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内政はめちゃくちゃ、外交はぐちゃくちゃ、使い物にならない?
[日本の政治]
2018年4月30日 12時33分の記事

昨日の本ブログ「内政はめちゃくちゃ、外交はぐちゃくちゃ、使い物にならない?」(2018年4月30日)の続きです。

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さて、朝鮮戦争の終焉=在韓米軍の撤退ということですが、これはこれから始まることではありません。実際は既に始まっていることで、実は特段目新しいことではないのです。私は、日本の在日米軍の縮小・変容について既に5年前から書いていますし、在韓米軍の縮小・整理についてもザ・フナイなどでずっと前から指摘しています。特に在日米軍の縮小・変容については、私が5年前に述べ今回の南北首脳会談に関わる2013年4月28日の日本の独立=朝鮮戦争の構造の終焉の根拠の一つになっているわけです。そして、それから5年経って、朝鮮戦争の終結が4月27日に明確化され、それが私の論と実相と期日がリンクする形でなされたわけですから、私の論は今年の4月27日をもって完全に証明されたと考えています。歴史や現状評価において私が指摘してきた過程を無視して語ることはもはや不可能と考えます。ただ実を言うと昨年の段階で既に、私の論は確定的に評価されています。
いずれにせよ、私が5年前に書いた時点で、既に朝鮮戦争の終結は既定路線で、それが期日通り動いてきたのです。そして、休戦であっても朝鮮戦争の後方支援基地は日本ですから(後方支援基地司令部である朝鮮国連軍後方司令部は日本にある)、朝鮮戦争が終焉すれば、戦後日本を彩ってきた日米関係は、私達が知る形としては既に終焉に近づいているということなのです。

ただ、このような既定路線の一方で、朝鮮戦争が終わってもらっては困る勢力がいて、その勢力が朝鮮戦争の終結を邪魔、もしくは新たな朝鮮戦争の構図を作り出そうとしてきたわけです。そのことをずっとザ・フナイで描いてきましたが、その勢力は韓国では李明博・朴槿恵両政権などの韓国保守派、日本では安倍政権・自民党・右翼などであるわけです。ただ日本ではこの勢力は野党にも存在しますし、財界、マスコミも全てではないにせよ存在します。当然、米国にもその勢力はいますし、同様のことが中国にも北朝鮮にもあるわけです。そのような勢力がこれまで駆逐されてきたのですが、日本だけが残ってしまい、朝鮮戦争終結とは全く反対の動きをし、その勢力が温存されてきてしまったわけです。それが現在、日本が蚊帳の外=孤立している本質的な原因です。あと、この勢力には英国とイスラエル、フランス(マクロン政権)が入ります。

本ブログ「南北首脳会談」(2018年4月27日)などで、この南北首脳会談について大きな第一歩と抑制的に書いていますが、朝鮮戦争の終結については実際には大詰めであるのです。これが偽らざる現状の実相であるのです。大きな第一歩なのは、実はこの次に来る新しい時代への第一歩と言ったほうが正確です。もう既にステージは変わり始めているのです。しかし、当然、新しい時代=戦争の終結に対して上述のように邪魔がはいる可能性はありますが、それが誰かは既にわかっていることなのです。そして、もう一言、言えるのは、この新しい時代において日本と日本人は完全に出遅れているということです。このことは今後、マイナスとなって確実に跳ね返ってきます。
こういう状況ですから、なぜ安倍首相が首相の座にここまでしがみついているか、そしてそのしがみつくことが許されてきたかということも非常に鮮明におわかりになると思います。こういう中に、戦争を継続させるために憲法改正などのお話があるわけです。ただ、そのような動きの前に、南北両国とも戦争はもうしないと宣言したわけです。
ザ・フナイ6月号の拙論を読まなければ、平和憲法の意味も日本の戦後の実相もわからないでしょうし、必然、現在、何が起こっているかもわからないでしょう。

ネットで朝鮮半島の変化が中国の力が増したから生じたという珍説がありましたが、もちろんそのようなことはありません。まあ驚くような珍説で、それでは今世界で起こっていること、日本で起こっていること、そして日本の歴史の実相もわからないでしょう。ただ、日本の将来が危ういのは正しいことです。
またトランプ大統領が米中間選挙を睨んで南北和解に走っているというこれまた珍説がまことしやかにテレビで語られていますが、実際のところ上述したように在韓米軍・在日米軍の撤退ということは朝鮮戦争の終結という脈略で既に少なくとも5年前から始まっていることです。したがって、中間選挙で米国が動いているということはありえないことなのです。朝鮮戦争の終結が結果として中間選挙に影響することはあるでしょうが、中間選挙のために情勢が動いていることはありえないのです。国際政治を何もわかっていません。よくこんなこじつけを言えるものです。このことを言っているのは早稲田大学の女性の学者の方などでした。この方については本ブログで何もわかっていない人と既に評価しています。


「内政はめちゃくちゃ、外交はぐちゃくちゃ、使い物にならない?」(2018年5月2日)へ続く。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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