金の暴騰が意味すること | ||
[日本の政治] | ||
2024年4月13日 21時22分の記事 | ||
現在、金が暴騰しています。『金先物CMX 』を観ると、4月12日に1トロイオンス(1トロイオンス(troy ounce)=31.1034768グラム)あたり2,400ドルを瞬間的に超えています。昨年末から今年初めにおいては、1トロイオンスあたり2,000ドル付近で推移していました。しかし、2月以降のたった2ヶ月間で現在の相場へ一気に20%の値上がりをしています。これは明らかに金の暴騰ですが、このことにはどのような意味があるのでしょうか?
実は、この話しはとても簡単で、金の暴騰ではなく、ドルの暴落なのです。どこに焦点を当てるかで見えることは変わってきますが、金の暴騰ということに焦点を当てた見方は、恐らく現実が見えなくなるか要因となるか、ミスリード、プロパガンダと考えます。 ドルの暴落こそ、現在の世界の最大の問題なのです。ザ・フナイ2023年1月号(28頁)では以下のように申し上げました。
このことはザ・フナイ主幹である舩井さんとの対談で申し上げたことですが、この対談を収録したのは2022年10月半ばです。現在の状態は、この1年半前に申し上げたことが、さらに進行しているということに過ぎないのです。 FRBの政策金利を上げると言うことになると、それでは、どうして米国はインフレになるのかという当然の疑問がでてきます。ただ、ここでは詳述はしませんが、それにもしっかりとした理由があります。このことはFRBの政策金利を上げることとセットと考えています。 現在の世界においてはこの『FRBの基軸通貨体制が終わった』ことが最大のポイントなのです。 今後、新たな基軸通貨を英米をはじめとする勢力がもつことができなければ、『FRBの基軸通貨体制が終わった』状態がこのまま進み、主要通貨としてのFRBドルをいずれ目の当たりにするでしょう。言ってみれば、このことはもうすでに始まっているのです。 そして、英米をはじめとする勢力が新たな基軸通貨をもつというポイントが、『FRBの基軸通貨体制が終わった』ことと裏腹に世界における最大のポイントなのです。このふたつのポイントにロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢、そしてイランとイスラエル・英米等との闘いがあるのです。現在の第三次世界大戦一歩手前の状況は、2013年8月からずっと続いていることなのです。 | ||
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