日々雑感 | |
[日本の政治] | |
2017年3月7日 23時59分の記事 | |
厚生労働省が今国会に提出を目指す受動喫煙防止策を強化する法案では、一部の例外を除き飲食店内は原則禁煙などとされ、そのことを政府自民党は延々と議論しています。実に馬鹿げていると思います。
2020年のオリンピックを契機に、健康増進のためとうたわれているのですが、ヨーロッパ人などは結構喫煙者が多いので、東京に来て、困る人も出てくるでしょう。おもてなしと言っている割には、随分と矛盾していますし、知らないで罰則を受ける旅行者が続出する可能性もあります。また、五輪種目の国際会議などへ行けば、協議関係者がこぞって喫煙をしていますから、オリンピックを契機に健康増進という看板はそもそも白々しく、論理的には破綻しています。 受動喫煙が健康に悪いからと言って、政府が介入するような話ではありません。お店側とお客側の判断ですれば良いことで、政府がとやかく言うことではありません。この介入の仕方は明らかにファシズムのにおいがします。国民はバカで自分で判断できないから、政府が決めると言っているようなものです。 国民の健康が損なわれると言うのなら、両切りたばこなどは即刻廃止すべきでしょう。塩崎厚労省が言うように「公共の福祉に反しない限り、喫煙の自由はあると」(2017年3月7日 ハフィントンポスト)言うことなら、飲食店内で受動喫煙の問題もお店とお客の判断であるべきです。このようなことに政府が介入するなら、いずれ教育勅語は日本のために良いからと店内ではお客皆が唱和することと強制されかねません。言いすぎかもしれませんが、政府の言っていることはこういうことなのです。 お店で煙が駄目なら、焼き鳥屋はどうなってしまうのか? 焼き鳥を焼くときに出る膨大な煙は、喫煙時の煙より格段に健康的と政府は保証できるのでしょうか? 焼き肉屋や、ホルモン屋はどうなのでしょうか? お店で蚊取り線香使うのはどうなのか? と様々な問題点がこの厚労省案にはあると考えます。 愛媛県からの選出で首相のお友達と言われた塩崎厚生労働大臣のこの件についての発言は、聞いているととても子供っぽさを感じます。そして、出している法案は実際の所、非常に国民の自由を奪うものになっています。 話は変わりますが、森友学園に関する問題点は日替わりで出てきています。まさに大疑獄の様相ですが、この種の疑獄、また学園に関する様々な問題点は、これまで見たことのないようなもので、さすがに驚きます。このようなものを前代未聞と言うのでしょうが、そのようなものに首相と首相夫人が関わりがあるのですから、日本もレベルが随分と低くなったものです。そのような関わりだけで普通は退陣です。この学園については法律的に問題がないという論調があるのですが、それはそうでしょう。法律に則って、書類もそろえて、手順に従って行っているはずです。ただ、問題なのはその法律の運用が適切ではないと言うことです。法律に則って、甘い判断や、おかしな判断、疑わしい動きがあるから、追求されているのです。そして、このことの本質は、問題点が森友学園側だけではなく、行政側にもあると言うことです。したがって、当然、全容解明は必要になります。法律に則っている割には、随分と疑惑が次から次へとでてくるのが、今回の件であるわけです。こんなこと普通はないでしょう。そして、そのことに首相と首相夫人が関わりがあるというのが、この事件の明らかな構図なのです。 この森友学園に関連して、加計学園ということも言われはじめています。岡山理科大学の愛媛の獣医学部です。獣医学部と言えば、ペットですね。この問題の本質はペット業界にあるのかもしれません。 | |
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