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<国際情勢> 韓国大統領選挙
[日本の政治]
2022年3月11日 0時0分の記事

3月9日に行なわれた韓国大統領選挙の結果は、0.7%の差で韓国大統領に保守系の尹氏が当選しました。

「韓国大統領に保守系の尹錫悦氏、5年ぶり政権交代 0.7%差の接戦」(2022年3月10日 朝日新聞)

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本ブログ「《国際情勢》 北朝鮮のミサイル発射が意味すること」(2022年2月28日)「<国際情勢> 再び北風が吹かされる 北朝鮮のミサイルの意味」(2022年3月6日)などで書きましたが、保守系の尹氏のためにあれだけ『北風』を吹かせたのにリベラル(共に民主党)の対抗・李氏にたったの0.7%の差、24万7077票差です(韓国はどうかはわかりませんが、普通この票差だと不正選挙ということでもめることもあるかと思います)。
さらに言えば、第3の候補者である左派の沈氏が約80万票をとっていますから、左派系の李氏・沈氏の票数に保守系が及んでいないわけです。
これでは『北風』の効果はないとも言えますが、効果はあるのでしょう。ただ、現在の韓国では、あれだけ『北風』を吹かしたのに、韓国の大勢を動かすにいたっていないということなのです。ですので、必然、韓国の保守系は衰退期に入ったとみるべきです。もしかしたら、今回の保守系大統領が韓国では最後かもしれません。
上述のように左派系の李氏・沈氏の票数に及んでいない尹氏はこれからかなり大変だと考えます。韓国国会ではリベラルの共に民主党が与党ですから、新大統領の尹氏は相当つらい立場に立たされることは必然と考えます。早々にレームダックになる可能性が考えられますし、この尹氏の当選が韓国保守派の消滅を招くかもしれません。尹氏はそうとう妥協を余儀なくされる可能性があります。
ということなら、必然、これからも『北風』を吹かせ、尹氏を北朝鮮が助ける方向で動くことは容易に想像できます。その場合、『北風』はかなり強いものになるでしょう。天気予報のようですが。。。
今後、韓国はリベラルの方向で20年は大勢が動くと考えます。恐らく中国へのシフトが非常に強くなるのではないかと予想します。アベ政権時代に韓国への敵対姿勢がなければこのようなことにはならなかったでしょうが、このアベ政権時代の問題がこれからかなり大きくなると考えます。
1953年以来休戦して続いている朝鮮戦争は、東アジアの最大の問題です。文在寅大統領はこの朝鮮戦争を終わらせようとしました。トランプもまた同じです。
今回の韓国大統領選挙の結果、この朝鮮戦争がどうなっていくかと考えると、これまでの形(休戦)での朝鮮戦争は終わる可能性がかなり大きいと考えます。
この終わるということには、現状、考える上で3つの意味があります。1つは冷戦の一部としてあった朝鮮戦争が、冷戦ではなく熱くなる、つまり戦争が再開されるということです。この場合、朝鮮半島の人々の多くがなくなります。是非とも避けなければなりませんが、戦争屋バイデン(ハリス)の時代の尹氏はそういう可能性があると考えます。
そして、この場合、日本も巻き添えになる可能性があります。これもかなりの可能性で、現状では70%くらいかと考えています。
もう一つは南北統一。ただ、これは東アジアでの新たな火種になる可能性があります。良くない南北統一。
そして、最後のもう1つは、オンラインセミナー3月期で申し上げます。

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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

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先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

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◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐勇治(政治評論家) さん
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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