やはり『ひるおび』は相変わらずアベ政治応援団なのか? | ||||
[日本の政治] | ||||
2024年10月9日 23時54分の記事 | ||||
本ブログ『立民はやはり話にならない・杉田を公認すれば石破新体制は水泡に帰す 』(2024年10月8日)では、自民党非公認となった裏金議員の選挙区で、野党候補が乱立している状態を、野党第一党である立民が率先して解消しなければならないと書きました。なぜなら、野党候補乱立を解消しないと、結局、非公認となった裏金政治家が当選する可能性が高まるからです。以下のように書きました。
アベ政治を跋扈させた非常に大きな要因のひとつは、立民をはじめとする野党の体たらくにあります。そして、この体たらくは、国政選挙になると野党候補乱立という状態を招き、アベ政治の自民党を勝利させてきたわけです。 当然、この野党の体たらくの最大の問題点は、野党第一党の立民にあるわけです。立民の前は、旧民主党、民進党などです。この意味で、アベ政治の暴政を招いた責任は、現在、立民代表のノダにも当然、あるのです。 だから、野党第一党の立民・ノダは、今回の総選挙について、他野党に土下座でもして、この野党の体たらく、野党候補乱立という状態を解消し、裏金議員の当選を阻止しないと、ふたたび、相変わらず、アベ政治の片棒を担ぐことになるわけです。 裏金議員のいるすべての選挙区で、野党間の候補者調整は難しいでしょう。それは、選挙実務をやったことがあるのでわかります。 ただ、東京24区(萩生田光一)、東京11区(下村博文)などの象徴的な選挙区では、すぐにできるはずです。それは、なぜか? それは野党間でやることは、野党共闘して新に誰かを候補者として出すということではなく、すでに立候補の動きをしてきた誰かを候補者から降ろすかという議論になるからです。 すでに野党候補乱立という状態で、野党各党の候補者は、出馬の準備ができあがっています。ですので、その野党候補者のうちの誰かが正式に出馬しても、別に事務的な問題など何の支障もありません。そういう話し合いを、東京24区(萩生田光一)、東京11区(下村博文)などの象徴的な選挙区について、野党間で行なえば、最短、1時間で動く話しなのです。 しかし、そういう動きを、立民・ノダは一切してきていません。だから、いくらノダが、石破自民党新体制は裏金議員に甘く、けしからんと息巻いても、実相は、立民・ノダ自体も、裏金議員に対して甘いと言うことになっているのです。これではアベ政治の暴政を許した立民(旧民主党、民進党など)の体質は何も変わっていないということでしかないのです。 このようなやるべきことをやらない立民・ノダ体制について、立民の総合選挙対策本部長代行である小沢一郎さんが以下の記事のように苦言を呈するわけです。
本ブログでは何度も言いましたが、9月23日の立民代表選は能登の豪雨災害のため延期すべきでした。しかし、それを強行した。それならば9月24日か25日に能登に視察に行くべきでした。そうすれば、このような被災状況では解散総選挙には無理があると、解散総選挙を多少先延ばしにするポイントを生み出せたでしょう。そうなれば、多少の時間稼ぎができて、野党間で候補者調整はすべてでなくとも、できたはずです。 今回の自民党総裁選で、誰が総裁に選ばれても、すぐに解散総選挙になることはわかりきっていたことです。ならば、9月23日以降のノダがまったく動かず、野党間の候補者調整できなかったことに小沢さんが苦言を呈するのは当たり前のことです。 むしろ、自民党が先んじて10月2日に選対委員長の小泉氏を能登に送り込みました。そして、そこで被災者に『見捨てません』とメッセージを出した。ここで明暗がつきました。本当にノダは愚鈍。口だけ。もうグダグダです。こんなことをやっていては、100年経っても政権は取れませんし、政権を仮にとっても国民の迷惑です。はっきりいって無能すぎます。 野党間で候補者調整するのは、それは大変な事です。でも、石破さんが自民党の中で裏金議員を、全てではないにしても『非公認』にするのも、やはり大変な事なのです。そして、石破さんは命をかけて、一歩でも進めたわけです。それは評価されるべきことです。 しかし、ノダは何もしない。そこに政治家としてのベースの違いがはっきりと見えてしまったのは当然です。 ○ やはりひどい『ひるおび』 そして、本日(10月9日)のTBS『ひろおび』を観ていたら、野党間での候補者一本化は、選挙の事務的な届出の関係でできないと『デタラメ』な理由をいって、できないと言い張っているわけです。これは明らかにおかしい。 野党候補一本化というのは、上述したように乱立している野党候補者のなかで誰かを残すという消去法でしか成立ちません。時間がない場合は特にそうですが、上述のように、そういうことをする時間は、野党には十分にあったのです。そして、まだある。問題は時間ではなく、やる気がなかっただけなのです。 しかし、この番組では、そういうことを一切言わないで、野党候補一本化はできるはずはないという一面的なトンデモ論で終わらせているわけです。まったく話にならない。 このような報道内容の結果はどうなるか? 要するにアベ政治の象徴である自民党非公認となった裏金政治家が助かるということになるわけです。 さすがです。この番組は、アベ政治と真っ向対峙したリテラに、アベ応援団番組と言われただけあります。リテラの記事『「御用ジャーナリスト大賞」に輝いたのは誰だ? 田崎史郎と三浦瑠麗“自民党から高額講演料”の二人の戦いに 』(2019年9月1日 リテラ)にもちゃんと『アベ応援団番組』と書いてあります。 また、リテラの他の記事には以下のようにあります。
TBS『ひるおび』は、まさにいわく付きの番組と考えます。そして、この番組には本ブログ『石破新政権 すごいとしか言えない快挙 』(2024年10月6日)で取り上げたヤシロ氏がレギュラーで出ているわけです。 ヤシロ氏は、今回の石破さんの裏金政治家を非公認する公認基準の決定を『既に党内処分済み「二重処分は法的に疑問」』と批判しているわけです。当然、それはアベ政治の裏金議員を擁護するためと考えるのが自然なのです。無論、このことは上述した『ひるおび』の方向性と重なるわけです。 また、ヤシロ氏は上記のリテラの記事『「御用ジャーナリスト大賞」に輝いたのは誰だ? 田崎史郎と三浦瑠麗“自民党から高額講演料”の二人の戦いに 』(2019年9月1日 リテラ)に、御用ジャーナリストとして4位にランクインしています。この記事で言う『御用ジャーナリスト』とはアベ政治をあくまでも擁護するテレビ出演者ということです。 この『ひるおび』はあまりにも偏向していると考えますし、アベ政治の暴政をもたらした元凶のひとつと考えます。また、この種の番組には他に、ネオコン番組と考えるテレビ朝日『ワイド・スクラインブル』、そしてTBS『ゴゴスマ』も入ると考えます。こう考えると、TBSは毎日10時半から16時10分前まで5時間半近くにわたって、そういう情報を垂れ流し続けてきたとということと考えます。 現状、政界でのアベ政治を一掃し、政治を正道に戻すことが必要と考えます。しかし、政界だけではなく、マスコミにおけるアベ応援団と呼ばれたテレビ局や番組も、その内容をただし、必要であれば一掃する必要があると考えます。その理由は、報道内容があまりにも偏向しすぎていて、国民のためにならないと考えるからです。 報道の自由は徹底して守らなければなりませんし、しっかりと行なわれる必要があると考えます。ただ、上記のようにここまでの政治的に偏向しているとしか言えない内容はさすがに問題です。 さらに、それが政治権力と結びついているということとなれば、番組やテレビ局が、他の意見を弾圧する装置になるということになります。それは許されるべきではなく、これがアベ政治において最も批判されたことです。つまり、『ひるおび』はアベ政治と結びついて、言論封殺・弾圧を行なってきたと私は考えます。そして、それを今も続けているのではないでしょうか? そして、上述したように本日の『ひるおび』の内容は明らかにおかしいのです。こんな論を野放しにしては、いつまで経っても日本の政治はよくならず、国民に幸福がもたらされません。 さらに、アベ政治の一掃は、与党においてだけではなく、やることをやらなかった野党にも同じくあると考えます。裏でアベ政治から票をわけてもらっているのではないかと思いたくなる政党もあります。 実は、私が国民新党にいたときに、現在の野党議員で与党から票をもらっていたという噂が絶えなかった政治家がいることを何度となく耳にしたことがあります。そののことは一言申し上げておきます。 | ||||
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