ジャニーズ問題は性加害者・被害者という当事者間の問題だけではなく、もはや社会問題でもある その3 | ||
[日本の政治] | ||
2023年10月6日 13時54分の記事 | ||
昨日の本ブログ『ジャニーズ問題は性加害者・被害者という当事者間の問題だけではなく、もはや社会問題でもある その2』(2023年10月5日)の続きです。
○ なぜ、このジャニーズ問題に注目するのか 私が国民新党に入って確か2、3年した頃、まだ広報部長ではなく選挙対策本部事務局次長をしていた頃のお話しです。私は次長ですから、当然、上司には選挙対策本部事務局長がいたのですが、その方は亀井静香さんの秘書をされている方でした。選挙の度に選対本部を仕切る方で、私は非常にかわいがってもらいました。今はなき、非常に思い出深い、なつかしい方です。 その方とは、選挙近くなると連日、深夜、仕事が終わってからタクシーに二人で乗って帰っていたのですが、そんなある日、その方はタクシーの中で私に一つのことを教えてくれました。それは以下のようなものでした。
実は私が昨日書いたことは、その方の受け売りなのです。その方はマスコミ関係のことをよく知っている方でした。このことを私が聞いたのは2006年か、2007年で、その頃から15年以上経っていますから、事情は変わっている部分もありますが、現在でも通用すると考えています。 ○ 時代の趨勢、体制の大転換 因みに、その方がおっしゃっていた『郵政選挙の時は朝日が郵政民営化、郵政選挙に同調したので流れが決まってしまった』というのは、国民新党ができる前のことです。亀井静香さんなどがまだ自民党にいらしたときのことです。私はその頃、郵政関係にはまったくタッチしていませんでしたから、このことを私は知らないのです。その頃の私は『郵政民営化大賛成の大変な新自由主義者で、大変なタカ派』でしたが、縁あって国民新党に入り、本当に良い勉強をさせていただき、本当に考えを改めました。 この『朝日の動向』のお話しには、非常に大きな教訓があると考えています。それは、リベラル、左派、人権派、朝日などと言っても、必ずしも反新自由主義ではないと言うことです。新自由主義という人々と社会を貧しくさせ、抑圧するものを、リベラル、左派、人権派が支持するという大きな思想的矛盾があり、それが解消されていないという思想的欠陥が、現在でも厳然とあるわけです。このようなことがテレビ朝日や連合に顕著に観られると私は考えます。 しかし、このことは今後の時代、非常に大きなポイントになるでしょう。それは、これからの時代、『人を大切』することが何よりのポイントになるからです。そう言う意味で、このジャニーズ問題の本質は『人を大切にしない』ことと考えています。人を大切にしていればあのような鬼畜の如き性加害は起きず、また『人権、人権』と言っているマスコミなどがこの鬼畜の如き性加害に沈黙して、その隠ぺいに加担するこれまた鬼畜の如き犯罪的なこともなかったことでしょう。 そして、『人権、人権』と言っているマスコミなどが、ジャニーの性加害に沈黙して、その隠ぺいに加担したことと、郵政民営化に加担して新自由主義を推し進めて国民を、特に弱い人々を苦しめることに加担したことは同根だと考えています。それはお金。自分の利益が最優先ということです。お金のためなら何でもやる。だから、自分の利益のためなら人権無視も、人間の尊厳の無視も平気でやるという本質が露わになったのが、ジャニーズ問題と郵政民営化・新自由主義推進においての『人権、人権』と言っているマスコミなどの動きと考えます。所詮その程度の思想なのです。特にテレ朝がひどいと考えています。 本ブログでは、今年に入って時代の趨勢、時代の転換と言うことについて何度も申し上げてきました。今年は非常にそういうものがあります。来年はさらにそういうものがあるだろうと現在は考えています。そして、このジャニーズ問題に私が注目するのは、無論、このことがあるからです。時代の趨勢。しかし、さらに体制の大転換と言うことが、この問題には多分にあるだろうと考えています。 『ジャニーズ問題は性加害者・被害者という当事者間の問題だけではなく、もはや社会問題でもある その4』(2023年10月10日)へ続く。 | ||
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