終戦から77年たって | |
[政治] | |
2022年8月15日 20時13分の記事 | |
太平洋戦争終結の時から77年、日本が戦争を起こすことはなかった。日本国憲法が機能していたからに異論はない。 しかし明治政府の富国強兵政策以降終戦までの77年間は大日本帝国は帝国主義戦争に明け暮れたのであった。 アジアの民族に対して大東亜共栄圏の名のもとに他国を侵略し市場を広げていった。しかし日本帝国主義の不均等な発展は米国はじめとする連合国との戦争により均等化されることとなり敗戦を迎えた。 戦争のもたらしたもの、国内外での日本の戦死者は300万人余、忘れてならないのはアジア諸国の2000万人余の犠牲者を出したという加害者としての痕跡だ。戦後賠償を行った。 破壊と殺戮しか戦争はもたらさなかった。これが戦争の現実である。市場獲得であるから真の正義とか正当性とかは重要ではなくということになろう。日本軍の作戦の稚拙さや無謀さはよく言われるのだが勝つための戦争すらやってなかったのではなかったかと言うことになろう。 この歴史は日本国憲法の誕生を必然のものとした。爾来日本は戦争を行っていない。 しかし、安全保障や国防などを掲げ(戦争は大概自国防衛を掲げて始めるものである)、若者の中には再軍備に肯定的なうごきすらあるという。戦争体験者が高齢化し戦争を知らない世代が増える中、戦争体験が受け継がれないとすれば、どう舵を切れば良いものなのか。 今なお百万体を超えるという戦死者の遺骨が返らぬまま南海の島々に眠っているという現実、戦争は起こしてしまっては、こういうことになるのである。
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