このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
戦争屋バイデン(ハリス) ?
[日本の政治]
2021年3月6日 23時50分の記事

今年2月、米軍が尖閣諸島周辺海域で、有事を想定して訓練を計画していたことが、以下の読売新聞の記事で報じられています。この訓練については、このことを報じた読売新聞でさえ、尖閣諸島周辺海域での米軍の訓練は『異例』と言っているほどで、まったくこれまでとは違うレベルに戦争屋バイデン(ハリス)のアメリカは踏み込んでいます。当然、バイデン(ハリス)がすでに明確にしている中国・ロシアに対しての敵対姿勢にこの訓練は基づいています。この2月、本ブログでバイデン(ハリス)の戦争=イギリス・英連邦・バイデン(ハリス)の戦争について連日書き続けた本質はこの読売新聞の記事にもしっかりとあるのです。この記事を観て、また戦争屋バイデン(ハリス)がやらかしているとしか思いませんでしたが、とにかくこの一件も戦争屋バイデン(ハリス)の真骨頂と言えることなのです。

「【独自】米軍が尖閣沖で先月訓練計画…有事想定、悪天候で見送り」(2021年3月5日 読売新聞)

【PR】システム構築、ソフトウェア開発はイーステムにお任せください


果たしてこの米軍の訓練が、記事にあるように悪天候のために見送られたのかどうか、非常に疑問に考えます。色々な動きがあったと考えますが、いずれにせよ、バイデン(ハリス)になって、一気に中国、ロシア、イランに対しての挑発行為がエスカレートしています。このことは、対アフガニスタン政策について、トランプと戦争屋バイデン(ハリス)を比較すると一目瞭然なのです。
地図で見れば一目瞭然なのですが、アフガニスタンというのは、ロシアの腹部、中国とイランのそれぞれの裏側に位置します。ここに米軍を置くと言うことは、必然、ロシア、中国、イランへの戦略拠点になるわけです。これは軍事上、牽制以上の意味を持ちます。これがアフガニスタンの意味です。そして、内陸にある同地に米軍を展開できるのは、インド洋からのアクセスを可能とする英連邦であるパキスタンとインドという存在があっての話しなのです。
この英連邦の二国の協力なしに米軍をアフガニスタンに展開することは不可能です。だからこそ、米軍のアフガニスタン展開は当然、イギリス・英連邦ということがセットなのです。このパキスタン、インド両国はもとは、イギリスの公式植民地であるイギリス領インド帝国です。その後、分離独立して二つに分かれるわけですが、当然、その本質はイギリスお得意の『分断統治』であるわけです。
そういう分断統治された英連邦のパキスタンとインドがあって、米国のアフガニスタン展開があるわけです。しかし、そもそもイギリスにとってアフガニスタンとは、優に180年以上前のイギリス東インド会社の時代から戦略ポイントにしてきたところです。このような歴史的な経緯を観れば、米軍のアフガニスタン展開の本質は実はイギリスの利益にあるのです。これが最重要なポイントです。つまりアフガニスタンというのは、昔も今もイギリスの戦略ポイントなのです。因みに、イギリス東インド会社のは旗は以下のものです。普通、この旗を見ればそれが何を意味するかはわかりますよね。


(ウィキペディアより)

トランプはそのアフガニスタンから撤退を実行したのです。これがトランプの本質なのです。反イギリス。そして何より、トランプはロシア、中国、イランに対して表向きは敵対的に大口を叩いていても、実質はアフガニスタン撤退というこの三国に対しての和平の動きをちゃんとしているのです。このようなことがあるので、まともなディールが成り立つのです。これは極めて重要なことで、これがトランプの本質なのです。
そして、トランプがこのように大口を叩かないと、実質、和平を推進していますから、平和反対、戦争賛成という輩がウヨウヨでてきて、邪魔され、潰されてしまうのを、トランプはよく知っていたと考えます。その輩の代表的な一人がトランプのアンチテーゼであるまさにバイデン(ハリス)であるわけです。リベラルだから平和主義なんていうのは単なる偏見、稚拙な誤解、もしくは同じリベラルのナルシシズムに過ぎません。もちろん、この平和反対、戦争賛成のカテゴリーにはアベ政権が入ります。だから、トランプ氏とアベ氏はそもそも方向性が真逆なのです。アベ氏はバイデン(ハリス)のカテゴリーにどっぷりと入っているのです。

