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くる天
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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、爾来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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リコールとは主権者の判断を否定すること その責任は極めて重い
[日本の政治]
2021年3月15日 2時8分の記事

ニューヨーク州知事のクオモ氏(民主党)がセクハラ疑惑と高齢者施設の死者数隠蔽問題で、以下の記事のように所属政党・民主党の連邦議員から辞任を要求されています。クオモ氏は、昨年、反トランプの急先鋒として人気を博していましたが、今や辞任と言われています。ほんの半年ですが、政界は一寸先は闇。これと同じようにリベラル(リベラリズムではない)もバイデン(ハリス)の4年間で壊滅する可能性は大きいと考えます。

「民主上院トップも辞任要求 『辞めない』とクオモNY州知事」(2021年3月13日 時事通信)

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そうなって、恐らく生き残るのはサンダースを中心とする新自由主義と決別をした勢力だけでしょう。ウォール・ストリート(新自由主義)と関係があるリベラル・リベラリズムは行き場を失うことになると考えます。その理由は、このウォール・ストリート(新自由主義)と関係があることで、国際的には戦争(イギリス・英連邦・バイデン〔ハリス〕の戦争)ばかり、一方、国内については本当の意味での人々の救済、すなわち経世済民にならないからです。至ってわかりやすい理由ですが、それがバイデン(ハリス)の本質なのです。現状ではバイデン(ハリス)に楽観的な要素、評価すべき要素は何一つありません。
振り返って、日本のリベラリズムは、現実感と哲学が大いに欠如していてまったく子どもだましのレベルです。それでは無理。日本の将来を考えるのなら、日本のリベラリズムをまず再建することをしないといけません。もちろん右翼なんぞにそもそも期待はしていません。右翼の本質の下劣さは、この10年ではっきりしました。基本的に能力がなく、結果を何一つ残していませんし、そもそも常識に欠けすぎています。そのトドメとなったのが後述する愛知県知事リコール署名不正・偽造問題です。
とにかく、日本のリベラル・リベラリズムはまず新自由主義との決別をしないといけません。そうしない限り将来はありませんが、この理由は米国のリベラル・リベラリズムと同じです。日本のリベラルには新自由主義は素晴らしいと思っている実に変わった人々が結構います。それでいて非正規労働を批判していたりしているわけですが、基本的に自分の思想内容についてちゃんと吟味していないで、気分でだけ考えているむきがあるわけです。ナルシシズム。そういうところが結構右翼と重なったりもするわけです。
現実感と哲学。日本のリベラル・リベラリズムにはこのことが求められますが、まずは韓国のリベラル・リベラリズムから大いに学ぶものがあります。はっきり言うと、日本のリベラル・リベラリズムより韓国の方が明らかにレベルが上です。まずは2年くらい韓国のリベラル・リベラリズムから大いに学ぶべきでしょう。本ブログ「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(2021年2月3日)で書いたように、韓国のリベラル・リベラリズムは非常にレベルが高いのです。

リコールとは主権者の判断を否定すること その責任は極めて重い
さて、前置きが長くなりましたが、政治的に追い詰められているニューヨーク州知事のクオモ氏は、所属政党である民主党の連邦議員(ニューヨーク州選出)から辞任を要求されていることに対して、「私は政治家にではなく州民に選ばれている」(21年3月13日 時事通信)と述べて辞任を否定しています。
この発言は非常に民主主義の核心を述べています。民主主義社会にあって選出された公職はあくまでも有権者・主権者によって選ばれた地位ということを、クオモ氏はしっかりと述べているのです。ここが民主主義の原点なのです。だから、所属政党である民主党の連邦議員に辞任を要求されても、それを関係ないと突っぱねるわけです。あくまでも自分は有権者・主権者によって選ばれ、そのために公職についていると筋を通しているわけです。
これと同じことを本ブログ「キーワードは差別主義? 」(2021年2月17日)で以下のように書きました。これは愛知県知事リコール署名不正・偽造問題ついての言及でです。


