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<国際情勢> ロシアが主張するナチスの問題は無視すべきではない その3
[日本の政治]
2022年3月8日 23時28分の記事

本ブログ「《国際情勢》 ロシアが主張するナチスの問題は無視すべきではない その2」(2022年3月5日)の続きです。

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◎ 日本における情報統制
3月7日、以下の記事のようにイスラエルはシリアを空爆しています。昨日ですよ、昨日。この記事の下の囲みにあげた記事のように、イスラエルはずっとシリアを攻撃しています。ざっと調べるだけでこれだけの記事が出てきます。
それでは、シリアはイスラエルに対して空爆などの攻撃をしているのでしょうか? 基本的にイスラエルが一方的にシリアを攻撃しているだけです。パレスチナを攻撃するように。しかし、反戦運動家の方々はこのイスラエルの行動についてまったく批判をしません。どうしてなのでしょうか? これはミステリーです。
シリアのアサド大統領が独裁者だからでしょうか? だから、軍事行動が許される? シリアの背後にはロシアやイランがいるからでしょうか? だから、軍事行動が許される? イスラエルは民主的な国家だから軍事行動が許される? でも、パレスチナに対するイスラエルの所業が民主的とはどうしても私には思えません。
本当なら、反戦運動をされている方々は今年初めから何度もシリアを攻撃するイスラエルを非難しなくてはなりません。日本のメディアもしっかりと批判すべきです。
しかし、しない。それは普通にダブルスタンダードであり、欺瞞なのですが、要するにこれは日本における情報統制なのです。だから、反戦運動も実は情報統制の一翼を担っていると考えるべきなのです。
反戦・平和運動をどんどんすべきと考えます。でも、そこにお手盛りがあってはいけない。えこひいきがあってはいけない。偏見などがあってはいけない。ダブルスタンダードがあってはいけない。現在の状況は反戦・平和運動、リベラリズムの運動が、大変な試練に立たされていると考えるべきです。そして、そこでは『反戦・平和』と言うことで、一徹にしっかりと筋を通さなければならないのです。
『反戦・平和』にダブルスタンダードがあって、結局、誰かの軍事行動を正当化するようなことは、絶対にあってはなりません。
だから、ロシアを批判するのなら、イスラエルも批判しなくてはなりません。ウクライナ擁護をいうのなら、シリア擁護をいわなくてはなりません。
そして、シリアを攻撃し続けて、多数の犠牲者を出してきたイスラエルを批判すると、ロシア・ウクライナ情勢は決着していく可能性は大きいと考えます。それが、国際関係というものなのです。

「イスラエルがシリア首都空爆、2人死亡=国営メディア」(2022年3月7日 ロイター)


「イスラエル、シリアのクネイトラ付近を攻撃―シリア軍が声明」(2022年3月2日 ロイター)

「イスラエル軍、シリアのミサイル施設攻撃 対空ミサイル発射受け」(2022年2月9日 ロイター)

「シリア中心部へのイスラエル軍空爆で4名が死亡:監視団」(2021年10月14日 ARAB NEWS)

「イスラエル軍、シリア空爆と発表」(2021年4月22日 共同通信)

「イスラエルがシリア空爆 内戦下で最多の57人死亡」(2021年1月14日 AFP)

「シリアで空爆、23人死亡 イスラエル軍による攻撃か」(2020年2月7日 朝日新聞)



(つづく)

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片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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