アベ氏では必ず政治闘争になる なぜならまだ疑惑が晴れていないから | ||
[日本の政治] | ||
2021年2月14日 23時48分の記事 | ||
以下の記事で、五輪組織委員会会長の森氏の後任は、アベ氏と言われています。仮にアベ氏がなった場合、確実に政治闘争が激化していくことでしょう。なぜなら、アベ政権では、次から次へと疑惑が噴出、その答弁は以下の朝日新聞のようにウソばかりであったわけです。そして、だからこそ疑惑がいまだに晴れていないわけですが、ウソとは国民を裏切ったということです。それであるのに、現状、ものすごく焦点となっている五輪のポストにつけば、当然、東京オリンピックを焦点とした政治闘争が確実に激化していくことでしょう。 「『後任会長は安倍晋三前首相しかいない』とJOC元理事 『政治と切り離されない…能力で選ぶのではない』【東京五輪】」(2021年2月14日 中日スポーツ) 「安倍政権が『事実と異なる国会答弁』森友問題で139回」(2020年11月24日 朝日新聞)
アベ氏がそのポストに就けば東京オリンピック開催中止の世論は、必然的に盛り上がっていきます。まさに政局の中心的な問題になるでしょう。そして、中止になれば、アベ氏の責任問題になっていきますし、それでアベ氏は政治的には完全に終わることになることでしょう。そして、そういうことを目指す人々が急激に増えていきますから、当然、東京オリンピックにとっては、アベ氏は間違いなくマイナスな人であるわけで、それを逆に選ぶという発想を観ると、ちょっと頭がおかしいのではないかと考えます。 上記中日スポーツの記事で、アベ氏の就任を言っているのは元JOC参事の春日氏ですが、以下のように述べています。
まず、この「森さんもOK」というのはどういうことなのでしょうか? 社会において今回の森発言問題とオリンピック問題がどのように考えられているかまったく理解していないこの言説には、ほとほと呆れます。森氏は問題を起こした張本人、日本の名誉を著しく貶めた張本人です。そのような人物がOKと判断材料に入れる感覚がまったくおかしすぎます。 森氏の後任人事について、以下の記事では、辞任に追い込まれた森氏が暴走して勝手に森氏が決めようと動いたと書かれています。 「五輪組織委トップ人事で森・川淵ラインが『暴走』、元大物財務次官も無力」(2021年2月13日 ダイヤモンド・オンライン) 以下のFNNの記事でも、川淵氏が「11日、森会長と1時間にわたり会談を行い、会長を引き受ける意向を示した」とあるので、森氏の独断であるのは間違いないでしょう。因みに、このFNN・フジ・産経の記事は、森氏の意向を後押しする内容と考えます。 「IOC委員『森会長の決断は正しい』 後任は川淵氏で調整」(2021年2月12日 FNN) しかし、その川淵氏の人事は流れたわけです。そして、以下のアエラの記事にはその人事を止めたのは、IOCと書かれています。 「女性蔑視発言の森喜朗元首相『川淵後継』を止めたのはIOCだった」(2021年2月14日 アエラ) 要するに森氏は自分でトンデモナイ国際的な問題を引き起こし、辞任に追い込まれたにもかかわらず、自分で後任人事を勝手に進めて、最後はIOCに止められたと言うことなのです。まったくあきれかえるばかりです。ものすごい滅茶苦茶なわけで、良くこんな人物をトップにして、これまでやってきたと考えます。 さらに、この一連のことを観て思うことは、森氏の五輪私物化です。これが一番の問題と考えます。あの森発言には、女性蔑視、パワハラという要素がありますが、それ以上に、あの発言の本質に森氏の五輪私物化があると考えます。 こういう森氏だから元JOC参事の春日氏は「森さんもOK」ということになるのでしょう。この春日氏の発言では、単に森氏の五輪私物化を認めているだけと考えます。実は、これは大変な問題発言なのです。なぜなら、国民のお金を投入しているオリンピックが、その実態が個人の私物と化しているということですから、とんでもなく大変な問題なのです。当然、これは、国会で精査されるべきことです。元JOC参事の春日氏の発言もさることながら、上記の川淵氏の人事の過程は極めて大きな問題をはらんでいますから、国会で徹底的に追求されるべきでしょう。 元JOC参事の春日氏はまた「政局もOK」と述べていますが、上述したことを考えれば、単に国民の感情を無視しているだけでしょう。もしくは、政局の意味がそもそもわかっていないのでしょう。 そして、元JOC参事の春日氏は、アベ氏を推す理由として「日本ではどうかわからないですけど、国際的にも評判がすごい、いいんですよ」と述べている訳です。普通、他国の首相などを表立って批判はしないのですよ、国際社会では。だから、評判は良いように見えるけど、皆、国民がその政治家をどのように考えているかを観ているのです。そして、その評判が悪ければ、当然、ダメだと烙印を押されるのです。その代表例が森氏ではなかったかと考えます。そして、それが最後の最後に炸裂したのです。 この春日氏の発言は、当然のこととして、あるリアクションを引き起こします。それは『それならアベ氏の実態を世界に知らせよう』という動きです。そういう動きになっていきます。上述したようにアベ氏には反対の感情・考えが極めて激しくあるのです。その激しさは間違いなく森氏以上でしょう。 | ||
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