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グッドコップ・バッドコップ 戦争屋バイデン(ハリス)とネタニヤフ その2
[日本の政治]
2024年6月24日 23時56分の記事

以下のテレビ朝日の記事は、ネタニヤフがパレスチナで部分的な休戦に応じると表明したと報じています。ネタニヤフのイスラエルによるパレスチナに対する一方的な虐殺において、当初、イスラエルはガザの北部を攻撃するといって、パレスチナの人々が南部に避難したら、今度はその避難した南部を攻撃、難民キャンプなどに攻撃をしました。そういうことを平気でやる人々の言葉は信じることはできないのは当たり前です。そのイスラエルを支援するのは世界最高の軍事力を持つ戦争屋バイデン(ハリス)のアメリカであり、イスラエルも世界最高水準をもつ軍事国家です。その軍事力をもって、ほとんど軍事力をもたいない無力なパレスチナを攻撃している。これほどむごいことはありません。

・ 『イスラエル首相 部分的休戦に応じる考え表明 戦争終結は否定(2024年6月24日) 』(2024年6月24日 テレビ朝日)

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上記のテレ朝の記事には、まず以下のように書かれています。


アメリカのバイデン大統領が提示した停戦案を巡る交渉が宙に浮くなか、イスラエルのネタニヤフ首相が、部分的な休戦に応じる考えがあると表明しました。




それにしても『部分的な休戦』なんていうのがあるのでしょうか? 他の地域で戦闘が行なわれていれば、それは停戦ではなく、戦闘の継続でしょう。こんなのは単に言葉の遊びで、人類を愚弄しているに過ぎません。上述したように、ガザの北部を攻撃するといって、パレスチナの人々が南部に避難したら、今度はその避難した南部を攻撃する人々の言葉は信じるべきではありません。
戦争屋バイデン(ハリス)のアメリカは、イスラエルにとって最大の支援国です。その米国の停戦案を巡る交渉が宙に浮いているということは、イスラエルが言うことを書かないと言うことです。パレスチナ・イスラエル情勢においてイニシアチブ握っているのは、無力なパレスチナの人々ではなく、圧倒的な力をもっているイスラエルです。
そのイスラエルが最大の支援国である戦争屋バイデン(ハリス)の米国の言うことを聞かないから、米国の停戦案を巡る交渉が宙に浮いているのです。
しかし、その実相は何か? 戦争屋バイデン(ハリス)の米国は、イスラエルにとっての最大の支援国と言うのは正確ではないと考えます。実相は、イスラエルは戦争屋バイデン(ハリス)のアメリカの意向に沿って動いているということと考えます。なぜなら、イスラエルは米国(英国)の後ろ盾を失えば存続の危機に陥るからです。そもそもイスラエルは英米がつくった人造国家です。
つまり、イスラエルが戦争屋バイデン(ハリス)の米国の言うことを聞かないのは、まさに戦争屋バイデン(ハリス)のアメリカの意向と言うことなのです。これが本ブログ『グッドコップ・バッドコップ 戦争屋バイデン(ハリス)とネタニヤフ 』(2024年6月2日)でのべたグッドコップ・バッドコップ。この6月2日のブログ記事で指摘したように、戦争屋バイデン(ハリス)とネタニヤフはグッドコップ・バッドコップを演じながら、戦争の拡大をはかっているだけなのです。
そして、上記テレビ朝日の記事はさらに以下のように伝えています。


ネタニヤフ首相は23日、地元テレビのインタビューに答え、何人かの人質の解放と引き換えにガザでの戦闘を一時休止する用意があることを明らかにしました。
その一方で、「ハマス壊滅を目指し、休戦後は、戦闘を継続する必要がある」として、戦争は終わらないと主張しています。




戦争をやめるつもりはないとはっきりとネタニヤフはいっています。むしろ以下のCNNの記事が伝えるように、イスラエルはガザでの戦闘を継続する一方、今度は『レバノン国境に焦点移す』とネタニヤフは言っているわけです。まさに戦争をさらに拡大させようとしているわけです。

・ 『「ハマスとの激戦は終了へ」とネタニヤフ氏 レバノン国境に焦点移す構え 』(2024年6月24日 CNN)


本ブログ『中東大戦・第三次世界大戦の危険性が大きくなっていると考えます 』(2024年4月14日)で書いたように英米・イスラエルなどは中東大戦・第三次世界大戦を画策しています。このことは私が10年近く指摘し続けてきたことであって、それは年々現実化し、現在は日に日に明らかになっていると考えています。
そして、本ブログ『グッドコップ・バッドコップ 戦争屋バイデン(ハリス)とネタニヤフ 』(2024年6月2日)で以下のように書きました。


基本的に戦争屋であるバイデン(ハリス)も、ネタニヤフのイスラエルも戦争をやめるつもりは無いのです。仮に一時的に停戦となっても、それは11月の米国大統領選挙でバイデンが再選されるために行なわれるものであって、実質的なものではないでしょう。ですから、バイデンが当選すれば、停戦は崩れ、中東を巻きこむ大戦(第三次世界大戦)になっていくと分析します。




現状、イスラエルは完全な軍国主義国家になって、中東全体での戦争を明らかに画策しているのは明らかと考えます。グッドコップ・バッドコップを演じて、戦争屋バイデン(ハリス)とネタニヤフがそうする理由は、本ブログなどで何度も書きました。そして、そのことを基点として、このパレスチナ・イスラエル情勢、レバノン・イスラエル情勢、イラン・イスラエル情勢は、ロシア・ウクライナ情勢と直結しています。
だからこそ、以下のNHKの記事のようにロシア南部でテロが発生するのであり、時を同じくして以下の2番目の記事のようにクリミアにウクライナが米供与のミサイルで攻撃をしたということが起きるわけです。これが本ブログ『亀井亜紀子さん、立憲民主党に対する私のスタンスについて 』(2024年6月18日)で指摘した6月15日にスイスで開幕した『世界平和サミット』の意味です。

・ 『ロシア南部 宗教施設など襲撃 「複数市民と警察官15人超死亡」 』(2024年6月24日 NHK)

・ 『クリミアにウクライナ軍がミサイル攻撃 米供与のATACMS使用か 』(2024年6月24日 NHK)


明らかに状況は第三次世界大戦が現実に走り出す方向に動いています。今のこの『時期』にそうなるのも実は意味があるのです。このことはすでにオンライン勉強会では数ヶ月前に指摘しました。現状までは予想通り推移しています。
これまでの10年はその第三次世界大戦へ走り出すための準備期間。最終的にこの第三次世界大戦がとまるのかどうか。今のままではかなり厳しい状況と考えます。

冒頭に取り上げたテレ朝の記事は、ネタニヤフが部分的な休戦といって『戦争は終わらないと主張』したことに対するハマスの反応を以下のように伝えています。


この発言について、ハマス側はSNS上で声明を発表し、「戦争を継続するということは、バイデン大統領の提案を拒否していることを明確に裏付けるものだ」「恒久的な停戦と軍の完全撤退は絶対に必要な条件だ」と反発しています。




ハマス側の反応はまったくまっとうと考えます。でも、そうであっても、戦争は終わらない。戦争屋バイデン(ハリス)のアメリカは、イスラエルによって無力なパレスチナの人々が虐殺されるのを事実上容認してきました。グッドコップは平和の使者ではなく、真の戦争の首謀者です。戦争屋バイデン(ハリス)はグッドコップを演じる戦争屋に過ぎません。そして、戦争屋が去らない限り、戦争の危機は去らないのです。



最終編集日時:2024年6月25日 1時23分

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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