トランプの致命的な失策 (4) | |
[日本の政治] | |
2020年8月23日 23時59分の記事 | |
本ブログ「トランプの致命的な失策?」(2020年8月9日)の続きです。 「トランプの致命的な失策 (3)」(2020年8月7日) (※ 本記事は掲載から1週間が経つと有料記事になります)
首相の健康問題の話題は、基本的に1週間です。メディアで連日報じられるような状態は1週間が限度なのです。1週間以上、首相の健康問題がうやむやになったり、様々な憶測が飛ぶという状態で、国政に影響があることが、1週間以上続くことは許されないのです。 ですので、このように首相の健康問題がメディアで連日報じられるような場合、本人が会見を開いてしっかりと正直に話すことが求められるわけです。そして、そうしなくてはなりません。 首相というポストは、個人に用意されたものではなく、あくまでも国民に対する機能ですから、健康状態が悪くて責任を果たせないのならやめなくてはならないのです。もちろん、健康であるのなら、そうはっきりといえば良いわけですが、もちろん、あとから言ったことを曲げることは許されません。いずれにせよ、そのようにはっきりと正直に表明して、そこで首相の健康問題は終わりなのです。そのように単純明快にしなくてはならないのです。それが国家の機能としての首相なのです。 首相は自分の健康以上に国家国民に対して大変な責任を負っているのです。健康問題で国政が支障を来すようなことはあってはならないわけです。 ですので、首相の健康問題が連日報道され、本人が何も言わないというのは、まさに異常な状態なのです。しかし、そのような状態における結論は、このように極めて明快なものなのです。 それに、本当に悪ければドクターストップがかかるはずですので、いずれにせよ、遅かれ早かれ事態は明らかになり、状況が決まっていくのです。 政府見解としては問題ないと言っているわけですから、それがすべてなのかもしれません。ここでのウソはあとあと大きな問題になります。国民に対して正確な情報を出すのが政府の役割です。 健康に問題があって機能しないのなら、即刻辞職ということであるのは、子どもでもわかることです。首相の座は国民に対して特別に責任あるポジションです。しかし、アベ氏は特別な存在ではありません。国民一人一人の命とアベ氏の命は等価なのです。 現在のように新型コロナウイルス感染症が拡大して、国民の健康が脅かされている時に、アベ氏の健康ばかりがメディアで報じられるというのもかなりおかしなことと考えます。あくまでも国民の生命を守ると言うことを政治もメディアもしっかりと堅持し、鮮明にしなくてはなりません。 新型コロナウイルス感染症で毎日、国民が亡くなっています。このことは、基本的にアベ政権・日本政府の防疫の失敗故と心から考えます。アベ政権・日本政府が、中国、韓国、台湾などの東アジア諸国と同レベルの防疫をしっかりとしていれば、救えた命が非常に多かったと考えます。感染症は、天災ではなく、基本的に公衆衛生、政治の問題なのです。 「もはや使い物にならない宰相 (1)」(2020年8月21日)へ続く。 | |
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