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とても素晴らしいメッセージ
[日本の政治]
2021年2月28日 23時44分の記事

本ブログ「ワクチンのお話し その2 ?」(2021年2月23日)では、日本におけるワクチン、医療の自立性の喪失について書きましたが、それをご覧になった知人から本当に素晴らしいメッセージをいただきました。とても良いので、以下にその一部を掲載させていただきます。この方は私のオンラインセミナーに参加されている方ですが、私のオンラインセミナーに参加されている方々は、本当にレベルの高い方ばかりです。実際、その方々にいつも色々なことを本当に教えられています。私にとってはかけがえのない方々ばかりです。

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そのとても素晴らしいメッセージは以下のものです。


PCを配布されても通信環境が整っていない学校がほとんどです。これは大学もそうです。大学の教授が授業をすると途中でとまってしまうので、ネットの授業は一度にいくつもの授業が重ならないようにしているとのことです。よくもまあDXがどうの言っていると思います。とにかく前近代的。そんな状況は10年、20年遅れていますよね。
先生の職場環境しかり、ネット環境しかり、いずれも教育にお金をかけてこなかった「ツケ」です。先生のブログで医療にもお金をかけていなかったことがよく分かりました。とにかく、日本は大切なことに「お金」をかけていないです。医療、教育、そして「農業」も私は取り上げたいですね。ワクチンだけでなく食料も海外に依存していますし、農業従事者は今や70歳が普通。まったく戦略的に間違っています。これで防衛予算ばかり増やしても「国防」の役に立たないことは自明ですよね。

注:DX(デジタルトランスフォーメーション)=デジタル技術による業務やビジネスの変革のこと


メッセージの最後の部分「これで防衛予算ばかり増やしても『国防』の役に立たないことは自明ですよね」という部分に非常に共感しました。そのとおり。とてもとても良い着眼です。このメッセージで挙げている脆弱にさせられている医療、教育、農業、テクノロジー開発・配備を、これまでの自民党政権のやり方で放置すれば、必然、さらに国力は低下、国防ということ自体が無理になっていきます。それでいて、新自由主義で他国から武器を買わされて、医療、教育、農業、テクノロジー開発の自立性を失う方向で国が動けば、国防を言う前に、国が衰退します。実にアホらしい話しなのです。
そして、この実にアホらしいことをずっと自民党政権で行ってきたわけです。医療、教育、農業は新自由主義者・小泉・竹中氏などによって民営化・合理化(経営形態)が言われた分野です。以下のエコノミストの記事では教育についての小泉・竹中新自由主義の弊害が出ています。小泉・竹中新自由主義はつねに焦点はお金にあります。そういうお金のことでその分野が揺さぶられて、結局、医療、教育、農業などはしっかりとしたお金の配分がなされなくなり、どんどん内容のレベルが落とされていくわけです。労働も同じでしょう。郵政も同じです。そして、20年も経つとそれらがまったく役に立たないものにされて、国力の衰退、社会の荒廃が明確になるわけです。新自由主義者の無脳が明らかになるわけです。否、無脳ではなく有害が明らかになるわけです。
以下のエコノミストの記事でも、小泉・竹中新自由主義で教育分野で必要なお金が削られそうになったり、株式会社の学校設立でお金儲けが優先して教育が疎かになっている例が挙げられています。

「『竹中平蔵氏と新自由主義』はなぜ力を持っているのか 前川喜平氏が激白する『改革圧力』との闘い」(2021年1月27日 エコノミスト)

今さらながら、前川喜平さんは非常に筋の良い方と心から思います。2月23日には以下のようにツィートしています。


「ロッキード・マーティンは政府のあらゆる機関を支配している」「戦争がとても儲かるビジネスである限り、戦争は決して終わらない」「腐敗は武器取引の単なる一部ではなく、武器取引の原動力そのものだ」「戦争が軍需産業のための虐殺だと分かれば、人々は怒り、戦争が起こらなくなるだろう」

「前川喜平さんのツィート」(2021年2月23日)


まさにその通りです。
今世紀に入っての21年、小泉・竹中新自由主義、そしてその後継のアベ右翼新自由主義政権は、その期間のほとんどを占めているわけです。スガ氏のブレーンも竹中氏というのは上記エコノミストの記事に書かれています。そして、21年、これだけの期間があったのに、小泉・竹中・アベ・スガ新自由主義政権は何も成果を上げていないのです。だから、私の知人のようなメッセージとなるわけです。実際のところ現場ではかなり状況が悪化しているので、このようなメッセージになるのだと考えます。
このような構造的、新自由主義者のアホな人間の人為的な国力の減退について右翼は何も言わないで、一方で国防とかと言っていては、それは当然、その発言の空虚さ、アホらしさに人々は気がつくわけです。右翼。結局は国のことは何も考えていない。ただ、自分にうぬぼれるだけの存在と。
新自由主義者というのはベラベラ話しはするのですが、結局、内実空虚、必然、社会を衰退させるだけなのです。実際、この20年、何の成果も上げていません。それが、今世紀に入っての20年、ホントに明確になったことなのです。もう、明らかに方向の転換をすべき時なのです。日本人はいい加減気がつき、新自由主義(右翼)とはまったく違う新しい一歩を踏み出すべきです。

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◎ 拙著です

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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