大変に良い記事? | |
[日本の政治] | |
2019年2月1日 0時0分の記事 | |
昨日の本ブログ「大変に良い記事?」(2019年1月31日)の続きです。
関釜フェリー このように日韓にまたがる朝鮮戦争を支える支配構造があるわけですが、安倍首相が反韓というとそういうわけではないでしょう。むしろ親韓政治家の最たる人と言えるでしょう。親韓なのはとても良いことですが、問題なのはそれが一般的ではなく非常に限られた人脈にあることです。そして、その繋がりが両国の平和と安寧に全く寄与していないことです。 そのことが以下のDailyNK Japanの記事に見ることができます。このような中に朴正煕元大統領以降の韓国保守派・保守勢力、そして日韓基本条約などが絡んでくるわけです。以下の記事を読むとその深い繋がりが見えてきます。 そして、このようなところに、本ブログ「MBノミクス」(2017年6月13日)で書いたように、韓国保守派で大阪生まれの李明博元大統領の大統領顧問団として迎えられた竹中平蔵氏の存在もあるのでしょう。李明博政権ではMBノミクス(MB=明博(ミョンバク))という経済政策が行われ、その後に誕生した第二次安倍政権においてはアベノミクスという経済政策が生まれたのを偶然とみるのはあまりに人が良すぎるでしょう。両方に共通しているのは竹中平蔵氏です。 「【日韓国交50年】岸信介から安倍晋三まで…首相一族の『在日人脈』と『金脈』-連載(上)-」(2015年3月5日 DailyNK Japan) 「【日韓国交50年】岸信介から安倍晋三まで…首相一族の『在日人脈』と『金脈』-連載(中)-」(2015年3月6日 DailyNK Japan) 「【日韓国交50年】岸信介から安倍晋三まで…首相一族の『在日人脈』と『金脈』-連載(下)-」(2015年3月7日 DailyNK Japan) このような限定され日韓における支配構造、朝鮮戦争を支える構造と対峙しているのが文在寅政権ということなのです。文在寅政権が反日ということではないのです。私はそう考えます。 上記、記事の連載(中)に鯨肉業者のことが出てきます。このことは、先日の日本のIWC(国際捕鯨委員会)脱退表明と何か関係があるのでしょうか? 一つのキーワードと考えます。 韓国の核 日本の核については、本ブログ「日本の原発問題は世界の核兵器問題?」(2019年1月20日)で書きましたが、現在発売中のザ・フナイ3月号でもこのことは詳しく書きました。 さて、2016年3月13日、BS朝日『いま世界は』で、当時の朴槿恵政権の動きを報じています。そこでは、朴槿恵大統領が一時、中国寄りになったが、方針転換をして中国離れをし、さらに中国が反発したTHAAD配備をし、また職権乱用や人権侵害の懸念があるテロ防止法を成立させ、朴槿恵政権の保守強硬路線への方針転換が目立っていると報じています。テロ防止法については日本と全く同じです。そして、THAADはロッテスカイヒル星州カントリークラブに配備されたとありますが、基本的にこのことも日本の動きと同じです。 そして、この報道の中で朝鮮日報主筆の宋煕永(ソン・ヒヨン)氏が、核武装論を展開し(2016年2月13日)、韓国世論も核武装の機運が出ていると報じられています。このような動きは当時の北朝鮮の動きに対する動きですが、この構造は日本(安倍政権)の行動の本質と全く同じであるわけです。朝鮮戦争があることによって、日韓ともに核武装、軍備増強、国民への監視体制の強化という方向があったわけです。朝鮮戦争の構造に依拠する勢力としてはまさに北朝鮮の動きは万々歳、まさに親北と言える状況が、韓国ではつい2年前まであったわけです。この時までは北朝鮮の動きと日韓の動きは実は連動していたわけです。 ただ、トランプ政権が誕生し、文在寅政権が誕生し、南北首脳会談、米朝首脳会談という流れになったわけです。とは言え、以下の記事のように、文在寅大統領就任直後、韓国で追加配備されたTHAADについて文在寅大統領は知らされていなかったと報じられています。この追加配備は大統領就任の直前であったと報じられていますが、明らかに政権が変わることを見越しての動きであるわけで、韓国の保守派がどのような存在であるかがよくわかります。 「韓国、米THAAD追加配備に衝撃 文氏知らされず」(2017年5月30日 日本経済新聞) 戦争によって成立つ勢力は、所を変え、品を変え、戦争をつくり出します。朝鮮戦争が終わっても、今度は日本と朝鮮半島、日本とロシア、日本と中国での戦争を画策するでしょう。 このような実相は国境を越えた繋がりで見ないとわかりません。日本人もしっかりと冷静にものを見ないと戦争に巻きこまれ、また戦争を推進することに加担することになってしまうのです。 | |
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