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『未来からの守護者』9
[『未来からの守護者』]
2008年5月6日 0時7分の記事



プールに向けての秘密の特訓第二回目です!
お母さんの指導のもと、ちゃんと頑張って泳いできました。
で、やっぱり夕方爆睡。すっかり夜型になっちゃいました(笑)

↑のイラストは『ポケットモンスタースペシャル』(通称ポケスペ)という漫画に登場する少年です。

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〜今日の日記〜
本当は12時頃まで寝ていたいんですけどねぇ〜・・・、いつも10時辺りで何となく目が覚めてきます。これまでの最高記録は、学校サボった時の、午前8時から午後4時の8時間くらいだったかな・・・。平日、学校休んだ日だからこそ許されることです。私ってダメ人間だぁd(´∀`;)
さっきも昨日と同じく映画見てました。午前中は、妹が要望した『バイオハザード?』。立て続けに見ると、あのくらいのグロさになら慣れちゃいますね。
さっき見てたのは『アメリ』っていうフランスの映画。なんか賞を取ってるらしく、やっぱりお母さんが借りてきました。
実に不思議な映画でした。独特の世界観があって、主人公の他、いろんな人たちの人格や生活を描いていて、とても面白かったです。
世の中には、いろんな人が居るんだなぁ、って考えてしまいました。
どんなに変わり者の人間だろうと、その存在は許されるんだ。この映画は、そう伝えたいのかな?って、私はそんなふうに捉えました。
でも、その許すには限度がある。それぞれの個性が自由なのだから、人をけなしたりするのは最低最悪。そうやって他人を傷つける人を傷つけるのもまた、同じように許しがたいことです。
この世界に存在して何が悪い?誰だって、自分の存在を否定されたら、悲しいし、辛いし、苦しい。それを感じ取れない人が居る、ということが一番いけないんですよね。
「広い心を持たなきゃだぁ!」とか言って、私はこれからも勝手に頑張ります。

あぁ、最近は画面の見すぎで、頭痛が頻繁に起こる始末;(ちょっとヤバいかも・・・。)
プール以外はずっとゲームかDVDかPCですからね。あ、それから睡眠も。(一種の病気。)

勉強は明日に集中してやります!だからそれまでにトリトドンを50Lvにしなくちゃノルマが達成できない!!今夜はあと2Lvだけ、新手持ちポケモンを育てて寝ます。「バトルタワー制覇してやるぅ〜」
↑この段落、マニアックでごめんなさい。でも、わかる方はわかりますよね??
ポケモンバカな私ですけど、是非ともコメントしてくださいw


*********

〜私の小説〜
『未来からの守護者』9

 翌朝、いつもと同じように家を出ると、目の前の電信柱の陰から、朔は現れた。お父さんが見えなくなったのを見計らっていたみたいだった。
 「おはよう」
 「おはよう、天音」朔の爽やかな声音が、私を元気付けた。
 「あ、どうしよう、あたしいつも自転車だし・・・・」
 「そのチャリ、二ケツ出来る?」
 私は自分の自転車を確認した。
 「出来るよ」
 「じゃあ、俺が漕ぐから、高校までの道教えて」
 「うん」
 私は、朔の言うとおりにして、出発した。
 「重くない?」私は聞いた。
 「全然。軽い軽い!」朔はそう答えると、スピードを上げてすいすい進んだ。
 久々に朔に甘えることが出来て、私は嬉しかった。しかし、彼は未来からやってきた、今とは全く別人の朔だ。私はそれを考えると、複雑な感情に陥る。
 「ねぇ、もし、現在の朔と未来の朔がはち合わせたらどうなっちゃうの?」ふと思い浮かんだ疑問である。
 「そうしたら、過去は変わる。つまり、未来も変わっちゃうだろうな。現在に生きている俺の心を大きく変えてしまうだろうから」
 「え、だったら危険じゃない! もし会っちゃったらどうするの?」
 「会っても、自分が自分だと分らなければ問題ないんだよ。普通は、未来から来た自分なんて想像もしないだろ? 他人の空似と思い込むのが正常な考えだから、心配要らないよ」
 「そっか、会ったとしても、自分だ、って気が付かなければ良いんだね、不思議だなぁ」
 「それだけ、簡単に過去や未来を変えることは出来ないってことだよ。でっかい事件でも起こさなければな」
 「・・・・・大翔は、その事件を起こしたんだよね」
 「うん」朔の声が急に低くなった。「未来の大翔は、そのせいで死刑になった。今頃、正当な裁きを受けているはずだ。時を越えた犯罪はそれだけ罪が重いんだ。死ぬ以上の償いは存在しない・・・・」
 私は声を失った。悪いのは彼だ。しかし、時空を巻き込んだ罪の重さを、改めて感じたのだ。
 「大丈夫。奴を止めれば、死者は一人も出ない。天音も守れる」
 妙な感情だった。あまりに漠然とし過ぎていて、朔の言葉を、なかなか心から真実と受け取れなかった。もちろん、彼の事は今でも大好きだ。しかし、“天音を守る”という、愛とはまた違う、使命のようなものを朔は背負っているように思えた。




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