このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
またもや自民党政権によるかけ声倒れではないか?
[日本の政治]
2023年1月4日 23時50分の記事

首相のキシダが、『異次元の少子化対策』と花火を打ち上げています。言葉遣いは仰々しいのですが、しかし、素朴な疑問としてこれまで自民党政権は少子化対策をやってこなかったのですか? やってきたのに結果が出ていないのなら、まず、歴代の自民党政権を批判して、責任をとらせることから始めない限り、少子化が解消されることはないでしょう。今の日本の行き詰まった状況はすべて自民党政権によってつくられたものなのです。

・ 『岸田首相の「異次元の少子化対策」表明にネット上で総ツッコミ「ついにSFの世界へ?!」「浅はか」』(2023年1月4日 中日スポーツ)

【PR】システム構築、ソフトウェア開発はイーステムにお任せください


少子化を解消するような政策は結果がでるのに非常に時間がかかります。現在から始めても、早くて2、3年後にかすかな徴候が見えるというレベルではないかと考えます。
増えすぎた非正規雇用を減らし、賃金を上げ、同時に将来を展望できる日本の全体の経済環境をつくり出すと言うこともしなくてはなりません。しかし、キシダ軍拡増税内閣がやっているのは、まさに軍拡とそのための増税と原発再稼働のようなことばかりで、それでは将来が楽観できる社会を構築できるとは考えられません。
キシダ軍拡増税内閣は日本の最大の貿易相手国である中国に対して、敵対的姿勢を日に日に強めていますから、この必然の結果は、中国関係の経済分野は不況に直面するということです。現状、キシダ軍拡増税内閣は日本経済にプラスの要素はまったくありません。

今すぐにでもキシダ軍拡増税内閣は退陣すべきと考えますが、自民党では金太郎飴のように次が誰になっても同じであると考えます。
だからといって、自民党の2軍を殊勝にも志す立憲民主党や国民民主党、それに維新で自民党に成し得なかった展望が開けると考える方が、思考に問題があるでしょう。日本は55年体制からの脱却が必要なのです。そして、民を愛し、しっかりと民の竈を観て、適切な施策が打てる政治家が政権を担わなくてはなりません。

少子化問題は、実はここ20年から30年の日本の政治の結果でもあるのですが、この政策を本気で取り組んだとしても結果が見えてくるには時間がかかるわけです。そうなると、やっているやっているというかけ声だけで、実が伴わないことが起こり、国民はそれにだまされてしまうわけです。そして、状況は悪化し、空しく時間が流れる。それがこれまでの自民党政権の実態です。
実際、少子化が言われて久しく、バブル期にはすでに言われていました。そういうときから少子化対策というかけ声が自民党政権であり、実際、自民党政権は少子化対策を行なうと常に言ってきたわけです。
しかし、状況は悪くなる一方です。結局はかけ声倒れになっているわけです。その自民党政権の後継者であるキシダ軍拡増税内閣が、少子化対策をやりますと言っても信じる方が頭がおかしい。まずキシダ軍拡増税内閣は、これまでの歴代の自民党政権で何がダメであったかと歴代の指導者の個人名を出して責任を追及することから始めるべきでしょう。そうでなければ、到底、このキシダ軍拡増税内閣がやる少子化対策を信頼することは最低限できません。
しかし、キシダ軍拡増税内閣は100%、そのようなことはしないでしょう。なぜなら、今回もかけ声倒れで、一時的な政権の取り繕いに過ぎないからです。

キシダ軍拡増税内閣が全く新型コロナウィルス対策をせずに、大変な犠牲者が出ていることをこれまで本ブログ『毎日新聞の良いコラム記事 その1』(2022年12月30日)などで指摘してきました。このキシダ軍拡増税内閣は『人の命』を大切にしません。そのような内閣が、少子化を克服できるはずはありません。
もし、キシダ軍拡増税内閣がそう思われたくなければ、まず、命を大切にしているというメッセージを出すべきでしょう。そのためにはどうすべきか? このキシダ軍拡増税内閣の新型コロナウィルスに対する無策よって大変な犠牲者が出たことを謝罪し、責任をとるべきでしょう。それは、多分、退陣ということになるでしょう。
キシダ軍拡増税内閣の最大の特徴は国民の命を大切にしないと言うことです。このことは忘れるべきはありません。国民が自然災害にあっても現地視察はしない、そういう政治家がキシダです。

このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
★★★★★

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/480860
くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
ブログ内検索

カレンダー
<<2023年01月>>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
カテゴリ
全て (1403)
日本の政治 (1314)
ザ・フナイ (15)
中東情勢 (4)
アジア・太平洋情勢 (2)
戦争の構造 (3)
世界の読み方 (15)
書評 (1)
勉強会・講演会のお知らせ (3)
本ブログの重要記事

注目です!

「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(21年2月3日)←New!
「やはりイギリスが言い始めた」(21年2月4日)←New!
「東京オリンピックは2022年に開催すべき」(20年12月31日)←New!

値千金のブログ記事:岡田晴恵特任教授、国のコロナ対応に激怒!番組出演中に声を震わす 「このままだと3月4月にピークがきます」 (20年2月25日)
○本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的? 」(20年4月16日)
○本ブログ「アメリカ政府が認定した当然のこと」(20年4月4日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月1日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月4日)
「ノーベル賞受賞者が新型コロナウイルスの早期回復(終息)を予測した理由:「我々は良くなっていく」(訳文)」(20年3月23日 ロサンゼルス・タイムズ)
最近の記事
02/23 15:14 天皇陛下のお誕生日に際し心からのお慶びを申し上げます。
02/09 22:37 『国民を甘やかす政治をしてはならない』といった池田勇人
01/23 23:06 二階派、安倍派、岸田派の解散の意味を考える その2
01/22 00:32 二階派、安倍派、岸田派の解散の意味を考える その1
01/14 19:54 台湾総統選挙の結果は何を意味するのか?
01/09 20:54 松本人志氏についての『性的行為強要報道』に対する同氏の対応をいかに考えるか
01/03 23:57 これからの時代の価値観――『人の命を守る・大切にする』
01/01 11:05 新年、あけましておめでとうございます
12/31 21:27 政治においての価値観をしっかりと見直すべき時
12/25 23:48 日刊ゲンダイの記事の実相を考える
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved