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くる天
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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、爾来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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スガ政権のコロナ対策は具体策がない ?
[日本の政治]
2021年3月18日 23時49分の記事

東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に対して出されていた緊急事態宣言を、3月21日をもって全面的に解除することが、本日3月18日に決まり、スガ首相による記者会見が行われました。会見でスガ氏は「感染拡大を二度と起こしてはいけない、その決意を今回の宣言解除に当たり、改めて私自身、自らにも言い聞かせております」(2021年3月18日 首相官邸)と高らかに述べています。しかし、実際、緊急事態宣言中に東京の新規確認感染者数はすでにリバウンド、感染再拡大傾向を見せています。感染が再拡大をしている最中に、緊急事態宣言を解除するという、まさに現実を無視した夢想と言えるレベルのスガ氏の施政発表は、ただただシュールとしか言えないレベルです。アベ・スガと2代続けて自民党政権はまったく防疫ができておらず、感染防止と感染収束の意思がまったく見えてきません。これは本当にひどいものです。

「新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見」(2021年3月18日 首相官邸)


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スガ政権が発足しての半年をずっと見つめてきて、一つだけ確実と思われることがあります。それは、スガ氏には『思考がない』ということです。いつも的外れというか、後手後手というか。常につきまとうのは、その施政に現実感がなく、思考がないことです。
世の中の多くの人が、緊急事態宣言を感染が再拡大している段階で解除するのは明らかにおかしいと思っていることと考えます。緊急事態宣言は感染を収束させるための手段、それも現状では唯一といって良い手段であるにも関わらず、その宣言中に感染が再拡大していて、さらにその宣言を解除すれば、その後は感染が爆発的に拡大することは、普通に予想がつくことです。
そして、宣言解除を決定、その旨を表明する記者会見で、上記のように感染拡大を二度と起こしてはいけないと高らかに言うわが国の首相を、ある種、絶望的な思いで見つめるしかない状態は、非常に嫌悪をもよおします。この状況をまったくのシュールと皮肉交じりに表現して、思い詰めないように自分を守るしかない、そんなレベルなのです。
正直に言ってしまえば、スガ氏もしくはスガ政権は基本的にはバカなのです。バカ政権ということはアベ政権時から2代ずっと続いていることですが、スガ氏のバカさ加減、思考の現実感のなさはどこからくるのか? そう考えてしまうわけです。そして、その要因を考えると、好意的に言ってスガ氏は平時向きの政治家だからと考えます。彼は計画を実現することにすべてがあり、現実に対して対処するという政治家としての目的意識が極めて希薄と考えます。
わかりやすく言えば、現実にではなく計画遂行にすべての目的があるので、スガ政権では、その施策と現実が必然的に乖離していくということになるわけです。これが現実が比較的に平静な平時なら、ある程度の有効性があるのかもしれませんが、現実が流動的な有事では、施策と現実の乖離が必然的に大きくなるわけです。
したがって、この思考は新型コロナウィルス禍という有事において、必然的に上述のような現実と言説の乖離が生じるわけです。こういう政治家は、有事においては、打つ手が裏目裏目に出ていくわけで、典型的な有事に墓穴を掘るタイプと考えます。もちろん、その墓穴とはスガ氏だけではなく、日本国民・日本国ということです。
このことを考えていて、ふと、戦前・戦中の軍国主義の軍部もまた、その大半はスガ氏と同じ平時の脳の人間であったのではないかと考えます。戦争という有事に対応できない平時向きの人々が計画的に戦争を起こして、そして国が亡びたと言うことです。
あくまでも自分たちの計画を遂行することに目的があり、現実に対してアプローチしていないので、結局は現実とその施策との間に乖離ができ、状況は悪化、そして、その状況から目を背けたり、糊塗したりして、さらに滅亡へと進んで行く。そういう権力者をいただいた当時の国民はたまったものではないのですが、結局は日本もろとも滅亡へと突き進み、崩壊したわけです。
余談ですが、その破滅した軍国主義を褒め称える日本の右翼のように歴史に対して真摯に向き合おうとしない国は、実は戦争も弱いのです。理由は簡単で、過去の事象から何も生産的なことを学べず、いつまでも同じ過ちを繰り返すからです。要するに、歴史は自分たちを賞賛するものだという思考には当然進歩がないわけですが、最近はこの右翼の歴史に対する姿勢が一般的にも広がっているのですから、日本社会の土台もかなり崩れてきているのではないかと考えます。
そういう崩壊現象の一つにこの戦前の軍部と同じように、スガ政権の施策と現実との間に乖離が生じると言うことがあるのではないかと考えます。実際、マスコミもスガ政権の新型コロナウイルス対策にまったく貝のように口を閉ざして、批判をしません。また、まわりの官僚も政治家もふぬけばかりなので、スガ氏をいさめられない。だからこそ、最終的には大きな墓穴を掘っていくだろうと考えます。もちろん、それは国全体と言うことですが、感染再拡大が明らかに起きているのに、首相が緊急事態宣言を解除して『感染拡大を二度と起こしてはいけない』と記者会見で高らかに言っている状況は、そういう国としての末期的症状を示しているのです。

「スガ政権のコロナ対策は具体策がない ?」(2021年3月19日)へ続く。

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