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<新型コロナ> 一体、何人犠牲になればまともな感染対策をするのか?
[日本の政治]
2022年3月29日 23時58分の記事

3月29日の新型コロナウイルスの新規確認感染者が7846人、前週の火曜日と比べて4313人増となっています。明らかに増加傾向にあり、完全なリバウンドとなっています。

『<新型コロナ・29日>東京都で新たに7846人が感染、5人死亡 病床使用率26.2%』(2022年3月29日 東京新聞)

『東京都「まん延防止」解除で時短要請終了 感染防止に協力を』(2022年3月17日 NHK)

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3月21日にまん延防止措置を解除、東京都では22日からの約1ヶ月間は「リバウンド警戒期間」なのですが、すでにたった1週間でまん延防止措置期間中である3月15日のレベルに戻ってしまっています。本ブログ『キシダ政権の新型コロナウイルス対策はとにかく滅茶苦茶』(2022年3月20日)には、まん延防止措置解除は時期尚早と書きましたが、その通りになっています。
この時期尚早と考えた方は私の他にも数多いるわけで、子どもでもわかるレベルのことと考えます。
しかし、キシダ自民党政権と小池都政は、まん延防止措置を解除したのです。そうした理由は、明白、感染防止対策をキシダ自民党政権も、小池都政もするつもりがないからです。国民を見捨てているのです。
だから、上記ブログに書いたように、沖縄県、広島県、山口県でまん延防止措置が始まった1月9日から3月19日までの69日間で全国の新型コロナウイルス犠牲者は8658人、一日平均約125名の犠牲者がでていても、その間、緊急事態宣言発令をまったくしなかったのです。
1月9日から3月28日までの全国での犠牲者は9443人です。大変な数の犠牲者が出ているのです。オミクロン株以外の時より圧倒的に多くの犠牲者が出ているのに、キシダ自民党政権、小池都政が、これまで何のケアもしていない実態が浮き彫りになっているのです。
1月9日の犠牲者数は全国で1名ですが、一方、3月28日の犠牲者数は65名です。このままキシダ自民党政権や小池都政に無策の新型コロナウイルス対策させ続けさせると、今後、大変な数の国民の犠牲者が発生することは確実と考えます。無策で無能な政治家に任せて、国民がどんどん犠牲になっていく。果たして、このような状態を許してよいのでしょうか? 憲法上、人道上、政治・人権、民主主義において極めて問題ある状況と考えます。日本国民にとって最大の敵は、日本政府という状況と考えます。
さらに以下の東京新聞の記事のように、オミクロン株の感染で深刻な後遺症が報道されています。このまま感染拡大を放置することは極めて問題あることはいうまでもありません。キシダ自民党政権も、小池都政も、政治として機能しているとはとても思えません。新型コロナウイルス対策については、まさにアーナーキー(無政府)な状態になりつつあります。しかし、私たちには機能する政府・行政が必要なのです。
果たしてこれからどれだけの犠牲者がでれば、そのような機能する政府・行政になっていくのでしょうか? 国民の行動が必要なときと考えるべきでしょう。

『「軽い、なんて全くない」オミクロン株でも深刻な後遺症 渋谷のクリニック調査、後遺症患者6割が休職に』(2022年3月28日 東京新聞)

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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