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くる天
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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、爾来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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問題の核心は言論弾圧、民主主義の破壊 ?
[日本の政治]
2021年2月25日 23時48分の記事

本ブログ「リベラルの真価が問われ、リベラルの深化・進化が求められる」(2021年2月24日)で取り上げた渦中の内閣広報官・山田真貴子氏。同ブログ記事で、山田氏がスガ氏の意を受けて、NHK『ニュースウオッチ9』の有馬嘉男さんについてNHKに圧力の電話をかけたと報じられたことを書きました。しかし、本日の衆院予算委員会で山田氏はその電話をかけたことを否定したと以下の朝日新聞の記事は報じています。

「山田広報官、NHKへの電話を否定 『自ら履歴を確認』」(2021年2月25日 朝日新聞)

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この件について一方の当事者であるNHK、会長の前田氏もこの予算委員会に出席しており、このことについて「山田広報官から抗議の電話を受けた事実はない」(同上)と述べています。これが前田氏個人のことか、それともNHK全体のことかはこの記事ではよくわかりません。
因みに、このNHK会長の前田氏は、アベ人脈と以下のリテラの記事が報じています。実際、前田氏はアベ応援団の『四季の会』のメンバーですから、普通にアベ人脈、右翼人脈と考えます。そして、この前田氏がNHK会長に抜擢されたのは、NHKでの政権批判番組へのグリップを強化するためとリテラは報じています。

「NHK新会長に安倍人脈の前田晃伸みずほFG元会長が抜擢された裏! 官邸が前任の上田会長を『政権批判番組へのグリップ弱い』と首すげ替え」(2019年12月13日 リテラ)

NHK『ニュースウオッチ9』の有馬嘉男さんは、日本学術会議問題についてスガ氏に食い下がって質問したことで、政権批判となり、その後、アドリブの発言が禁止され、降板が危惧され、そして降板となったわけです。国民のためにしっかりと質問をしたにもかかわらず、一気に追い詰められてしまったわけです。
そして、この前田氏はNHKでの政権批判を許さないために会長になった人物と言うことですから、同氏の口から、有馬さんがスガ政権に対して甘くない態度をとって問題にされてしまったとされることについて、本当のことが出てこない可能性は当然、考えるべきことです。なにせ、場合によっては内閣広報官の山田氏と一緒にパージをしている可能性は十分にあるのです。
山田氏は、テレビメディアなどに対する言論弾圧が度々問題視されたアベ政権で首相秘書官として広報を担当しています。つまり、アベ政権での言論弾圧に関わっていた人物と考えます。さらに、NHK会長の前田氏は、NHK内の政権批判をおさえるためにポストについた人物と報じられているわけです。したがって、前田氏と山田氏は普通に言論弾圧ペアと考えるのが自然でしょう。したがって、この二人の国会答弁のどこまでが本当なのか、極めて疑わしく考えます。
この山田氏の言論弾圧問題、最初に報じたのはリテラではなく、昨年11月の週刊現代の記事「総理が怒っていますよ…官邸からNHKへの『クレーム電話』その驚きの中身」(2021年11月15日 週刊現代)なのです。その記事には、実は以下のように書かれています。


菅氏は官房長官時代にメディア、特にNHKに対してたびたび圧力をかけてきた。時にはそれがキャスターの降板や記者の人事にも影響したとされるが、実は安倍政権下で官邸入りし、菅氏のもとでメディア対策に従事したのが山田氏だ。

「総理が怒っていますよ…官邸からNHKへの『クレーム電話』その驚きの中身」(2021年11月15日 週刊現代)


繰り返しになりますが、アベ政権時代、同政権によるテレビメディアへの言論弾圧が頻繁に問題視されました。そして、この週刊現代の記事を観れば、この山田氏がその首謀者の一人あるということになります。恐らくテレビメディアへの言論弾圧の実行者はこの山田氏と考えます。私から言わせれば、山田氏は日本の言論を曲げたまさに極悪人と考えます。万死に値します。
この山田氏のNHK圧力問題についての予算委員会での答弁は、毎日新聞の記事「山田内閣広報官、NHK『ニュースウオッチ9』への抗議電話否定」(2021年2月25日)の方が詳しく報じられています。そのポイントは以下のものです。


さらに、立憲の後藤祐一氏から「NHKという会社に電話したとは限らない。NHKの記者、職員などNHK関連の方に電話したことはないか」と問われ、山田氏は「私の方でたまたま残っていた通話履歴をみたところ、NHK関係者に発信したという履歴はなかった」と答えた。
後藤氏が「携帯以外の方法、メールとか直接話すとか、他の手段を通じてNHK関係者に伝えたことはなかったか」と尋ねると、山田氏は「通告いただいてないので、確認してみたいと思うが、その日に直接NHKに出向いて誰かと話をするとか、そういったことはなかったと思う。メールも送った覚えはない」とした。
後藤氏が「メールだけでなくSNSなど、いろんな伝達手段がある。あらゆる伝達手段を含めて、NHK関係者、記者、職員含めて伝えたことがあるか、文書で提出してもらえるか」と重ねて追及すると、山田氏は「なかなか難しいが、ちょっと検討してみる。連絡を取っていないと考えているが、いずれにしても考えてみたい」とした。

「山田内閣広報官、NHK『ニュースウオッチ9』への抗議電話否定」(2021年2月25日 毎日新聞)


この山田氏による答弁は、NHKへの圧力電話は山田氏の携帯電話からのものと、山田氏が勝手に解釈して、通話履歴にはないと言っているに過ぎないのです。それを冒頭の朝日新聞のように、山田氏がNHKへの電話をしたことを否定というのはちょっと拡大解釈しすぎでしょう。これが朝日の本性かと思わざるを得ない記事です。
上記の毎日新聞の記事で、立憲民主党の後藤祐一氏が携帯以外でのコンタクトを言っていますが、それは当然です。そのことに対して山田氏は「通告いただいてないので」と、質問の事前通告がないからと言っているわけです。事前通告がどんなものだったかわかりませんが、上記の週刊現代の記事では『NHKへの一本の電話』としているわけですから、携帯電話と限定されているわけではありません。当然、有線の電話からの電話もあるわけです。しかし、そのことについて山田氏は、色々と言っているにも関わらず、実は何も答えていないのです。
また立憲の後藤氏の質問でも『電話』と言っているわけで、携帯電話からの電話と限定しているわけではありません。それは以下のYouTubeの映像で確認できます。

「【国会中継】山田内閣広報官を参考人招致「公務員の信頼残った」と陳謝 衆院予算委(2021年2月25日)」(2021年2月25日 YouTube)

であるのに、山田氏の答弁は携帯電話からの電話と勝手に限定し、その他の連絡手段を問われると事前通告がないからと言っているわけです。このやり取りを観れば、山田氏を好意的見て、すでに山田氏の思考は破綻し、まったく頭がおかしく、意味のないことを言っている、一方、悪く見れば、極めて悪質な答弁と言えると考えます。こういうごまかしの答弁を言っているものは、普通、ウソを言っていると私は観ます。皆さんはどうでしょうか?
ただ、いずれにせよ、山田氏についてこのように好意的に見るべきか、それとも悪く見るべきかのどちらであっても、もはや内閣の顔、政府の顔、国民の顔の内閣広報官として相応しくないのは明白です。それにこの予算委員会での答弁のやり取りのビデオを見ていて、この山田氏の能力はそもそも高くないと考えます。早く内閣広報官から降ろしてあげた方が彼女のためでしょう。これ以上やらせる方が可哀想というものです。

「問題の核心は言論弾圧、民主主義の破壊 ?」(2021年2月26日)へ続く。

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