりが起るのです。このような元号となってしまって、本当に今上陛下が可哀想だと心から存じます。そして、何よりもこのような元号では国民の平和と安寧・幸福のためにはまったくなりません。

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○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

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◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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