情報の真偽 | |
[日本の政治] | |
2017年4月30日 23時47分の記事 | |
ちょっと前になりますが、4月15日に首相主催の『桜を見る会』が新宿御苑で開かれました。以下の記事には同会において首相夫妻を中心として撮られた写真が掲載されています。 「『今年前半、風雪に耐え』=安倍首相主催で桜を見る会」(2017年4月15日 時事通信)
この写真を見ると非常に違和感をもちます。それは、これまで度々出てきた首相は夫人に振り回されているとか、夫人が問題になっているというメディアでの記事とはあまりにも違うからです。実際には『かなり』というより相当仲が良いという印象をこの写真から受けます。そうなるとこれまでの様々な記事との整合性が問題なりますから、当然、本当は外面だけの仮面夫婦ではないかという見方も当然、成り立ちます。真偽の程はわかりませんが、私の見解はこの記事の写真の通り仲が良いのではないかというものです。むしろ、ポイントはなぜ首相と夫人にまつわる様々な記事がこれまで出てきた、もしくは出されてきたのかということだと考えます。 第二次安倍政権発足後、ずっと政治・政権の帰趨とメディアの論調を見てきましたが、安倍政権が追い込まれると必ず出てくる3種類の記事があります。それは、上記の首相夫人に関する記事、次に首相の母上に関する記事、そして首相の健康状態に関することです。必ず出てきます。そして、これらの記事というのは、政権を取り巻く状況が安定すると必ず引っ込みます。 この3種類の記事は、政界を見てきた者からすると、極めて出にくい類いの情報です。大抵の場合は、側近の者しか知り得ないようなことで、仮に秘書であっても側近でなければ知り得ない類いの情報です。普通は。そういう情報が出てくるというのは、情報が出てくるのではなく、出される、すなわち意図的にリークされていると考えるのが自然と考えます。つまり、これら3つの情報は、不安定な状況に陥った政権を救うための情報であると言うことです。政権が危機に瀕している時、これら3種の記事がどのように世論に対して効果を発揮するかを一度、考えてみると面白いと思います。そして、実際、この4年間、政権はほぼ安定的に続いてきました。 上記時事通信の記事では、風雪に耐えたとありますが、風雪に耐えなくてはならないのは、恐らくこれからが本番ではないかと考えます。そういえば、3月下旬に、あるインテリゲンチャが、ブログで安倍首相は4月に退陣すると言ってのけていました。それも森友学園問題で首相を批判してい人々をかなり愚弄してでのことでしたが、結局、4月に退陣することはありませんでした。この方の論も結局は首相の窮地を救ったのかもしれません。実際にそうなってしまったので何も言えないでしょう。 | |
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