《日本の政治》 現状の政局のポイント | |
[日本の政治] | |
2021年9月8日 10時6分の記事 | |
現状の政局のポイントは一点に尽きると考えます。それは、この総裁選に対する国民の関心がどこまで続くかと言うことです。低迷する経済、公文書偽造と国会での虚偽答弁という平気で国民に嘘をつく政権、不正と疑惑に満ちていて、にもかかわらず実績がないアベ・スガ時代。そして、何よりもアベ・スガ時代の滅茶苦茶な新型コロナウイルス対策。もううんざりでしょう。だからこそ国民の大半は、不正なき政治という政治の正常化と、国民の生活に安定をもたらすことができる政治を求めているわけです。ポイントはとてもシンプルなのです。しかしそれなら、その答えがない自民党総裁選の情報がテレビに流れていても、普通なら興味が持てなくなります。それは当然の帰結なのです。
端的に言って、自民党総裁選でアベ・スガ時代の延長線上の情報しか出てこないのであれば、総裁選に対する国民の興味は今月末までは到底もたないでしょう。この興味のヤマは今週が精一杯、それ以降は、アベ・スガ時代の延長線上の情報しかなければ、一日一日とかえって総裁選が自民党を破壊する作用を深めていくものと考えます。必然、今月29日までは到底持たないと考えます。 そうなると、必然、この総裁選のポイントはアベ・スガ時代の不正をあばき、政治の正常化がいかにできるかということが最大のポイントになります。さらに中国・台湾並の実績をあげる新型コロナウイルス対策ということが、もう一つのポイントになります。 そして、言うまでもなく、このことは、今後、衆議院総選挙でも有効になります。だから必然、これらのポイントに徹することができたところが、次を担うということになるものと考えます。 立憲など野党は、インフラの徹底した整備、自由闊達な学問・科学技術の振興、自公政権時代に完全に失われたワクチンの開発・製造の自立性の回復、医療体制の整備などもどんどん言うべきでしょう。ここはチャンスなのです。 | |
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