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『裏金問題』の本質は民主主義を破壊することであり、同時にアベ政治の弊害であること
[日本の政治]
2024年4月4日 10時23分の記事

自民党の裏金問題。敢えて改めてこの問題のポイントを言えば、それは国民を裏切る行為であること、そして民主主義を完全に否定することであることにあります。お金の力によって、政治が国民の真意とは別に動かされる、いわゆる金権政治を排するために、政治家は国民に扱うお金の流れを公表しなくてはならないわけです。このことに完全に反していることが、この裏金問題の本質です。

・ 『【一覧】自民党国会議員の"裏金"リスト 88人 』(日本テレビ)

・ 『【独自取材】自民党“裏金”リスト86人 最も多い使い道「事務所で保管」 脱税の可能性? 』(2024年2月10日 日本テレビ)

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政治家としてお金の流れを国民に公表しなくてはならないのに、それをしなかったわけで、これ、すなわち国民を裏切る行為であり、民主主義を完全に否定する行為であることは明らかです。ですから、この問題に該当する者は、国民に選ばれて得た議員という地位は剥奪されてしかるべきなのです。
そのような『罰則』が法に定められていなくとも、国民に正確な情報を開示せず民主主義を否定する政治家が『議員』の地位にとどまることを許すのは、そもそも民主主義という政治制度にはそぐわないのは明らかです。
裏金問題に上がっている議員について、どれだけの裏金があり、一方で支出があったかは、正確にはわからないわけです。すべて領収書があって、証明できているわけではないわけです。無論、このようなことは、国民においては税金の問題で許されものではありません。明らかに国民が下、隷属した地位になっています。
旧アベ派の議員には、以下の神田憲次のように財務副大臣であったのに税金滞納を繰り返していたものがいます。この人物、税理士でもあるわけですが、同時に旧アベ派最高顧問であり、この裏金問題で名前が上がっている衛藤征士郎の親族でもあるわけです。この2人を観ると、いかに旧アベ派の政治家が特権的に傍若無人に振る舞っていたかがよくわかります。まったく話にならない。

・ 『神田憲次氏の税金滞納「実態」は…のべ9回、計344万円超 財務副大臣を辞任 初当選翌年に始まり昨年も【独自】 』(2023年11月13日 東京新聞)


また、旧アベ派において、裏金リストに名前が載っている議員に丸川珠代と大塚拓がいます。このふたり、言うまでもなく夫婦であるわけで、夫婦で裏金問題に関わっているのは明らかに『悪質』であるわけです。議員の資格はないと考えます。丸川珠代は他人に『愚か者』と絶叫する人物ですが、まあ普通に考えて丸川こそ『愚か者』でしょう。
しかし、夫婦ともども、いまだに責任をとって議員を辞職していません。それは、国民に対する責任感、潔さがまったくないからと考えます。どう観ても、自分の保身に汲々とする『愚か者』にしか私には見えません。
この裏金問題についての自民党の処分方針で500万円という線が浮上していますが、ポイントになるのは『誤記載』であるかどうかだけでしょう。そこまで自民党はきっちり調査しなくてはならないわけです。しかし、そういうことを自民党はしない。そもそもピントがずれているのです。

・ 『自民党裏金問題で39人処分へ 「国民は確定申告で1円も間違ってはいけないのに…」 処分は『500万円以上』で線引き 党内からも不信感 』(2024年4月2日 関西テレビ)


誤記載というレベルは、過去五年間で誤記載が1年か2年あり、総額50万円未満くらいと考えます。毎年誤記載があり、それが総額100万円を超えるのは、むしろ正確に記載・公表するつもりがない悪質なもの、不記載であり、隠ぺいと考えます。菅家一郎は総額が1289万円と書かれています。菅家は以下のように弁明しています。


取材に対し「派閥から『書くな』と言われてやむなく個人名を書いた。私の場合は『誤記載』。不記載の議員たちと同じ扱いになるのは不満だ」と話す。

・ 『自民党裏金めぐり、処分対象に吉野氏と菅家氏 不満の声も 』(2024年4月3日 朝日新聞)




誰かに『書くな』と言われて書かなかったのは『誤記載』ではなく『不記載』です。何があろうと『不記載』。これが国会議員の弁明かと正直思います。立法議員である国会議員が、誰かに言われて法に反することをするというのは、国会議員の資格が自分でないといっていることにすぎません。
まさに言葉の意味がわかっていない子どもの論理です。あまりのレベルの低さに驚くばかりです。こんなのがよく国会議員をしているなと呆れるばかりです。
この裏金問題で名前が出てくるものは、愛国だ、憲法改正だなどと叫ぶ右翼が非常に多い。遵法性のかけらもないのに憲法改正を言う。話しになりませんし、彼らに法についていう資格はありません。
また、壊れたおもちゃのように差別発言を繰り返すバカもいますし、統一教会との関係がいわれるものが非常に多くいます。はっきり言っておきますが、戦前の昔から最も愛国心がなく、自己の利益にもっとも走るのは『右翼』です。その次が『左翼』。近代以降の日本の政治において、ほとんどの期間、『右翼』が権力もしくは権力に近い位置にいたわけです。そういう地位にいたものが自己の利益をはかるわけです。そして、そういう地位にいない『左翼』はその右翼にすり寄って自己の保身をはかる。現在の『連合』はその典型と考えます。
さらに本質は、そういう『利益』にまったく無関係で、被害にあっているのが大多数の国民であるということなのです。
『右翼』の彼らの本質は自己の利益の確保で、それを隠す言葉が『愛国心』なのです。だから、彼らは『愛国心』を国民に強要するのです。他人に犠牲を強いることで、自分の利益追求を隠し、そのキーワードが『愛国心』なのです。彼らは国民に先んじて自己犠牲をすることはありません。ただ、他人を『愚か者、馬鹿者』と絶叫することはありますし、自己犠牲のフリをすることは多数ありますが、『愛国心』とか『自己犠牲』などの彼らのキャッチフレーズにだまされず、彼らが本当に自己犠牲をしているかどうかをしっかりと見る必要があります。
実際、そんな自己犠牲がある政治家が、国民を裏切る裏金のやり取りをすることはないでしょうし、そのことにまつわって脱税の可能性を指摘されるようなこともないでしょう。この裏金問題は、『右翼』の旧アベ派の欺瞞と本質を示すものなのです。『右翼』なんていうのはその程度の輩なのです。

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◎ 拙著です

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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