《新型コロナ》 ウソばかりの言葉には反吐(へど)がでる | |
[日本の政治] | |
2021年9月29日 22時14分の記事 | |
9月28日、スガ氏が会見でこの1年を振り返って『コロナとの闘いに明け暮れた日々』と述べたと報じられています。 なぜかスガ氏は自分の功績だけをひけらかしているのですが、先月、東京では感染者が入院できず、自宅に放置されて何のケアも受けられず、人知れず命を落としたケースが続発したわけです。さらに感染者が自宅に放置された結果、家族にも感染が拡大したわけです。伝染病感染者を自宅に放置して同居家族に感染が拡大するのは最悪のこと、政治においてまったく何も出来ていないということです。そういうときに、このスガ政権はオリ・パラを強行開催したわけです。明らかな防疫・医療体制の不備です。これは国民の利益に反し、憲法に違反するものです。実際は、昨年の政権発足後、結局は何もやってこなかった結果が、この8月に一気に出たということなのです。 「『コロナとの闘いに明け暮れた日々』 菅首相、会見で1年振り返り 」(2021年9月28日 THE PAGE)
このようになったのに、スガ氏は自分の功績だけをひけらかしているわけです。あまりにも国民を冒涜しています。 中国・台湾のように感染者もごく少数、犠牲者に至ってはほとんどないという状況が、この1年続いてきたのなら、『コロナとの闘いに明け暮れた日々』という言葉に私は心から賛辞を送ります。よくやったと。 また、今年の4月からパンデミックがはじまって、この8月のような惨状になったのなら、政府の不手際を批判しても、その不手際に対する憤りはそれほどではなかったかもしれません。 しかし、スガ氏は1年前に政権につき、その前は8年も官房長官をやっていたのです。新型コロナウイルスのパンデミックは2020年1月からです。すでに1年半以上も時間が経っているのに、この8月の感染爆発、オーバーシュート、医療崩壊、家庭崩壊、犠牲者続出、自宅での孤独死続出という事態を招いたのです。 これが、コロナとの闘いに明け暮れた1年というのなら、『スガさん、あなたは単に無能に過ぎません。総理になってはいけなかった人です』というレベルなのです。 実際、8月の感染爆発・オーバーシュート、医療崩壊、家庭崩壊で、政権支持率は大きく下がり、スガ氏は追い詰められて失脚したわけです。であるのに、『コロナとの闘いに明け暮れた日々』と自分の功績だけをひけらかしていうのは、明らかに頭がおかしいレベルです。どんなによく観ても幼稚な負け惜しみに過ぎません。情けない。国民はこういうことは絶対に忘れません。 本当に有能な人物なら、自分の無能を棚に上げて自分の功績だけをひけらかすのではなく、自宅で孤独死した人々に対して涙を流して謝罪していたことでしょう。それが為政者の責任感というものです。スガ氏は猛烈に驕った人です。 昨年、医療体制と検査・隔離体制の充実そっちのけで、GOTOトラベル・イートなどに労力と資金を回したわけです。これで『コロナとの闘いに明け暮れた日々』というのは、当然、ウソでしかありません。GOTOトラベル・イートはコロナ対策ではなく、需要喚起政策なのですから。結局、新型コロナウイルス感染収束に何の貢献もしないので、停止したわけです。当たり前です。 GOTOトラベル・イートなどに回した労力と資金を、昨年からしっかりと医療体制と検査・隔離体制の充実に回していれば、この8月のようなことには、ならなかったでしょう。まさに『アリとキリギリス』の典型、備えをしていない必然の結果として、多くの国民が犠牲になったのです。 むしろ、GOTOトラベル・イートなどに回した労力と資金をしっかりと医療体制と検査・隔離体制の充実に回していれば、感染の収束傾向をつくることができ、経済・社会活動の正常化もできたことでしょう。オリ・パラも国民に歓迎されたものになっていたはずです。このことは、医療体制と検査・隔離体制を充実させて、ワクチン普及前から収束傾向をつくり出して経済成長を果たした中国・台湾の例がそれを証明しているのです。 スガ氏は政権の最後で、緊急事態宣言解除を決定したわけです。これは非常に重要なポイントになります。この決定は、今後の第6派と緊急事態宣言再発令は、自公の政権にとっては極めて大きな責任が伴うことを意味しています。第6派と緊急事態宣言再発令となれば、この1ヶ月、自民党総裁選をダラダラとやっていて、何をやっていたのかということに確実になります。その時、自公が政権ならば、確実にその政権は吹っ飛びます。 | |
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