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日刊ゲンダイの良い記事
[日本の政治]
2022年6月25日 23時52分の記事

以下の日刊ゲンダイの記事には、維新は『減税』といっているが、果たしてどうなのかということが書かれています。本ブログ『増税・国民負担増派(与党系)と減税・国民負担減派(野党系)との対立構造』(2022年6月23日)にも同主旨のこと書きましたが、以下の日刊ゲンダイの記事の切り口はとても良いものと考えます。

・ 『維新は減税と増税、本当はどちらをやりたいの? 幹部は「減税は無理」と明言【野党第1党を狙う 維新の野望と実情】』(2022年6月25日 日刊ゲンダイ)

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私としては、維新は新自由主義なので、増税しか考えていないと考えています。新自由主義というのは、大企業や大資本の利益のために制度を構築することがすべての目的なので、大半が労働者である主権者である国民の利益は、考えません。ですので、増税して国民から搾り取って、大企業・大資本を優遇する政策をするのは当たり前なのです。旧民主党も新自由主義だったわけです。
グローバリストで新自由主義のアベ政権も、インフレ政策を行なっている一方で、労働者の賃金はまったく上げる政策をしませんでした。だから、気がついたら韓国に抜かれているという惨憺たる状態になったわけです。物の値段を上げるインフレ政策をしている一方で、労働者の賃金を上げる政策をしないというは、本当にひどいもので、それはただ単に国民を苦しめるだけの政策なのです。無論、それは主権者国民を無視した政策なのですから、アベ政権は基本的に民主的な方向性をもっていません。
話しは変りますが、この日刊ゲンダイの記事はとても良いものですが、日刊ゲンダイのロシアについての記事はまったくメタメタでした。これは筑波大学の中村逸郎の影響が大きいのではないかと考えています。同氏はどう考えても素人にしか見えないのですが、同氏の命運は以下の記事にある同氏の分析がはずれた6月12日に終わっていると考えます。
日刊ゲンダイは、中村逸郎ではなく、孫崎享さんの知見をしっかりと受け止めていれば、かなりマシな内容の記事を書けたと思います。このことはとても残念に思います。日刊ゲンダイは国際問題に弱いのがとにかく難点です。

・ 『中村逸郎教授 プーチン氏が大統領職を退く可能性に言及「体調が悪い…6月12日に建国の日に」』(2022年5月22日 スポニチ)

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本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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