小池百合子氏は本当に首席でカイロ大学を卒業しているのでしょうか? その1 | ||
[日本の政治] | ||
2024年5月27日 23時15分の記事 | ||
弁護士の郷原信郎さんのユーチューブ・チャンネルで、『小池百合子氏学歴問題』について、ジャーナリストの浅川芳裕さんとの対談が秀逸です。以下のものですが、これは必見です。 ・ 『【ジャーナリスト浅川芳裕氏と語る小池百合子氏学歴詐称「カイロ大学声明」の本質】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#329 』(2024年5月5日 郷原信郎の「日本の権力を斬る!」)
ジャーナリストの浅川さんは小池百合子氏がご卒業されたカイロ大学を中退していますが、この対談で語られていることは、他では観られない高いレベルがあり、論点が非常に整理されていると考えます。そして、その内容の論点は以下の3点に集約されると考えます。
3)についての指摘はとても良いと考えます。この『日本のジャーナリストに対する『警告』』というカイロ大学声明は、日本のジャーナリズムに対する言論封殺であるというのは当然のことです。これは日本の民主主義の根幹を揺るがす看過できない問題です。 小池氏の側近であった小嶋氏の告発によれば、件のカイロ大学声明は小池氏側の発案ということになり、この言論封殺を小池氏が行なっているということになります。右翼政治家に頻繁にある言論弾圧ですが、本当にこれは大問題。日本国民の言論を弾圧しているのですから当然大問題です。 そして、エジプト政府は日本国民に対する言論封殺にあたるものを、いずれにせよ容認したと言うことになります。これは内政干渉であり、大変な国際問題です。このようなことはたまにテレビに出てくる日本語ベラベラのエイジプト人コメンテーターにも共通することと私は考えますが、エジプトというのはそういう言論封殺の文化があるのでしょうか? 日本人がおとなしいから調子に乗って言いたい放題やっていますが、もうそろそろ看過できない由々しき問題のレベルになっています。 ・ 『小池都知事のカイロ大卒声明文 「“隠蔽工作”に関わったことは重大な問題」元側近が会見 知事「大学が認めている」と否定』(2024年4月17日 弁護士ドットコム) しかし、そういう言論封殺、それも海外からのものに対して(小嶋氏の告発によれば本質は小池氏側と言うことになりますが)、日本のジャーナリズムは沈黙したわけです。まさにジャーナリズムが死んでるわけです。報道の自由度ランキングは急落で、今やG7最下位の70位にまで落ち込んでいます。今世紀においては2010年に同ランキング11位を最高に、右翼である第二次アベ政権発足以来、急落、長かったアベ政権の影響でランキングは70位前後が定着し、日本のジャーナリズムは死んでしまったわけです。むしろ、正確にはアベ政権とそのまわりの太鼓持ちたちによって、日本のジャーナリズムは殺されてしまったわけです。 だからこそ、右翼政治家である小池氏の学歴問題についてのカイロ大学声明が出されると、骨抜きになった日本のジャーナリズムは完全に沈黙してしまったわけです。逆に言えば、それが2020年の東京都知事選挙では明らかに右翼政治家である小池氏にとって追い風になったわけです。 謂わば、右翼政治家である小池氏の現在の都政は、第二次アベ政権以来、同政権とその太鼓持ちたちによって崩されてしまった日本のジャーナリズムの低劣な状態によって生み出されたと言っても過言ではないと考えます。 ・ 『報道の自由度ランキング発表 日本は順位下げ、G7最下位の70位 』(2024年5月3日 朝日新聞) 『報道の自由度ランキング』というのは、海外の基準ですが、その基準をそのまま鵜呑みにせずとも、アベ政権時代は、多くの人が言論について大変に息苦しさを感じていたわけです。アベ政権に批判的なキャスターや報道番組に圧力がかかったという話しがもちきりになったり、一方でアベ政権をウルトラC級に擁護する番組やコンテーターが雨後の竹の子のように出てきたりしました。橋下徹氏はその筆頭と考えますが、そういう偏った言論の時代が2012年から続き、日本のジャーナリズムは殺されてしまったわけです。 (つづく) | ||
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