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《日本の政治》 政治が悪いと地震が起きる
[日本の政治]
2021年11月21日 0時0分の記事

11月初旬、親しい知人が自宅を訪ねてくださいました。とても嬉しい訪問で、2時間ほど社会情勢などについてお話しをしました。とても楽しい一時でした。その知人はとてもカンが強い方と思っているのですが、その知人が会話の中でふと『政治が悪いときは地震が起きる』と言い始めました。私もまったく同感です。

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本ブログの右側に広瀬隆さんの『原子炉時限爆弾』(2010年8月27日)を今年になってから載せています。それは、この本に書かれていることが、大きなポイントになると考えたからです。だから、この本の紹介とともに『この広瀬さんの本は現在進行形で有効。私たちは心しなくてはならない』と書いたのです。
広瀬さんはこの本で、地震の活動期に入っている状況と危険な原発の実態に焦点をあて、警鐘を鳴らしているのです。地震と原発についてそう警鐘を鳴らしたのが2010年8月、それから約半年して東日本大震災と福島第一原発事故が発生したのです。
そして、現在も地震と原発の危険性はやはり現在進行形なのです。特に地震。だから『原子炉時限爆弾』を載せているのです。

◎ 広瀬さんは日本における最高の知性
一切の誇張なく、広瀬さんは日本における最高の知性と考えます。このような正確な分析と警鐘を出せると言うことは、これは本当にすごいことなのです。普通はできない。
この日本で誰が地震と原発について、東日本大震災前に警鐘を鳴らしたでしょうか? 石橋克彦神戸大学名誉校長も同じく警鐘を鳴らしています。他にもいるでしょうが、それは多くはありません。
しかし、東日本大震災後、そういう大変なレベルの人物はまったく日の目を見ないままになっています。これは大問題です。自民党が人材育成、人材育成というのなら、まずは広瀬隆さんや石橋克彦さんの言葉を受け止めて実行に移したらどうでしょう。
私はうがい薬が新型コロナウイルスへの決め手と恥ずかしげもなく言う人を評価しませんし、広瀬さんや石橋さんのような本物の知性を評価したいと考えています。

◎ 人材を評価できない国は亡びる
まさに日本の弱さは、日本の宝とも言える、このような大変に優秀な人物・知性を評価しないことにあります。それでいて、どうでも良い人物をもてはやす。そういうことを繰り返していれば、当たり前のように国力は落ちていきます。これも政治の悪さなのですが、そういうことが積もり積もって、福島第一原発の事故が発生する、国が弱くなっていく、そういうことが起るのです。本物の人材を評価できない日本は、安全保障をいうレベルにはありません。むしろ、日本の安全保障上の最大の問題は、本物の人材を評価できない日本自身ということが、現下、最大の問題でしょう。
この国力の低下には、政治の悪さ、経済における目先の利益の追求が大きな要因としてあるのです。そして、このことを正当化し、問題を隠すための論調がマスコミから次から次へと出てくる。そうなるのは政治の悪さ、経済における目先の利益の追求に、マスコミも関わっているからです。
人々の眼に目隠しをするマスコミなどの自己利益の追求の悪行にはいずれ確実に審判はくだりますが、いずれにせよ、そのような論がマスコミから出てくれば、国民は経済、社会、政治の状況を正しく把握できなくりますので、さらに迷走、状況は悪化していきます。悪循環になっていきます。

◎ すでに暗黒の時代に入っている
現状、日本で大きな地震が起きると、それが暗黒の時代への本格的な入り口となって、大変な時代に突入していくことでしょう。
ただ、これまでの10年、この暗黒の時代の歩みを続けています。徐々に徐々に状況が悪い方に進められ、いつ本格的に動き出すかという状況がずっとはかられています。
しかし、多くの人びとはそのようなことに気がつかない。何か、状況が変だとは思いながらも、気にとめない、もしくは気にとめないようにしている。深刻に考えたくないから。しかし、状況は悪化しているのです。
そういうことを『ゆでガエル』というのです。気がついたときにはもう遅い。そのとき、嘆いても遅いのです。
そうならないためには、早々に負の構造を払拭することが大事になります。本ブログで書いていることは、そのためのことなのです。
負の構造の問題払拭とともに改元の必要性があります。とにかく、アベ氏がつくった元号を変える必要があると考えます。このことについては本ブログ「改元の必要性 大和言葉に『ラ行』から始まる言葉はない」(2021年8月2日)などで何度も申し上げてきました。
アベ氏は、いずれ日本で初めてのムッソリーニなるか、足利義満のように突然終焉するのではないかと考えます。

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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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