ものすごい差がついた韓国政府と日本政府の能力差 これはすぐには追いつけない | |
[日本の政治] | |
2020年4月8日 16時52分の記事 | |
新型コロナウイルスなど感染症問題は公衆衛生の問題です。そして、公衆衛生の問題とは紛れもない政治・行政の問題なのです。だから政府の能力が一番問われるお話しです。以下の記事は、韓国で新型コロナウイルス完治者の血しょうを重傷者に投与して治療に成功、韓国政府は血しょう治療についての指針を近々発表すると報じています。韓国はものすごい先に行っています。 「新型コロナ重症患者に「完治者の血しょう」を投与し、初めて治療に成功」(2020年4月7日 ハンギョレ)
韓国政府はPCR検査の充実に1月後半から動き始め、2月には体制ができあがっています。そして、検査と隔離という対処をして、2月29日には一応のピークを迎えているわけでえす。韓国のやり方は世界から賞賛され、そして良いモデルになっているわけです。 一方、日本のピークはどのようになるかまったくわからないわけで、現状、非常事態宣言発令中とものすごく対照的なのです。日本のやり方をモデルにしている国などは知る限りありません。むしろ、日本は無視されているといった方が良いでしょう。 日韓の差は歴然なのですが、韓国はそうやって防疫をしてきて、今度は血しょう投与で成功を収めたというのですから、すでに日本のはるか先にいってしまっています。そして公衆衛生の問題は、政治・行政の能力差の問題ですから、ものすごい差ができてしまっているのです。本当にこれはちょっとやそっとで追いつける差ではありません。 そして安倍政権10年の成果が今、このような形で現われているわけです。すぐに憲法の問題とかというむきがあるのですが、そんなことまったく関係ありません。単に現実的に何もやってきていないだけの話しで、そして何もやろうともしなかっただけの話しなのです。バカみたいにすぐに憲法に結びつけて話すのは、本当にやめてほしいですね。議論に現実感がなくなりますし、そういう現実感のない話しが、このような大差となって現われているわけです。10年間、憲法改正だけをいってきた安倍政権でこのような日韓の歴然とした差が生まれているのは、まさにその不毛な議論の明らかな証左でしょう。右翼ほど能力がないのです。安倍政権は本当にその良い例ですし、はっきりと無能なのです。 希望の光 この記事においては、この血しょう投与成功例だけではなく、有効性のある薬が紹介されています。米国のギリアドのエボラ治療薬「レムデシビル」や「イベルメクチン」を紹介しています。以下の記事にイベルメクチンについて書かれています。実はこの薬、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授が発見した日本の静岡県伊東市の土壌中から発見された新種の菌から開発された抗寄生虫薬です。そして、血しょう投与で韓国は成功を収めているのです。ひとつひとつ明るい兆しが見えてきています。 「新型コロナ『1回投与で48時間でウイルス99%減少』豪研究」(2020年4月6日 ) 一方、口を開ければアビガンしか言わない安倍首相。他にも色々な可能性があるのに、なんでそんなにアビガンだけなのか? 利権関係でもあるのではないかと疑ってしまうのは自然なことです。少なくとも韓国と同レベルの成果を上げてから、色々といってほしいものです。ちょっと偏りすぎています。PCR検査キットについてもそうです。日本は遺伝子検査で韓国に後れをとっています。これも安倍政権の10年の成果なのですが、日本になければ韓国に頭を下げて調達するのが首相の役目というものです。それもしないで、検査難民の群れが発生しました。明らかに行政の失敗です。 安倍政権は何も防疫・検疫、感染症対策、医療対策の充実化をはかってきていないのですから、こうなるのは当然の帰結でしょう。何もしていないから遅れが目立ち、話しにならないレベルのわけですし、だから口を開ければアビガンしか言えないのでしょう。 亀井静香さんは、以下のサンデー毎日の記事で安倍政権を『牛のよだれ政権』と評しています。ダラダラしてしまりがないという意味ですが、それは紛れもなく正しい評価です。言い得て妙です。そして、ダラダラとただ長くやってきただけで何の成果も上げていないから、上述のような日韓での大差が生まれてしまうのです。 早くこのような無能で愚鈍な政権は辞めさせて、抜本的に政府の能力の立て直しをはかることが、日本における最大の急務であることは明らかです。10年やらせてこれですから、それで先行き期待する方がバカというものです。そういう愚かさがこの10年の日本をつくってきたのです。 「石破氏は安倍首相に「辞めろ」と言え」(2020年1月1日 毎日新聞) 「元自民党政調会長・亀井静香、元自民党副総裁・山崎拓 自民党2長老が安倍政治にNO!」(2019年12月15日号 サンデー毎日) | |
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