リコールというのは、大村愛知県知事に向けられることのようで、その本質は大村氏を愛知県知事に選んだ主権者の判断を否定するものです。このことがリコールにおける最大のポイントなのです。もちろん、リコールに相当することがしっかりとあれば、当初の主権者の判断は覆されてしかるべきですが、それをアルバイトを使った偽造署名によって行うという事自体、トンデモナイ、あり得ないことでしょう。主権者、民主主義を完全に愚弄しています。ここまでくるとさすがに世界の笑いもの。


愛知県知事リコール署名不正・偽造問題。この問題で名古屋市長の河村氏などは、大村愛知県知事を目の敵にして攻撃しているのつもりなのかしれませんが、リコールということをしたということは、大村知事を選んだ有権者・主権者の判断に異を唱えたということなのです。ここがこの愛知県知事リコール署名不正・偽造問題での核心なのです。そして、こともあろうに、有権者・主権者の判断に異を唱えて集められた署名の8割以上が偽造であったわけです。まったく話にならない低劣さです。
そして名古屋市長の河村氏はその中心人物であったわけです。以下の記事のように、ご本人は何を血迷ったか自分は中心人物ではないと言い張っているわけですが、河村氏は明らかに先頭にたって先導しているわけで、その上「知事を辞めさせるのは市政改革そのものだ」(21年3月9日 朝日新聞)とまで言っているわけですから、間違いなく中心人物でしょう。ただ、ここまでの民主主義の根幹を揺るがす問題を起こした河村氏が辞めた方が、確実に名古屋市政を改革するものになると考えるのは私だけではないでしょう。

「河村氏に『あなたが中心人物だ』 リコール署名問題追及」(2021年3月9日 朝日新聞)

本当なら河村氏はリコールが成立しなかった時点で責任をとらなくてはならなかったわけです。なぜなら、リコールとは有権者・主権者の判断に異を唱えるということだからです。このようなことを公職者である名古屋市長が行ったわけですが、リコール失敗で当初の有権者・主権者の判断の正当性が認められたわけです。有権者・主権者によって選ばれた公職者・名古屋市長が、有権者・主権者の判断に異を唱え、それが失敗したら、その責任はとらなければなりません。それが、有権者・主権者の判断に対する公職者としての正しい態度です。
名古屋市長の職務には、愛知県知事のリコールも入っているのでしょうか? そんなものは入っていません。河村氏は「知事を辞めさせるのは市政改革そのものだ」(同上)と言っているわけですが、市政改革を考えるのも有権者・主権者の判断なのです。その上でリコール運動を先導したわけです。この河村氏の発言は、河村氏が市政に振り向けるべきエネルギーを愛知県知事のリコールに費やしことへの単なる言い訳にすぎません。
このように河村氏は公職にあるものとしてリコールを先導し、有権者・主権者の判断に異を唱えた責任があり、さらにその上に、リコール失敗、提出署名の8割以上が不正・偽造と言うことなのですから、普通ならとっくに辞職してしかるべき事態なのです。それをいまだにダラダラと地位にしがみついていて、責任をとらない。さらに次の選挙への出馬を臭わしているわけです。明らかに責任と言うことについてまったく理解していません。
そして、この河村氏の責任意識がない本質は、有権者・主権者のことをまったく忘れていると言うことなのです。大村知事のリコール運動の本質も、結局は有権者・主権者のことを忘れているということあると考えます。だから、不正・偽造署名と言うことが起きるのだと考えます。
このように有権者・主権者のことを忘れていて、公職にしがみついている。その本質は、結局、単なる権力者、王様と同じで権力の私物化なのです。だから、有権者・主権者に対する責任ということが、河村氏の言動にまったくないと考えます。言っていることは言い逃れにしか聞こえませんし、むしろ自分は被害者だと言わんばかりです。本当なら事件の解明を率先してやらなければならないのに、明らかに逆ギレ。責任もとらない。ホントに話しになりません。名古屋の人々はこのことに対してどう考えるのでしょうか? そこで名古屋市民の本質が問われます。
いずれにせよ、愛知県知事リコール署名不正・偽造問題と河村氏の言動は、明らかに日本の政治の劣化を象徴しています。

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