その、戦争屋バイデン(ハリス)。以下の記事のように、バイデン(ハリス)は大統領就任からたった二日目の1月22日、トランプが行ったアフガニスタン撤退の見直しを言い始めたわけです。戦争屋バイデン(ハリス)のまさに真骨頂です。この見直しの本質は、アフガニスタンの国内事情にあるのではなく、当然、ロシア、中国、イランへの戦略拠点確保なのです。それが、核心的な米国(イギリス・英連邦)の戦略であるわけですが、そもそもどうしてアフガニスタンの国内事情に米国が関与する必要があるのでしょうか? 明らかにおかしな話しなのです。まるで、米国がアフガニスタンを属領としているがごとくです。
以下の記事では、トランプが国内事情とは関係なくアフガニスタン撤退を進めたと書かれていますが、それこそがまともな姿勢なのです。必要なら、アフガニスタン周辺国で和平構築の共同行動をすべきなのです。

「アフガン、新たな緊迫漂う 米、対タリバン和平合意再検証」(2021年1月28日 時事通信)

アフガニスタン撤退の見直しを戦争屋バイデン(ハリス)が発表したことによって、米国のロシア、中国、イランへの姿勢はトランプ時代とはまったく逆の敵対姿勢へと一夜にして変化したのです。そして、この後、当然のごとく、以下の記事のように2月4日、戦争屋バイデン(ハリス)は中国とロシアに対して対決姿勢を演説で鮮明にしています。これはでは普通に、上述のアフガニスタン撤退見直しとあわせれば、米国が中国、ロシア、イランに戦争をすると言っているに過ぎないのです。このことは、上記のトランプ時代と比較すれば一目瞭然なのです。まさに戦争屋バイデン(ハリス)。
その戦争屋バイデン(ハリス)はこの演説で民主主義がうんたらかんたらと言っていますが、本質はロシア、中国、イランへの戦争の姿勢を明確にしたことにあるのです。そのことが、戦争屋バイデン(ハリス)が昨年の大統領選挙中からずっといっている『同盟重視、国際協調』の本当の意味なのです。

「バイデン大統領、初の外交演説で中国とロシアを名指し『権威主義に対抗せねばならぬ』 米国第一主義から協調へ転換」(2021年2月5日 東京新聞)

言うまでもなく私は自由、民主主義、人権、法の支配を尊重し、心から支持しますが、それらは何度も言うように戦争を肯定するものではないのです。法王フランシスコがおっしゃるように戦争はすべての権利を否定するのです。いかなる理由にせよ、戦争を行えば自由、民主主義、人権、法の支配は失われるのです。ですから、自由、民主主義、人権、法の支配のために戦争をするというのは、根本的に矛盾していることなのです。人類にとって最高最善は、平和と人々の安寧な生活なのです。このことがあって初めて、自由、民主主義、人権、法の支配なのです。まちがっても自由、民主主義、人権、法の支配を人殺しの理由にしてはならないのです。
戦争ために民主主義などというのは、あくまでも戦争屋バイデン(ハリス)の口実、カモフラージュ、偽善にすぎないのです。

「戦争屋バイデン(ハリス) ?」(2021年3月7日)へ続く。

このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
★★★★★

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/456440
くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
ブログ内検索

カレンダー
<<2021年03月>>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
カテゴリ
全て (1442)
日本の政治 (1353)
ザ・フナイ (15)
中東情勢 (4)
アジア・太平洋情勢 (2)
戦争の構造 (3)
世界の読み方 (15)
書評 (1)
勉強会・講演会のお知らせ (3)
本ブログの重要記事

注目です!

「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(21年2月3日)←New!
「やはりイギリスが言い始めた」(21年2月4日)←New!
「東京オリンピックは2022年に開催すべき」(20年12月31日)←New!

値千金のブログ記事:岡田晴恵特任教授、国のコロナ対応に激怒!番組出演中に声を震わす 「このままだと3月4月にピークがきます」 (20年2月25日)
○本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的? 」(20年4月16日)
○本ブログ「アメリカ政府が認定した当然のこと」(20年4月4日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月1日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月4日)
「ノーベル賞受賞者が新型コロナウイルスの早期回復(終息)を予測した理由:「我々は良くなっていく」(訳文)」(20年3月23日 ロサンゼルス・タイムズ)
最近の記事
10/09 23:54 やはり『ひるおび』は相変わらずアベ政治応援団なのか?
10/08 23:20 立民はやはり話にならない・杉田を公認すれば石破新体制は水泡に帰す
10/06 23:48 石破新政権 すごいとしか言えない快挙
10/04 09:51 石破新政権は国民のためにあくまでも王道をいけ
10/03 08:55 石破新政権 滑り出しとしては上々ではないでしょうか
09/30 02:43 石破総理・総裁誕生は順当だが、そこにある様々
09/26 15:44 自民党総裁選では自民党にとって『石破一択』が実相
09/08 23:40 日経225先物が暴落している
08/30 21:07 兵庫県知事 単に『虐待』を躾と言っているのと同じではないか?
08/26 23:29 『小泉氏』という選択肢は老害支配を加速させ、日本を滅ぼすだけ
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved