山田真貴子氏問題の側面は2つ ? | ||
[日本の政治] | ||
2021年3月2日 2時1分の記事 | ||
昨日の本ブログ「山田真貴子氏問題の側面は2つ ?」(2021年3月1日)の続きです。
なぜか幕引きをはかろうとする立憲民主党 野党第一党である立憲民主党は、この官僚の腐敗と言論弾圧という二つのポイントについて徹底的に追求しなくてはなりません。 しかし、立憲民主党の衆院・予算委員会野党筆頭理事の辻本清美氏は、山田真貴子氏について、スガ政権で優秀な女性官僚が潰されたと同情してしまっているのです。どこもまでもピンボケ、問題の深刻さがまったくわかっていません。以下のように報じられています。
これでは、スガ政権で潰された優秀な女性官僚の山田氏は可哀想ということで、結局、ここで幕引きと言うことを辻本氏は自ら宣言してるに過ぎません。 では、ジャーナリズム精神を発揮してスガ氏に質問をして、スガ氏の不興を買い、山田氏に圧力をかけられて、番組降板を余儀なくされたNHKの有馬さんはどうなるのでしょうか? 辻本氏はどうして有馬さん救済をまったく言わないのでしょうか? 心から不思議でなりません。辻本氏の頭には結局、『女性』ということしか念頭にないのでしょう。とても偏っていると考えますが、少しはご自分の性別を離れて、しっかりと公の立場に立って判断、言動をすることを心から望みます。 辻本氏のこの言葉は、女性であれば山田氏のように言論弾圧をするようなことをしていても、潰されたと同情するが、男性であると、その問題の女性から言論弾圧されて番組を降板させられても、まったく省みられないということを、あからさまに言っているにすぎないのです。 こんなレベルの発想では、社会の正義はなくなり、社会が歪められるだけです。こんなことなら女性の社会進出なんぞに正当性などありえないのです。 山田氏は本質は、言論弾圧というものすごい加害者であるにもかかわず、辻本氏のこの言葉は、山田氏について女性ということを強調して被害者にして、この山田氏の問題にある政治的に極めて大きい問題を不問に付しているわけです。そして、野党自らこの政治的に極めて大きい問題を追求せずに、山田氏はスガ政権に潰されたと言い張って、幕引きをはかろうとしているわけです。 相変わらず立憲民主党はまったくのピンボケなのですが、だからどんどん支持率が落ちるわけです。 こういう癒着や言論弾圧についてきちんと追求をしないから、辻本氏の論でいう、政治家に振り回される官僚が増えるのです。日本の政治の凋落、腐敗の一因に自分たちもなっていることをそろそろ自覚すべきでしょう。それができない限り、立憲民主党の支持率は上がることはありません。とにかくこんな野党では使い物になりません。単なるバカです。 山田氏は潰されたのではなく、処分された他の総務省の高級官僚と同じ生き様なのです。さらに言えば、その生き様、スガ氏とも同じなのです。そして、最後はその生き様が、内閣広報官という地位にスガ氏に引き立てられたことによって、その地位に潰されたのです。群れて贅沢三昧、公務の道理に反して国民を裏切ったその生き様を、国民は許さなかったのです。 その山田氏の生き様は、辻本氏の言う、森友学園問題で自死に至った赤木俊夫さんとは真逆の生き様です。赤木さんは公務の道理に忠実に、国民に常に向き合って生きたからこそ、孤立し、追い詰められてしまったのです。一方、山田氏は東北新社との関係が出ていなければ、今でも何ごともなかったように元気に続けていたことでしょう。まったく反対なのです。山田氏と処分された他の総務省の高級官僚の生き様は、むしろ、赤木さんを追い詰めた財務省の上層部と同じなのです。 であるのに、上記朝日の記事にあるように、辻本氏は赤木さんと山田氏を同じカテゴリーに入れたわけです。まったくもってひどい。これでは辻本氏に公正さを期待する方が無理というものでしょう。政治家としては失格。この稚拙さ、虫唾が走るレベルです。 | ||
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