ゴーン | |
[日本の政治] | |
2018年11月19日 20時49分の記事 | |
日産のカルロス・ゴーン氏が、報酬過少申告の疑いで逮捕されたと報じられています。 「日産のカルロス・ゴーン会長を逮捕 報酬過少申告の疑い」(2018年11月19日 朝日新聞) 「日産:ゴーン氏が不正行為、私的流用など−解職を提案へ」(2018年11月19日 ブルームバーグ)
バブル後の90年代後半の日産の不振や日本経済の不振の救世主として、散々もてはやされ来たのが、このゴーン氏です。そして、それは規制緩和、構造改革、雇用形態の変化、新しい経営スタイルなどを意味しましたが、その根幹はグローバリズムであり、新自由主義です。ゴーン氏とはグローバリズムの象徴であったわけです。バブル後、ずっとそうであったわけです。 もちろん、そのグローバリズムに走った日本は、その力を落とし続けてきました。それは進む方向性を間違えたからです。それに、ゴーン氏も、単なる首切りをして帳簿の帳尻を合わせただけで、その本質は人や社会よりもお金を優先するというだけに過ぎないわけです。また新しい何かを生み出してきたわけでもないのです。 しかし、そのようなゴーン氏に日本人、マスコミ、エコノミストは熱狂したわけです。それでは社会も企業も落ちぶれても仕方はないでしょう。そのように祭り上げたマスコミやエコノミストの責任は極めて重いと考えます。これは万死に値します。 そして、そのグローバリズムの象徴の本質は、単なる犯罪者、私腹を肥やすだけが目的の人物であったと言うことです。そしてそれは、グローバリズム、新自由主義の本質でもあります。 バブル後の日本経済・社会において象徴的な人の結末がこのようになったのは、非常にまた象徴的です。そして、このゴーン氏の逮捕はさらにさらに大きな意味がもちろんあります。 | |
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