米国原油輸出解禁 40年ぶり | |
[世界の読み方] | |
2015年12月21日 23時37分の記事 | |
米国が原油輸出を40年ぶりに解禁すると報道されています。原油価格が下落している中、供給がさらに増えるのですから、原油価格が安値で安定することは間違いありません。 「原油輸出解禁 石油危機以来40年ぶり 大統領署名」(2015年12月19日)
今年は、イラン問題の解決もあり、そのイランが原油市場に供給を開始し始め、米国とともに原油市場の供給サイドは増えますので、普通に需給関係から考えても原油の値段は、安値で推移することは当然予想できます。 米国のシェールオイルは生産コストが高いと言われているので、輸送コストなどもかさむ輸出で採算が合うのか、普通に疑問に思いますし、もし、市場の値段よりコスト高の原油であれば、どこがそれを買うのかと疑問です。それを日本が買うなんて言うことはいくら何でも無いと思いますが、これは一つのポイントでしょう。 現状、世界の原油は2014年6月から約3分の1に値が下がっています。しかし、日本国内のガソリン価格はそこまでは下がっていません。税金分が価格の下落を妨げている要素はあるかと考えますが、日本が一体、いくらで原油を購入しているかと言うことは明らかにポイントであると考えます。これは、備蓄の原油を含めて考えるべき焦点であると考えます。 米国が原油を輸出することを解禁したと言うことは、ペトロダラーといわれた基軸通貨の要素が変化しているものと考えられます。昨今、発表されたFRBの利上げもまたこのドルに関係することです。これは世界的に大きなインパクトを持つ状況が現れ始めていると考えられます。 | |
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