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平和国家確立(建設)の詔
[日本の政治]
2022年6月22日 22時48分の記事

本ブログ『善隣外交こそ日本の生きる道』(2022年6月20日)で、昭和天皇の平和国家確立(建設)の詔について書きましたが、そのことについて少し触れておきましょう。

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昭和20年(1945年)9月4日、第88回帝国議会開会式で、昭和天皇は「平和國家を確立して人類の文化に寄與(きよ)せむ」と平和国家確立(建設)の詔を出されその後、上皇陛下が昭和21年(1946年)元旦に書き初めで「平和国家建設」(画像)と書かれて、その流れは脈々と現在にまで至るわけです。昭和20年(1945年)9月2日、降伏文書に調印して正式に終戦したその二日後のこの昭和天皇の平和国家確立(建設)の詔から日本の戦後が始まり、その後の上記の上皇陛下の「平和国家建設」の書き初めを考えれば、当時の人々が一致して平和憲法を作り上げていき、それが今日までに至ることがよくわかります。

・ 「『平和国家』国内外へ訴え 戦争責任を意識か 天皇勅語」(2017年1月4日 朝日新聞)
※ 現在、記事は削除されています

そして、何よりも忘れてはならないは、平和を心から希求した先達は、戦争に関わり・苛まれ、現在の日本人より圧倒的に戦争について知る人々であったということです。その先人達が平和を希求して作り上げた平和憲法というものは、まさにリアリズムの発露であるのです。最近、平和である日本を平和ボケと揶揄する人たちがいますが、そのような人々には全くない本当の『リアリズム』がそこにはあるわけです。言い換えれば、平和ボケと揶揄する人々こそ、実は戦争を空想・美化するファンタジーにはまる本当の『平和ボケ』であるということです。
このような戦後日本、現在の日本の出発点を何よりも物語るのが、昭和天皇の平和国家確立(建設)の詔なのです。

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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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