| 《日本の政治》日本人を不幸にする分断統治から脱却せよ | ||
| [日本の政治] | ||
| 2021年11月13日 23時48分の記事 | ||
昨日の本ブログ「《日本の政治》 本当の問題を把握しなければ、生活は改善しない」（２０２１年１１月１２日）では、日本経済・社会の凋落の原因をつくっている宿痾として、日本の大企業と、国民を犠牲にしてそれを保護する自民党などの新自由主義政党、そしてそれと歩調を一にする『連合』について書きました。
この『連合』については、もう一度、元経産官僚の古賀茂明さんの言葉を掲載しておきましょう。
この言葉をみて明らかなように、自民党と同じく『連合』も大企業の代弁者であり、『連合』はもはや国民のための労働組合ではないのです。はっきりしているのは、彼らは大企業の従業員としての自分たちの利益ためだけに存在している存在でしかないのです。利己的存在。 だからこそ、昨日、申し上げたように『連合』は、非正規労働者などの日本国民の犠牲の上に成り立つ中間支配階級であり、非正規労働者などの日本国民から搾取し、そのあがりで生きている正社員ということなのです。 そして、大企業と『連合』という労使一体の支配構造によって、下請けの中小企業や非正規労働者などの日本国民の大半は、搾取され、虐げられているわけです。だから、企業の内部留保は増え続けるのに、賃金がまったく上がらないという状況になっているわけで、この影響で治安は悪くなり、少子化は改善されず、教育投資の減少、国民の生産力減退となっているわけです。 言うまでもなく、自公、国民民主と立憲民主の一部、そして維新はこのようなことを変えようとは一切していないのです。 ◎ 日本人を不幸にする分断統治から脱却せよ この大企業と『連合』という労使一体の支配構造を政治の場面で言うと、自民（大企業）、旧民主系（連合）＋維新などの新自由主義政党となるわけです。まさに、どちらに票を入れても、大企業と『連合』という労使一体の支配構造の利益になるようになっているわけです。これをディバイド・アンド・ルール、分断統治というのです。 現状、自公（大企業）と、一方で『連合』側が国民民主、立憲民主の一部、そして維新というウイングをつくっています。この構造を観れば明らかなように、どちらにいっても同じであり、そしてどちらにいっても大半の国民にとっては利益にはならない、単に地獄となるだけなのです。 だから、やるべきことはただ一つ、この分断統治の構造から脱却することなのです。それが、日本人の大半が幸福になる唯一確実な道なのです。 自公、新自由主義政党（国民民主、立憲民主の一部、維新など）による企業と『連合』という労使一体の支配構造は、特にバブル以降出てきたものです。ですから、すでに３０年以上経つ古いものなのです。連合の設立は１９８７年、バブル真っ最中にできた、いわばバブルの申し子なのです。新会長もバブル世代の女性です。 私もその世代ですが、この１９８０年代、９０年代前半は、日本の大企業は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。しかし、今やその勢いはまったくありません。昨日も触れましたが、今や日本の大企業はまったく生産力（生み出す力。生産性ではない）がなくなっています。はっきり言って、その原因は人間力の枯渇でしかありません。 ドラッカーが企業の寿命は３０年と言いましたが、この自公、新自由主義政党（国民民主、立憲民主の一部、維新など）による企業と『連合』という労使一体の支配構造は、そう言う意味では完全に賞味期限切れ、時代遅れになっているのです。だから、日本経済、日本の社会の足を引っ張る宿痾に、ただただなっているだけのです。ある意味、世襲政治家と同じなのです。 したがって、この分断統治の構造から脱却して、新しい方向性をつくり出していかなければならないのが、これからの日本における最大のポイントであり、要請なのです。そして、その新しい方向性の胚芽は、実は今まで虐げられてきた数多ある中小企業や非正規労働者の中にあるものと考えます。 そういう新し方向性をつくり出すためには、とにかくこの分断統治の構造から抜け出し、新しい選択肢、新しい方向性を考えなくてはならないのです。そういう視点と方向性を徹底的に見つめなくてはならないのです。そして、そこには必ず輝かしい日本があるはずです。 最終編集日時：2021年11月14日 0時14分 | ||
| このブログへのチップ 0pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
| このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
|
◆この記事へのコメント | |
| コメントはありません。 | |
|
◆この記事へのトラックバック | |
|
トラックバックはありません。 トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/466405 |
|
