ソメイヨシノ | |
[日本の政治] | |
2016年4月2日 23時54分の記事 | |
今日は、東京近郊で絶好のお花見デーだったのではないかと思います。土曜日で桜(ソメイヨシノ)は、ほぼ満開。どこも人であふれていました。
家族と桜を見ていたのですが、ソメイヨシノのことが話題になりました。ご存じの方も多いと思いますが、ソメイヨシノは江戸時代末期から明治初期にかけて今の駒込周辺が発祥の地です。その地域を昔、染井村と言って、造園師や植木職人が多い土地で、その職人達によってつくられたのが、ソメイヨシノであるわけです。そのつくられた桜を売り出すために有名な奈良県の吉野桜にかけていたため、最終的にソメイヨシノと名前が付き現在に至ります。売り出しのためにヨシノという言葉を使っていたわけです。 全国にあるソメイヨシノは、その駒込が発祥ですが、自生するわけではなく、接ぎ木によって増えているので、実はクローンなのです。このことは知らなかったので、聞いて驚きましたが、遺伝的に多様性がないので、気温などが一定の条件になると、どの桜の木も一斉に開花するわけです。だからこそまさに桜並木の壮大で美しい光景となるわけです。そう考えれば、桜の開花というのは人工的につくられた開花ショーと言えるものと思います。その開花ショーに人があつまり、宴を開き、華やいで季節の変わりを味わうわけで、これは江戸時代に花開いた風物の一つなのでしょう。 江戸時代に花開いた風物や文化というのは面白く、今も続くものが多くあります。このソメイヨシノと似たようなものは、土用の丑の日です。これは平賀源内が考案したウナギの蒲焼きの販促キャンペーンですが、それが現在でも続いているわけです。 江戸時代というのは非常に特異な環境におかれた時代です。しかし、そこで花開いたものは非常に面白く、注目に値することが多々あります。これからの時代において非常にポイントになるものと思います。そしてこれからの日本において非常にポイントになるものと思います。 | |
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